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『種苗法』と知的財産マネジメント
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
昨日(1月26日)の東京農工大学MOTにおける講義。
『環境技術知財戦略論』の中で種苗法について議論しました。
2005年に発覚した山形県のサクランボ『紅秀峰』の穂木持ち出し事件。
これは、無断で持ち出された穂木がオーストラリアで増殖され、出来たサクランボが日本に輸出されようとした事件。
この事件から何を学ぶべきか?
受講生から面白い提案が出されました。
一つは、穂木にICチップを埋め込み、流出を監視するとともに流出した場合の追跡に活用する。
もう一つは、開発する新種を、特定の肥料との組み合わせでのみ育つようにする。
仮に、新種の穂木が持ち出されたとしても、特定肥料の管理をしっかりしておけば他所で増殖されることを防げる、というもの。
種苗法などの制度を整備し関係者や農家の方々を教育することは当然。
その上で、知的財産の創出と使い方に工夫を凝らすという考えは傾聴に値すると思います。
『知』を使う『知』が必要だ、ということです。
今日もお読みいただき有難うございます。
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