もう、解体が始まってから一番最後まで片付いていない部屋のものをまとめて最後に庭に出した。その荷物の中から箱に入ったキャノンのカメラが出てきた。
それを今日スーパーの入り口のところでやっている古物引き取りに商に引き取って貰った。実は前日にカメラは持って行ったけれど、もし作動すれば高く引き取れますが、今はそれを確認出来ないので明日また来て貰えますか?と言われた。そもそも、古物引き取りをやっているのはお墓掃除の後、墓に供える花を買いに行ったときに気がついた。それで、昨日カメラを持っていた。そのカメラは、外に出ていなくて地袋かどこかから出てきたものだと思う。だれが使っていたかもわからない。私でないことは確かだった。カメラは一旦預けて預かり証を貰った。その時に金杯なんかも引き取って貰えることに気づいて、引っ越しであちこちから出てきた三個ほどの金杯も持って行った。もう一つ銀杯もあったが、それは父親の永年勤続記念品だったので、とりあえず置いておく事にした。三個の内一つは大学時代の友人の結婚式の時貰った物だ。昔は、どういうわけか、こういったものが結婚披露宴に出てきて、引き出物の一つとして貰って帰ったものだった。そういったものだから、勿論メッキ製品だ。最近、どこか別の業者に金杯が引き取れるかどうか聞いたが、メッキ製品は引き取れないと言うことだったけれど、ここでは引き取ってくれる。スーパーの入り口に着いたら、昨日対応してくれた人に30分くらい待ってください。と言われたので、ちょっと店内をぶらぶらして、アイス売り場に行くと、最近ではマックスバリュなどに置かれていない安い氷菓が売っていた。最安のものではなくて、とりあえず、しろくまとしてちょっと果物のゼリーみたいなものがのっているもので、200円もしなかったので、よしよしこれを食べて待っていようと思い購入した。座れるところは一階のトイレ前にベンチがあったが、トイレまえだと嫌だなと思い、2階の外駐車場の方に座れるところはないかと思い行ってみると、建物から出たすぐの所にベンチがあったので、そこでしろくまを食べることにした。食べ始めた途端、受付できますよと電話がかかってきたが、食べ終わるまで待って貰うことにした。食べ終わって、容器でカロリーを確認すると140kcalもあった。
受付に行って金杯を出すと、「出しちゃっていいんですね?」と聞かれた。こんなものを惜しむ人がいるのかな?と思った。また「どこに需要があるんですか?」と聞くとこういったものを飾って満足する人達が一定数居るということだった。カメラは作動したがレンズにカビがついてしまっているので500円。金杯は三つで200円だった。その他にチラシ代といって1000円追加で、「これでどうですか?」と聞かれた。ということはまだ上げてくれる余地があるんだろうと思い。「もう少し行きませんかね?」と言うと2000円にしてくれたので、2000円で引き取って貰うことにした。
引き取って貰った後、店内の駄菓子をうっている通路で、平たい段ボール箱の上にグミの袋を乗せたカートを押している幼稚園児くらいの女の子が一生懸命背伸びして棚の上の方のものをとろうとしている。「取れないの?」と聞くと「うん。」と言うので、多分これだなと思う袋をとって上げたら「ありがと。」と言った。なにかその前後に「お母さんの。」と言っていたような気もする。そもそもそれは海苔を原料にしたお菓子だったから、多分母親の好物なのかも知れない。通路をでると、女の子は乳児に近い子どもを前に乗せたカートを押した母親の方に行った。振り向いて、あああの人の子どもだったのか?と思ったら、母親にも「どうもありがとうございました。」と丁寧にお礼を言われてしまったので「どういたしまして。」と返した。ちょっとしたことをやって上げて、すぐに「ありがと。」って言える女の子にも感心したけれど、それをちゃんと母親に伝えたことにも感心した。そしてまた、子どもに親切にしてくれたことにお礼を言える母親にも感心した。この親にしてこの子って言葉があるが、やはり「子どもって親の背中を見て育つものだな。」と思った。
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