テレビ=地上波無料コンテンツを見るための装置
だった。
日本だけでも、約5,000万世帯に
1億台以上が存在している。
地上波無料コンテンツ以外の
テレビ画面で見られているコンテンツとしては
CS やケーブルの VOD がある。
たとえばスカパーの契約者数は
2010年4月で スカパー!とスカパー!e2 をあわせて350万件。
世帯数の1割に満たない。
NHK-BS でも 1500万件。
今後の数年は、この「画面」を誰が奪うか、
という争奪の時代になるだろう。
特に「無料コンテンツ」について、
誰が、コンテンツ企画、編集・配信するのか?
戦いの参加者は
地上波テレビ局 主要7局+系列局
衛星放送局? ほぼスカパー1社
ケーブル JCOM、他
ネット企業 Google, Apple, Yahoo, 各種ネットプロバイダ
10年後も「テレビ画面」はリビングに存在すると思う。
そこに、誰が配信する何が映っているのか?
それを制するものが、広告を制するとも言える。
現在の地上波の強さは、圧倒的な手軽さだ。
(NHKの受信料以外は)契約一切不要で
スイッチON + チャンネル選択、だけで済む。
だから、何か時間が空いたときに、ついテレビをつけて
流し見してしまうという習慣はなかなか抜けない。
今後も、有料コンテンツが無料コンテンツの消費量を
越えることはありえないだろう。
Cell REGZA のような試みもあるが、
チャンネルメタファーも
当分は無くならないような気がする。
地上波コンテンツの代わりに(あるいはそれに加えて)、
ネットコンテンツ、たとえば YouTube から
作られたチャンネルを流し見する
という可能性は以前から言われていて、
秋に出るという Google TV も無料部分は
そういうものではないかと思うのだが、
これがどれだけ普及するかは
ひとつの鍵になりそうだ。
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