未明のハナシやけども…
何気無くテレビを灯けたら
一昨年のJR福知山線の脱線事故で
奇跡的に一命を取り留めた女性を追う
ドキュメント番組が放映されてた。
運び込まれた時に、医師から家族に告げられたコトバは…
「脳の損傷が激しいので、覚悟しといて下さい。」
っちゅうモノやったらしい。
そこから、生き抜く為の闘いが始まった。
最初は、リハビリを嫌がってた。
「どうでもええねん!」
っちゅう風に口走り乍ら差し伸べた手を振り払い
歩行訓練も、差し出された食事も拒んでた。
食事を拒むのは事故の時に
クチに多量のガラスが入り、飲み込むと死に至ると
必死に辛抱してたのが原因としてあるっちゅうコト。
病院に入院してる最中
夜中にカラダを掻きむしるのが酷いっちゅうコトで
腕をベットに縛り付けられてたそうで
ある日、腕が鬱血する程の状態になったそうで
家族の方が自宅に連れて帰るコトを決意した。
自宅での介護生活が始まった辺りから
徐々に変化が表れ出した。
頑に拒み続けた食事を飲み込む様になったり
人に対して笑顔を向けたり、家族の方に対して…
「ごめんね。」
「ありがとう。」
っちゅうコトをクチにする様になった。
この番組の取材に当たった記者の女性に対しても
初めは拒み続けてたケドも、徐々にココロを拓き始め
番組が佳境に差し掛かる辺りでは常に
「ありがとうございます。」
っちゅうコトをしきりにクチにしていた。
現実実際問題、元の状態に戻るっちゅうのは
かなり難しいと思うケドも
現状でも驚く程の回復力である。
せやけども、本人はそれでは得心出来ん。
"元に戻す"
っちゅう、コトにこだわり更なる回復を目指してる。
「事故に遭うてから出会ったヒトが
誰が欠けても今の自分は無かったと思う。」
しっかりした口調で感謝のキモチを述べる彼女。
何事に対しても歩みを急ぎ
結果にこだわり過ぎて、早い決着にこだわるワシ。
アカンのは理解ってるケドも
ヒトより劣り遅れてるコトに対し劣等感を抱き続けてる。
それだけに早く駆け抜けたい。
そんな考えを持ち続けてるワシに
ある種の"羅針盤"を授けてくれた様な気がした。
例え、マイナスまで下がり続けても
歩み始めたら、ゼロにも戻せるし
一歩一歩進むコトも出来るんやなぁ…と。
その都度、考えさせられるんやけどもなぁ…(反省)
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