今日はとても良いお天気で
いつもはグータラしているおばちゃんも
庭仕事に精を出しました
ハルも一緒に
泥んこ遊びをしました
そこへおっちゃんが
散髪から帰ってきて
お庭からリビングの戸を開けたので
ハルは泥足のまま
リビングに飛び込みました
「わぁ~、ハルが泥足で入ったぁ~!」
「ハルが何をするか、予測してよ~!」
夫婦喧嘩が始まりました
お家の中を走りまわるハルを
二人が呼ぶので
ハルはまたお庭へ出てあげました
「早く、早く、戸を閉めてぇ~~~」
おっちゃんが慌てて戸を閉めようとしたので
ハルは楽しくなって
またお家に入りました
「わぁ~~~!」
もう悲鳴しか出ないおっちゃん
「わぁ~って言う前に、戸を閉めてぇ!」
夫婦喧嘩が続いている最中
おばちゃんは
足元に落ちている
一本のバラの枝に気がつきました
「これは誰が折ったの?」
「私ではないよ」
こんな時のおっちゃんの反応は
素早いです
おばちゃんは枝を持ったまま
ハルを見ました
「ハルが届く高さではないよ
折ったのはあなたでしょ?」
またまたおっちゃんの素早い対応が
ハルはありがたかったです
おばちゃんは
お家の中のハルの足跡を忘れて
枝を持ったまま
立ち尽くしていました