”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

何のために意匠権を取得するのか?

2010-03-26 06:38:57 | デザイン意匠

――― 知的財産を活用して経営改革 ―――


おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

本日は、「何のために意匠権を取得するのか?」について解説します。


▲デザイナーや中小企業の強い味方 意匠法


意匠権を取得するためには、意匠登録出願を行う必要があります。

では、何のために意匠権を取得するのでしょうか?

知財経営コンサルティングの中で私は、たとえば、次の点を強調します。

(1)プロダクトデザイナーのインセンティブとして働きます。

   依頼者から喜ばれ、また、社内評価が高まります。意匠権があることにより顧客の
   信頼を得やすくなります。

(2)競合他社への抑止力として働きます。

   意匠権取得により競合他社はその意匠と同一又は類似の意匠を施した製品を売れな
   くなります。

   いわゆる総直的なデザインだけではありません。機械部品なども意匠登録されれば
   抑止力が生まれます。


(3)自分の創作であることを主張することができる。

   登録された意匠は意匠公報に掲載される。創作者(デザイナー)や権利者の氏名
(この点もデザイナーのインセンティブとして働く)や出願人の名称のほか、出願日等も
   併せて掲載されます。

デザイナーの皆様、中小企業経営者の皆様。意匠権は強い味方です。有効に活用してください。


▲株式会社グリーンアイピーはCSFに出展します
▲新井信昭が2010年7月16日にCSF知財経営セミナーを行います


知財経営プロデューサー 新井信昭 弁理士
株式会社グリーンアイピー公式サイト   http://greenip.co.jp/

〒108-0014 東京都港区芝5-13-11 第2二葉ビル601
info@greenip.co.jp

Copyright:© 2010 GreenIP All Rights Reserved.
(文章・画像の著作権はグリーンアイピー新井信昭に帰属します)

【ブログポリシー】
知財経営(知的資産経営)にプラスになる情報を毎朝執筆します
顧問先・クライアント企業等、守秘義務のある特定情報は執筆しません

最新の画像もっと見る