未明のハナシ。
寝る前にテレビを点けてたら
終末期医療に関わるドキュメント番組をやってた。
「患者さんの意向に添う食事を…」
っちゅう考えの元で治療・看護を
進めてるホスピスのハナシやった。
その中で、"お好み焼"を希望した患者さん。
お姉さんの焼いたお好み焼が想い出に遺ってる
っちゅうコトで、チョイスしたそうな。
そこには、ホテルのショフを歴任された方が
調理師として、常駐されてる様で
当然、一般的に好まれる"ふんわり"として
こんもり膨らんだ状態で焼けたモンを出されたんやケドも…
「イマイチやなぁ…。」
彼の好みとしては、夜店で出て来る様な
平べったい庶民的なモンらしい。
それ、ワシにはよう理解る!
今は当然、ふんわりと大きく焼けたモンを好む。
せやケドも、ペタペタで固くカリカリと焼けたモンに
ワシにも忘れられん想い出があるさかいに
そのヒトが云うてるコトが理解る。
ムカシ、家でお好み焼を焼く時
親父が"鉄板奉行"になって、ものごっつい数を焼いてた。
翌日も朝食やおやつに食える位やった。
そのお好み焼が、親の敵の様に
"こて"でペッタペタに押さえて
空気を抜きまくり、縁がカリカリになるカンジの
どっちかっちゅうたら、"こんがり"焼けたモンやった。
ある時、キャンプで同じ様な焼き方をした時に
「おかしい」と指摘れるまで、"ふんわり"っちゅうのが
世間的には好まれるってワシには理解らんかった。
喰て貰う前に要らんて云われて
逆に悲しかった位である。
その時に…
「たしかに、あそこはデカくてボリュームがあんなぁ…」
っちゅう風に、ばぁちゃんによう連れて貰てた
行きつけのお好み焼屋の焼き方がアタマに浮かんだ。
それからはワシが焼く時も、極力"こて"を使わん様になった。
せやケドも、この番組を視て
久々に親父が焼いてたお好み焼が喰いたくなった。
なつかしいなぁ…。
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