果てしなき闇の彼方に

2012年09月24日 | 与太話
かなしい想い出を肩に隠して
お前は歩き出す一人きりの人生を
甘いなぐさめなど今は
背中にしみる筈もない
苦い涙がこぼれたら
気づかぬふりをしてやるだけさ

泣きたいときにも泣けない日がある
お前の苦しみも人に言えない日があるさ
何も見えない闇の中は
求める夢も見えはしない
今のお前に出来ることは
歩きつづけることだけさ

明日は明日の陽が昇るだろ
お前も昨日にはもう戻れやしないのさ
見知らぬ川の行く手にも
澱みや滝があるだろう
それでも海が見えるまでは
流れつづけて行くものなのさ

子守唄

2012年09月20日 | 与太話
優しい川

優しい川に流れる岸辺には

光をあびて輝く姿あり

ひらきなおる態度もあからさま

まばたきの他には動かず

諸人 生きる場所さえ せばまって

裸足で堅い地面を ふみならす

とどのつまりは すみに追いやられ

わけもわからず ただ泣き寝入り

Ah 清らなる川よ

Ah 清らなる川よ

震える姿よ

優しい川に流れる岸辺には

光をあびて輝く姿あり

もくずと消えた日々など

俺の目にゃまるで止まらず

Ah 諸人よ

Ah 清らなる川よ

強がるうしろから ちらりのぞいたら

ナミダの顔が見える ナミダの顔が