【出品作品】
「shape of happiness」
和紙にボンド墨
2023年
【ステートメント】
紙面全体に「幸」という漢字を草書にした形を参考に規則性のある造形にアレンジさせて、繰り返し書いている。
紙面に用具用材を変えながら色んな時間軸で書いており、様々な幸せの形を表現している。
また、抽象的な動きは言葉に表せない形を表している。
雪舟の山水画のような味わいを意識しながら、墨の濃淡を巧みに表現している。
成人してから自分は果たして結婚できるのか?と考えながら生活を送っていた。
周りは結婚、出産をして幸せな家庭を築いている。しかし、これはあくまで幸せの形の一つに過ぎないの気づいた。
幼少の頃から両親は、毎日のように殴り合いの喧嘩をよくしていたが、改めて2人は結婚しない方が幸せだったのではないかと思った。
この体験を通して、自分自身自由に生きたいという気持ち、そして両親ができなかった独身でいるという決心がついたのである。
現代は人間関係や、子育て、病気、格差社会など生きづらい世の中になってしまった。
その中で自分の境遇をどう捉えるか、真の意味で自由という形が問われていると考える。
この作品を書きながら改めて自分の人生について考え直すきっかけとなった。
とき・2022年1月27日(金)〜29日(日)
場所・三鷹市芸術文化センター
〜開催日程〜
1/27(金)13-20時
1/28(土)11-18時
1/29(日)11-17時
個別審査会
今回は個別に審査を行います。司会は各回とも山本尚志が担当。ご多用中のギャラリストの方は、後日映像による審査を行います。
・田口良成さん(田口美術)
1/27(金)15時から
・田中千秋さん(秋華洞)
1/28(土)11:30から
・山本豊津さん(東京画廊+BTAP)
1/29(日)14時から
優秀賞
各ギャラリーからのデビュー
次点
ギャラリストが期待するアーティストを指名
司会
山本尚志(書家・現代アーティスト)
■主催
ART SHODO FESTA