――― 知的財産を活用 経営革新の支援・コンサルティング ―――
『矛盾なく分かりやすい図面』
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です.
私が行うコンサルティングは、ビジネスに繋がる知的財産の創出・活用に関するものです。
とはいえ、特許出願に関するご相談が多いのも事実。
今日は、『 図面 』 についてお話しします。
私:『 特許出願の書類は誰に読んでもらいたいですか ? 』
相談者:『 審査官です 』
10人中、8,9人は 、『 審査官 』 と答えます。
もちろん、この答えは正しいです。
私:『 他にもいませんか ?』
相談者:『.....』
私:『何のための特許出願ですか ?』
相談者:『 アイデアを真似されないように 』
私: 『 真似されたら、どうします ? 』
相談者:『 裁判をします 』
私:『 とするなら、裁判官も読みますね 』
相談者:『 なるほど... 』
審査官も同じですが、裁判官は、始めてその特許出願の書類を読むことになります。
発明を理解してもらうために図面はとても大事。
発明者がお持ちになった図面だけでは発明がよく分からないことがよくあります。
相談者:『 この図面では分かりにくいが、○○○に特徴があります 』
このような図面だけでは、説得力ある明細書を書くことはなかなか難しい。
弁理士から図面の追加を求められた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
やはり、矛盾のない分かりやすい図面があるからこそ、明細書を書く弁理士も、それを審査する審査官も、さらに、真似されたかどうか判断する裁判官も、発明内容を正しく理解できるのです。
今日もお読みいただき有難うございます。