大井川流域の索道・林用軌道 など中部圏の産業遺構史料調査&探索、趣味のボヤき

投稿頻度は多くありませんが、ゆっくり気長にお読み、お待ち頂けますと幸甚に存じます。

八光山林用軌道のこと

2020-05-21 09:41:00 | 探索記録
国土地理院旧版地図昭和27年だったか?
福用駅から分岐する林用軌道の表記が見られた。
林鉄にしては距離は極端に短く、また大井川鐵道が経営及び管理していたものではなく、別会社、又は森林組合が管理していた軌道と思われる。

大正14年に大井川鐵道創立したが、それ以前の写真を1枚。

大井川鐵道敷設工事全景 福用驛付近の一枚。
軌条敷設及び土盛工事は西本組が請負。

敷設工事時に林鉄の姿は見られないため、敷設と同時に工事が行われたか、またはそれ以降で昭和20年代まで活躍していたと推定する。
八光山森林軌道(仮名)は西に聳え立つ八光山から取った仮名であり、軌道跡と平行に白光川が流れる。
私有の廃止された簡易索道や、草木に埋もれた茶畑用のモノレールも道沿いに見られた。




それらしい石積みが、かつて此処に林業で発展した名残かもしれない。

軌道終点付近と思われる場所は開けており、真新しい人工物も見られた。(恐らく流量計の設備の一部?)



謎が多い森林軌道、これからも真相に迫っていこうと思います。

以上。




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