字遊業の自由帖・ネタ帖 ~過去・現在~ 

日記風でなく、過去に作ったり書いたりしたもの、仕事で入力した文章を
カテゴリー別に展示してみようと思う。

高すぎる福岡市の国保  新聞投稿

2007年09月04日 | 福岡市の国保をよくする会
高すぎる福岡市の国保

 福岡市の国民健康保険運営協議会の傍聴に初めて行った。協議会委員は20名。
正面に事務局、取り囲むように保険福祉局・区役所幹部が居並ぶなか、わずか1時間半で終わった。

 主な議題は国保の事業状況について。福岡市の「酷保」状況は全国的にも注目されている。
高すぎる、払えない、保険証がない、病院に行けない。滞納増加・医療抑制・病状悪化・医療費高騰・赤字財政となっていることでマスコミも取材がしやすい市のひとつだ。

 事務局が29ページもの会議資料説明に1時間。委員からの発言・討議時間はわずか30分程度である。「形骸化」という言葉が頭をよぎる。形を整えるだけの顔ぶれ、出席し無言で帰る委員、これなら不勉強でも大丈夫。驚いたことに審議は年2回しか行われない。

 最後の議長の言葉「長時間の審議ありがとうございました」に苦笑。
記者出身の市長さん、なんとかしてくださいよ。
ボランティアの会議だってもっと中身は充実していますよ。

2007年9月

保存版平成笑話集
保存版平成笑話集

2007.8 シンポジウム

2007年09月02日 | 福岡市の国保をよくする会
福岡市内の5民商も加盟する「国保をよくする福岡市の会」のシンポジウムに200人が参加しました

 福岡市内の五つの民主商工会(民商)や市社保協、新婦人などが加盟する「国保をよくする福岡市の会」は8月25日、「福岡市の国保問題を考えるシンポジウム」を開催し200人が参加しました。

  シンポジストに大阪・茨木市の「国保制度をよくする茨木連絡会」の藤本良一さんを招き、署名の勢いで国保料を引き下げさせた経験を聞きました。

  日本共産党のひえ島俊和市議は「国保は年収200万円以下の世帯が8割を占めており、資格証明書も9割はこの層に発行している。札幌市並みに一般財源(52億円)を繰り入れれば、1人1万円引き下げられる」と引き下げができる根拠を報告。

「介護保険に怒る一揆の会」の鈴木宏造さんは「福岡市には財源がないのではなく福祉の心がない」と発言。

博多民商の村田広志副会長は「福岡市では所得が200万円で3人家族の場合、介護保険料を含め47万円なのに、千葉市では27万円。福岡市では所得の20%を超えるが、千葉市では11・6%。払えないのが当たり前。『格差社会・自己責任』は『格差社会・自公責任』と読む」と報告しました。

参加者からは「1人1万円下げろの根拠が分かった」と好評でした。

同会は、6月の結成以降、福岡市の国保財政について学習するなかで、人工島に226億円(07年度予算)も投入する財政があるのだから、国保料を引き下げさせることは可能であることを確信。

9月議会に向けて「国保料引き下げを求める署名15万人分を集めて請願を」と各区で宣伝・署名行動にとりくんでいます。
9月1日にも市内中心部の天神でいっせい宣伝をおこない、現在、署名は2万人分に達しています。

シンポジスト参加 2007.8
全国商工新聞記事