日々の寝言~Daily Nonsense~

死があってこそ進化があるのだが・・・

JALはいちおう救済されるようだが、
穴吹工務店は倒産した。

今回の事業仕分けで、
いくつかの法人は
実質清算になるのだろう。

明治維新に匹敵するような
100年に一度の大改革の中で、
今後も多くの倒産や法人の
取り潰しが起こるのだろう。

死があってこそ
進化があるのだから、
役割を終えた、あるいは、
病気になっている組織が死ぬことは
やむを得ないことだ。

むしろ、今まで、公共工事や公的調達
によってゾンビのように生きながらえて、
人材と資源をロックインしてきたことが
日本全体の衰退を招いていることは
JAL の例を見ても明らかだろう。

進化しつづける世界においては、
同じ場所にいるためには、
動き続けなければならない。

しかし、組織の死が
そこで働く人の死にならないように、
ケアをする必要はある。

高給を取り、組織経営に責任のあった役員は
まあどうでもよいとしても、
現在の経済状況の中で、職場を失ったり
年金が減額されたりする人々については、
なんらかの対策が必要だろう。

事業仕分けしている人たちも、
自分たちが下す決断が、
どういう意味を持つのかを自覚していれば、
もう少し苦渋の決断という形を
取るのではないかと思うのだが・・・

今日やっていた歴史ヒストリアでは、
上杉家の米沢移転のときに、
家臣の給料を1/3 にした兼継は、
自分の給料を 1/12 にしたと言っていた。

一方、現在の日本では、
死屍累々となるべき改革の最高責任者が
何億円もの偽装献金をして恥じることなく、
仕分けをしている議員たちにも、
自分たちの給料や国会の経費をまず第一に削減するなどの
気持ちが全く無さそうのは残念なことだ。
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