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私自身の喪失体験から、グリーフケアに関する情報を発信して参ります。

死別 その苦しみには終わりがあります

2023-10-04 20:38:45 | グリーフケア
今回はユーチューブ動画の

死別 その苦しみには終わりがあります
より文字起こしでお届けします


魂が成長するクリフケアセラピーを行っているグリフケアカウンセラーのあやです。

LINEに友達追加をしていただいた方へ、死別を早く乗り越える人と、
そうでない人との違いについて、詳しく解説した動画をプレゼント
しています。
ぜひ、友達追加をして動画のプレゼントをお受け取りください。
今回の動画では、死別の経験による途方もない苦しみでも、
必ず終わりが有るという事について、私自身の経験を基にお話しして
行きたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

私は夫をガンで亡くしているんですけれども、死別の経験というのは、
それまでの人生で経験したことがないほどの、とてつもない苦しみでした。
立ち直った今でも、もう二度と同じ経験はしたくないという気持ちは
変わりません。
流れる涙は血の涙のようだと感じるほど、只々苦しみで一杯でした。
全世界が色褪せて、何を見ても、悲しく白けて居て、生きること自体が
只々、罰ゲームのように感じて、全く生きる意味を見出せないと感じる
ほどの悲壮感で、一杯でした。


どんな言葉も、その時の気持ちを完璧には表現することが出来ないと感じ
るほど、果てしない悲しみを感じていました。
生きるということが、只そのまま苦痛でしかないと感じていたので、
残りの人生をどうやり過ごすか、ということばかり考えていました。
そんな状態の中、立ち直って穏やかに暮らせる日々が来るとはとても
思えませんでした。あまりにその苦しみが大きかったので、そこから真剣
に死別の苦しみから抜け出す方法を探り始めました。

必ず乗り越える方法があるはずだと信じていろいろなことを試しました。
心理セラピーや、苦しみを手放すワークなど、効果がありそうだと思える
ことはどんなことも試してみました。そのような努力の甲斐があって、
死別から約1年と8ヶ月ほどでやっと死別の苦しみを乗り越えたと思える
境地に達することができました。

私が現在行っている魂が成長するグリーフケアセラピーの中で、皆さんに
実践していただいているワークやセラピーなどは、当時の私自身は全く知
らなかったことなので、もしも当時の私が死別直後からそれを行うことが
できていたらもっと早く乗り越えられていたことと思います。
このように乗り越えたと思える境地に達した後は、私がそれまで強く感じ
ていた、悲しみや罪悪感が完全に消えてしまったのかというと、全くそう
いうことではありません。

悲しみや罪悪感がふと湧いてくることは今でもあります。ですが、そこに
は苦しみがないというところが、死別を乗り越える前との大きな違いにな
ります。死別を経験した方の多くは、死別による悲しみや寂しさが消える
ことは絶対にないだろうと感じて、絶望していると思うのですが、確かに
それらのネガティブな感情は完全に消え去るものではありません。ですが
、そもそもそれを消し去る必要はないんですね。

悲しみや、寂しさや、罪悪感のようなネガティブな感情が湧いてきても、
そこに苦しみを感じなくなってしまいさえすれば、そこには全く何の問題
もないからなんですね。私たちが実はどうにか逃れたいと感じているもの
は悲しみそのものではなくて、悲しみと呼ばれるようなネガティブな感情
とともに感じている、苦しみの方なんですね。その苦しい感覚というのは
ネガティブな感情を受け入れるという段階に達した時には、必ず消えてい
きます。苦しみがあるのに苦しくないという境地に達することができると
いうことなんですね。その時悲しみを感じながらも、同時に個人への愛や
感謝で満たされるという感覚を感じることさえできます。

これは私にできて、他の人にはできないということではなくて、誰にでも
できることです。その方法というのは簡単に言うと、ネガティブと呼ばれ
る感情を、なんとかコントロールしたり、抑え込もうとするのではなくて
、それらをあるがまま、そのまま認めていくということになります。そし
て、このような方法というのは、すでに出している他の動画の中でもお話
ししていますし、これからも様々な角度からお話ししていきたいと思いま
す。ぜひ、繰り返し動画をご覧いただければと思います。

私が皆さんにお話ししている、死別を乗り越える実践というのは、皆さん
の今までのあり方と、反対のあり方へをシフトさせていくような内容にな
るので、一度話を聞いて頭でわかったと理解したとしても、実は本当には
理解できていないことがほとんどです。ですのでぜひ、繰り返し動画をご
覧いただければと思います。私が行っている魂が成長するグリーフケアセ
ラピーでは、最速で死別の苦しみを乗り越えていくために、苦しみを手放
していく簡単なワークの実践や、イメージセラピーを通して最速で死別の
苦しみを乗り越えていくサポートを行っています。たった数ヶ月で当初と
は比べ物にならないくらい軽くなったというお声をたくさんいただいてい
ます。早く死別を乗り越えていきたいと考えていらっしゃる方は、ぜひお
試しカウンセリングにお申し込みください。


ここからは運営者の感想です

如何ですか、やはりがんでご主人を亡くされたんですね。 私も当時の事が
走馬灯のように頭を巡りました。あの辛い闘病生活から死別までの辛い感情
が蘇ってきました。 でも、このあやさんは本当に精神的に辛い時に、
そこから真剣に死別の苦しみから抜け出す方法を探り始めたのですから、
本当に 凄いの一言です。皆さんは如何ですか?
グリーフアドバイスのサイトでは、このユーチューブ動画へのリンクも貼っています。
ぜひ、一度お立ち寄り下さい。

最近評判になっているChatGPT(チャットジピィティ)のグリーフアドバイスを 取り上げました。

2023-07-22 03:13:22 | グリーフケア
最近評判になっているChatGPT(チャットジピィティ)のグリーフアドバイスを
取り上げました。ChatGPTはAIが答えるチャットシステムですが、私はこのChatGPTにこう質問しました。(愛する人を亡くし寂しい時は、どうすればいいのですか?)
不謹慎だとは考えないで下さいね。

私が考えたのは人間の喪失の悲しみをAIがどのように答えてくれるかと思ったからです。これからの時代はAIを抜きには語れませんよね。そのAIに人間の考えとは異質のどのような答えがでるか、また、AIの答えの中に参考になる答えが導き出せるのかと考えるからです。
では、そのAIの答えをご覧下さい。

ここよりAIの回答です。
愛する人を亡くすという経験は非常につらく、寂しい気持ちに襲われることは自然なことです。このようなときは、以下のような方法を試してみることで心のケアを行うことができます。

悲しみを受け入れる:悲しみや寂しさは自然な感情であり、それを感じることを否定せず、受け入れることが大切です。感情を抑え込むのではなく、自分の心に素直に向き合いましょう。

サポートを求める:一人で悲しみを抱え込まないようにしましょう。家族や友人、信頼できる人に対話を求めることで、気持ちを分かち合うことができます。

儀式や追悼の場を持つ:故人への思い出を共有し、追悼の場を持つことで、心の整理をすることができます。故人への感謝の気持ちを形にすることで、穏やかな気持ちになることができるかもしれません。

自分を大切にする:悲しみの中でも、自分自身を大切にすることが大切です。適度な休息をとったり、好きなことに時間を割いたりすることで、心身のバランスを保つことができます。

専門家のサポートを受ける:悲しみが長期間続く場合は、心理カウンセリングやサポートグループに参加することを考えてみてください。専門家の助けを借りることで、感情を整理する手助けをしてもらえるかもしれません。

日記を書く:感情を整理するために、日記を書くことを試してみてもいいでしょう。自分の気持ちや思いを文字にすることで、気持ちを整理することができます。

新たな興味や趣味を見つける:少しずつ新たな興味や趣味を見つけることで、気分転換を図ることができます。新しい活動に取り組むことで、心に活力を与えることができるかもしれません。

悲しみを癒す過程は個人によって異なります。自分に合った方法を見つけ、少しずつ前に進むことを大切にしてください。時間をかけて心の傷を癒し、故人をいつまでも心に大切にし続けていくことが大切です。

AIの回答はここまで
如何でしたか、人間の答えと全く変わらないですよね。当然と言えば当然かもしれません。なぜならAIと言ってもデータの収集はインターネットの世界からAIがデータを集めるだけですから。当然ですよね。

https://griefadvice.com/
グリーフアドバイスのサイトでは、グリーフケアに関するコンテンツを掲載しています。
一度お立ち寄り下さい。

大切な方を亡くされたあなたへ

2023-06-10 15:03:31 | グリーフケア
今日はユーチューブ動画より
武田正文の仏心チャンネルの
大切な方を亡くされたあなたへを取り上げました。

本日のテーマは大切な方を亡くされたあなたへ
ということで、大事なご家族、お友達、恋人など
死別され、お別れになってしまった方いらっしゃろーかと思います。
お坊さんの話が聞いてみたいと思われる方の中には、
こうした、大事な方を亡くされたときにどのように考えればいいのか、
そういった思いでお坊さんの番組をご覧になっていただいている方もおられるのでは
ないでしょうか。本日は大事な方を亡くされた時の
私たちの心について心理学と、仏教から少しお話しさせていただこうかと思います。


心理学の分野ではグリーフケアということがなされています。
大事な方を亡くされた時の悲しみ、悲嘆をどのように考えればいいのか、
それについてさまざまな研究がされています。
大事な方を亡くされた後、私たちの心は大きく揺れ動くわけです。
大きなショックを受け心と体に変調をきたすわけです。
気持ちが明るくならない、体調が悪くなったり、食欲がなかったり、
眠れなくなったり、突然に涙が出てしまったり、いろいろなことが起こるわけです。


そうした悲しみを抱えている方にグリーフカウンセリングといって、その悲しみを穏やか
に話しをしていただく、その中でゆっくりと受け入れてもらうということも
心理学ではなされています。
しかしながらいくら話しても、いくら話しても、なかなか
大切な方を亡くされた悲しみは癒えなかったりするわけです。
その中にはいろいろな思いがあるのではないでしょうか。
特に気になるのが亡くなられた方が今どうなっているのか、
そのことについて気にしておられる方も少なくないと思います。


私たちのお寺は浄土真宗のお寺でございます。
真ん中におられる仏様は、阿弥陀如来という仏様になります。
阿弥陀如来様のお救いの働きは、2つあると言われております。
一つ目は、先に亡くなられた方をお浄土の世界に連れて行ってあげて、
そこで、仏様にして下さると、こう言われています。
お寺の前方一段高くなっている所を内陣とお呼びしますが、
ご覧になっていただければ大変美しい世界が想像されています。


この内陣は仏説阿弥陀経というお経をもとに、お浄土の世界がこういう風な形であろう
と、想像して作られているのが、内陣でございます。先に亡くなられた方はこうした美しい
世界に行き、そこで仏様になられ、これから先は仏様として私たちのことを見守ってくださる訳です。
そしてもう一つ、阿弥陀さまのお力には、亡くなられて仏様になられた方を、今こうして残されている
私たちのところに、返してくださるという働きがあると言われています。
皆さんも先に亡くなられた方のことを思い、色々な思い出にふけったり、
こういう時にあの人がいてくれたら、こうやって言ってくれただろうなと、
色々な想いが蘇ってくるのではないでしょうか。


そういった折々には、仏様が私たちのところに来てくれて、私たちにいろいろ声をかけて
くださっているのかもしれません。
一番寂しくなる気持ちになるのは、亡くなってしまうと顔が見えなくなる、
そしてお話ができなくなるということがある訳です。
私たちが手を合わせ、南無阿弥陀仏と申しますのは、
声の仏様となって私たちのところに来てくださっている訳です。
南無阿弥陀仏というのは、私たちが仏様に感謝の気持ちを届けたい、
そういう思いとともに、仏様が私たちのところに届いてくださっている、
そういった思いが込められているお念仏でございます。

大切な方を亡くされた方は、なかなか自分の気持ちに整理がつかない
そういった方もあろうかと思います。
心理学で考えると、私たちの心が整理がつかないというのは、
仕方がないことでもあります。私たちはお見送りすることを、
お通夜や葬儀を通し、その儀礼の中で徐々に心の整理をつけて
いく訳です。その後の法事、一周忌、三回忌、七回忌と続きます。
数年おきに続く法事も、定期的にその方思い出し、
私たちの気持ちを整理をつけるわけです。


そしてこの法事、お葬式、その中では先に亡くなられた方が
私たちに今、命を大事にしてください。
人間の命には終わりがある、だからこそ周りの人と優しく、
幸せに過ごしてくださいねということを、私たちに気づかせてくださるためのご縁で
ございます。悲しい気持ちを抱えながら生きていくのは大変辛いことです。
そして時々思い出した時に、また調子が悪くなることもあります。
しかしながら、そういった姿を仏様は大丈夫だよと。
悲しいのも仕方がないけれども、私たちはきちんと見守っている。


そしていつの日か、皆さんが同じように命亡くなられたときには
お浄土で待っておりますので、またお会いしましょう。
今、一生懸命生きておられる姿もきちんと見ております。
お念仏をしておられるときには、すぐそばにいるのでしっかりと頑張って生きてくださいね。
ということを、仏様はおっしゃっているのではないでしょうか。
この仏心チャンネルでは、仏教や心理学、私たちが悲しい時、苦しい時、
どのように考えていくのか少しずつご紹介していこうと思います。
ご質問やこういった話が聞きたいというリクエストが、
ございましたらコメントをいただけると嬉しく思います。
またお参りいただける方はチャンネル登録をよろしくお願いします・
それではまたのお参りをお待ちしております。
武田正文の仏心チャンネルまたのお参りをお待ちしております。
チャンネル登録よろしくお願いします。
引用ここまで

ここよりグリースアドバイス運営者のコメントです。
如何でしたか、私は、下記の文言がこころに残りました。
「そしてこの法事、お葬式、その中では先に亡くなられた方が
私たちに今、命を大事にしてください。
人間の命には終わりがある、だからこそ周りの人と優しく、
幸せに過ごしてくださいねということを、私たちに気づかせてくださるためのご縁で
ございます」
このような語りを言えるのは、やはり仏心のある方の発言だと思います。
このように言って貰えると本当に心が安らぎませんか。私は本当に
そうだねと、納得しました。
私のサイトには、今回のユーチューブ動画へのリンクを貼っています。
お時間がありましたら、一度お寄り下さい。お待ちしています。
グリースアドバイス運営者  深井

喪失とトラウマが引き起こす症状

2023-06-01 16:38:19 | グリーフケア

喪失とトラウマが引き起こす症状

(引用ここから)
症状1,
失ったモノを思い出して辛くなる。
大切な何かを失ったり、トラウマになるような体験をしたとき、
まずやってくるのは心の苦しみです。
まともにものが考えられなくなり、食事や入浴など当たり前の作業も困難になります。
こうした苦しみの中で、私たちは多くの初めてを経験します。
あの人を失ってから初めての食事。あの事件が起こってから初めて一人で過ごす夜。
このような日々は長ければ数ヶ月続きます。
もう戻ってこないと思うと目の前が真っ暗になり、深い悲しみに襲われます。


しかし悲しみは病気ではありません。
正常な心の働きです。焼き付くような痛みも時間と共に薄れていきます。
時間は回復に欠かせない要素です。
大抵は半年ほどで最もつらい時期を受けますが、
傷の深さや生活の影響度によっては、それより長くなります。
いつまでたっても立ち直れない場合、喪失とトラウマに人生を支配される危険があります。
以前を楽しかったはずの物事にも、興味が亡くなり悲しみと痛みが心を埋め尽くします。
過去の体験に閉じ込められ、人生が停止してしまうのです。


症状2、
自分が何者かわからなくなる。
喪失やトラウマを経験すると、
それまでの現実が一気に覆されます。
ときには自分という存在が根本から揺らいでしまうこともあります。
喪失やトラウマを体験した人の多くは、アイディンティティの再構築を迫られます。
例えばそれまで会社人間だった人が職を失う、
運動好きだった人が進退能力を失ってしまう、
そんなときはいったん立ち止まり、自分を見つめなおす必要があります。
今の自分には何が大事なのか何をすれば、自分らしさを取り戻せるのか。
それが見つからなければ心の穴埋まりません。
自分が何者なのか分からないまま失ったものの大きさに打ちひしがれ、
世の中をさまよい続けることになるのです。


症状3,
世界がわけのわからない場所になる
世界を理解したいと思うのは人の基本的な欲求です。
わたしたちは自分なりのやり方で、世の中な仕組みを理解しています。
何を信じ、世界をどう解釈するかによって、人の行動は変わってきます。
ある人は、神の意思が世界を動かしていると思っていますし、
別の人は、因果応報がこの世の理だと思っています。
あらゆることには理由があると思っている人もいれば、
全部ただの偶然だと思っている人もいます。


世界が公平だと思うか、不公平だと思うか、
努力は報われると思うか、意味だと思うかは、すべて人の世界観が決めることです。
そうした認識の枠組みを創出やトラウマ体験は根底から揺るがします。
それまで信じていた世界が崩れ去り、訳の分からない世界になぎだされるのです。
答えの出ない問いが頭から離れなくなり、思考は同じところをぐるぐると回り続けます。
なぜあんなことになってしまったのか、あの時自分がこうしていたら何かが変わっていたのか、
大抵は半年ほどで自分なりの落とし所が見つかりますが、何年経っても答えが出ないこともあります。


過去に起こったことが消化できなければ、新たな現実を生きることはできません。
それを防げるためには、なるべく早いうちに新たな世界観構築をすることが大切です。
起こったことを受け入れ、それを含めて世界を見ることができれば、無数のもしもも徐々に
消えていきます。
手当は、早いほど現実への適用も早くなり、心的外傷後ストレス障害に苦しむ危険も減少します。

喪失トラウマの対処法
対処1,心の痛みを和らげる
話すことが癒やしにつながるとよく言われますが、話さない方がいいこともあります。
脳科学の研究によると、私たちは思い出すことによって記憶を少しずつ書き替えているそうです。
心の痛みが癒えない段階で詳細に思い出すというやり方は、出来事の記憶と心の痛みをセットにして
頭に書き込んでいるようなものであり、元になった出来事を思い出すたびに強い苦しみを味わいます。
話すこと自体が悪なのではありません。
話したいときは好きな時話すがいいです。ただし、話したくない人に、喋らすの危険です。


話したくない人たちは、話さないことによって気持ちをうまく処理している可能性がある
からです。大切なのは自分の気持ちを無視しないこと、話したいと思えば話、
話したくなければ話さなくていいのです。話したいのに身近に話せる相手がいないなら、
なくなった人に手紙を書くという方法もあります。
生きているうちに伝えたかった想いを言葉にすれば、気持ちがいくらか落ち着きます。
どんなやり方を選ぶにせよ焦りは禁物です。心の傷を癒すための一番の薬は時間なのです。


対処2,
悲しみから意味をつかみ取るステップ3
耐えがたい経験から、うまく立ち直るためには辛い経験を人生の中に正しく位置付け、
そこから自分にとって大事な意味を読み取ることが不可欠なのです。
意味づけのプロセスは、理解の段階、工程の段階に分けられます。
理解とは起こった出来事を、人生の枠組みの中にうまく配置し、
筋の通った説明を見つけること。工程とは、辛い出来事の中にも、少しでもポジティブな面をつけること。
例えば、人生の有難目に気付いた、人生でやりたいことがわかったなど、
気づきを得ることができます。


工程のプロセスは、回復がある程度進んでから始まります。
ステップ1,
どのようにではなく、なぜを問う。
心の傷を残すような出来事が起こると、その場面を何度も思い出してしまいます。
このループから抜け出すためには、思い出すときの考え方を少しだけ書いてみましょう。
どのようにと考えるのはやめて、なぜと考えるのです。
するとあなたの側面が見えてきて、出来事の本当の意味に一歩近づくことができます。
なぜという介は私たちの知恵を広げます。
バラバラだった物事がつながり、より豊かな文訳で事態を整理するようになります。
単に被害者として悲しむのではなく、その意味を主体的に考えられるようになるのです。


ステップ2,
もしもこうだったらと考える。
嫌な事が起こったとき私たちはもしもこうだったらと考える傾向があります。
こうした思考は一見ただの現実逃避に見えます。
しかし科学的には有用であることがわかっています。
もしもを考えることは、現実逃避ではなく、そうなるべくしてなったと納得するための大事
な一歩なのです。なぜかというと、同じようにもしもという考えは抽象的な思考を必要とします。
物事の間に、慣例を探し様々な側面を分析しより大きな視野で現実を捉える作業です。


堂々巡りの思考を打ち破り、新たな理解に到達する第一歩になるのです。
そのためのコツは、いい可能性だけではなく、悪い可能性を考えるということです。
こうしていたらあんなことは起こらなかったと考えるだけではなく、
もしもこうしていたらもっと酷いことになっていたと考えるのです。
このつの思考を組み合わせることで起こってしまった現実を人生にうまく位置付ける
ことができます。


ステップ3,
教訓や今後に生かせる何かを見いだす。
どんな耐え難い体験も終わってみれば何かを与えてくれます。
喪失やトラウマ体験に意味を見いだすためには、そこから学べる教訓や今後に生かせる
何かを見つけることが大切です。
それは簡単なことではありません。それでも何か得られるものが見つければ自分のやる
べきことがわかり、人生の確かな手答えが生まれます。
次回は好奇心の期待方についてお届けします。
お楽しみに
最後までご視聴いただきありがとうございました。

引用はここまで

ここからは運営者の感想です。
私自身も喪失によるトラウマを抱えています。
今でも、時折、何の前触れもなしにトラウマと言うものは
出現します。本当に辛い気分を何度も味わっています。
今回の対処法が何等かの救いになれば幸いです。
グリーフアドバイスでは今回のユーチューブ動画への
リンクを掲載しています。時間があれば一度お立ちより
下さい。

5月15日で7年目の命日を迎えました

2023-05-23 20:29:37 | グリーフケア
2032年5月15日で7年目の命日を迎えました

早いもので、逝去してから7年目を迎えました。
7年目を迎えるまでに何度、亡き妻への後悔と懺悔の気持ちを抱いたかは本当に数え切れません。中でも後悔は本当にあの辛い看病の日々の時に、只、看病していた だけの日々を今は後悔しています。今、もし、あの看病の日の最中ならば私はきっと妻のベッドの側に一日だけでも 添い寝してやれば良かったとの気持ちで一杯です。当時、考えもしなかった気持ちです。病床で毎日床に伏していた 妻の気持ちを、本の少しでも癒やしてやる事が出来たのではないかと思われてなりません。只、毎日24時間同じ病室 で看病はしていましたが、もっと彼女の気持ちに添ってやれば良かったとの後悔が残ります。今、何らかの事情で私と 同じような看病されている方がいらしゃれば、ぜひ一度で良いので添い寝してあげれば本当に喜ばれるのではないかと思います。

グリースアドバイス運営者 深井