こころ
「 THE SAKURA 」
さ く ら
ひとひら
優しく 憂いしきいろにて開く
さくら花 一輪
こころ 妖艷に染めあげる
ふたひら
ふたひら
ほんのり 春の風なびかせて
舞い踊りつつ さくら 二輪
遠き地を重ねて 観詣でる
さんひら
さんひら
さんひら
静かに こころ 和みて
清らかな水面に漂う さくら花 三輪
見つめるひとみに
乙女の祈り 奏でよう
よんひら
よんひら
よんひら
よんひら
荒い風に舞い降りて
地に咲く さくら花
地上にて 二度さくらと息づく
いとおしいまでに
手に掬う こころ桜と咲く
いつひら
いつひら
いつひら
いつひら
いつひら
薄紅彩の 春みたり
惜しみて 竪琴( ハーブ ) 爪弾かん
彼方を想いて
夢 ひと夜に誘う夜さくら
華やかに咲き誇る