ハンマースホイが取り上げられていた。
今世紀はじめ頃を生きた
デンマークの画家。
今、西洋美術館で回顧展が行われている。
ずっと気になっていたのだが、
行きそびれていた。
静謐で、どこか不条理さを感じさせる風景は、
タルコフスキーの映画や
キリコの絵などを連想させる。
フェルメールからも影響が見られるそうで、
北欧のフェルメールと呼ばれることもあるそうだ。
表面的な画風はかなり違うように見えるのだが、
「空気」、「雰囲気」を描く、
という点では共通性があるのかもしれない。
普段は見えていない、感じていない
「空気」を感じさせる絵。
がらんどうの、しかし、
なぜか寒々しくはない部屋が、
とても懐かしく感じられるのは何故だろう。
ここには何か、
大切に覚えておきたいものが
描かれているような気がする。
展覧会は12月7日までやっているそうだ。
時間があればぜひ見に行きたい。
しかし、この展覧会のWebサイトは、
ごちゃごちゃしていて良くない。
フラッシュで無駄に重くするのはやめてほしい。
ブロードバンドの世の中とはいえ、
最近は、モバイルで見る人も多いのだし。
フェルメールの「宮廷画家」などもそうだが、
ハンマースホイが描いた部屋を3Dで見て
なにが面白いのか、よくわからない。
その一方で、展示作品リストを
見つけるのにも苦労する。
余計なことをしないで、
基本的な情報をきちんと見せてくれれば
それでよいのだが・・・
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