に加えて登り勾配であることが条件になる。そこでは蒸機は力行運転でドラフトの音を響
せ激しい排煙を伴ってきて、蒸機の力強さをみせつけるからである。このような場所はほ
ぼ線によって決まっていて、中央西線の場合は鳥居峠近辺であった。ここは薮原駅と奈良
井駅のほぼ中間でトンネルの前後がポイントとなる。列車は薮原をダッシュで出発して最
後の登りにいどむ。しばらく、この鳥居峠付近のフィルムを載せてみる。
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鳥居峠の奈良井側を登ってくる貨物(1968年2月)
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こんどは重連でのぼってきた。(つぎの客車とも1968.2の撮影)
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