ここんとこ、 「私のお気に入り」ってやつを付けるのを忘れていたがまあ良い
このまま行こう。
先日、 ハムスターの寝床に敷くおが屑を買う為、 地下鉄と市バスを乗り継ぎ
家からかなり離れたホームセンターへ向かった。 市バスでは運転手さんの真
後ろの席に座った。 特殊な車を操る運転手さんの仕事を見ているのが小さい
時から好きだったので、 空いていれば迷わずいつもそこに座る。 それはさて
おき、 途中のバス停から白い杖を突いた30代位の外国人男性が乗って来ら
れた。 席は半分位空いていたが、 座らずに降車口の前に立ったままだった。
周りの乗客の何人かが「ここ空いてますよ。」と声を掛け、 運転手さんも「座らな
くて良いんですか?」と大きな声で尋ねたが、 「良いです。」ときれいな日本語で
答えどうしても座らなかった。 幾つかのバス停を過ぎ、 一戸建ての家が立ち並
ぶ住宅街のバス停に止まった時、 一人の少女が笑顔でその男性に何か話しか
けながら、 人が降りた後の降車口からバスに乗り込んで来た。 男性の娘さん
らしい。 二人は降車口の前で手を繋いで立っていた。 近くの席にいた乗客が、
「ここに座ったら?」と再度声を掛けたがやはり座らなかった。 男性と娘さんが
「○○スーパーに行こう。」と話しているのを聞いて、 二人の側の席に座っていた
年配の男性が、 「○○スーパーに行くの?」と何回か尋ねたが返事は無かった。
やがてその「○○スーパー」の近くのバス停に着いた。 でも男性と娘さんはそこ
では降りなかった。 二人に尋ねた年配の男性が「○○スーパーに行くんじゃない
の?」と言いながらバスを降りた。 きっと、 自分もそこに行くから一緒に行こう
と思っていたのだろう。 私の目指すホームセンターもそのバス停の目の前な
ので、 私もバスを降りてしまってその先の事は分からない。 バスの終点まで
には大きなスーパーがまだ数軒有るのでそちらに行ったのかも。 どんな理由
が有るのかは何も知れないが、 もう少し他人に頼ってくれたら良いのにと思っ
た。 バスの運転手さんは乗客にお年寄りが多い事も有って気遣って丁寧な
運転をされていたと思う。 でも突然急ブレーキを踏む事も有るだろう。 そうす
れば男性も娘さんも共に転んでけがをしてしまう。 乗客達はそう言う事を心配
して言葉を掛けていたのだと思うが、 伝わらなくて残念そうな面持ちだった。
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