華と、これからも・・・

18歳と2日で旅立ってしまった愛しい華
新しく我が家にやってきたお転婆娘の桃
桃の日常を華の思い出とともに綴ります

ポケットティッシュのお婆さん

2023-10-20 20:58:48 | 日記

華が旅立ってから、2週間とちょっと…

冗談も言えるようになったし、笑えるようにもなった

でも、ふとした時に胸の奥というか…

お腹の上のあたりというか…

ん?どこって言えばいいんだろ?

うまく表現出来ないけどキューって締め付けられて

苦しくて、もの凄く寂しくなって…

一時よりは眠れるようになったけど

まだ眠れない日もあるし、早朝に目覚めてしまう…

 

華は亡くなる少し前くらいから自分で眠ることが出来なくなって

キッチンで晩酌する時も、こんな風に抱っこしてたね

これは亡くなる5日前

こうやっていると寝てくれるから、華父さんが「華は甘ったれだなー」って撮ったもの

若い頃は、こんな風に一人で椅子にちょこんと座ってた

徘徊で行き詰まっちゃうから買い換えたテーブルと椅子

今は一人で座ってると寂しくなるけど…

ここからは、華が良く見えるから大丈夫

↑ 私の席から、こんな風に見えてて

眠れない夜はここで華に話しかけながら一人お酒を飲んで

早く目が覚めた朝もここで華を眺めながらコーヒー飲んで

華父さんや兄ちゃんたちも、ご飯食べながら誰かしら華に話しかけてるね 

 

9月の中ごろからかな…自分で寝る体勢をとることが出来なくなって誰かが抱っこして寝かさないと眠れなくて

それでなくても夜の徘徊や朝方の徘徊で寝不足続きの華だった…

やっと眠れたかなって思っても30分位で起きちゃって、また歩き続けちゃう…

だから仕事に行っても気が気じゃなくて…「早く抱っこして寝かせてあげないと」って、いつも急いでた

お昼休みに家に帰るときも早く早くって必死だった

仕事終わり駐車場に行くにもパンプスでめっちゃ走ってた

買い物も、とにかく早足で必要な物だけカゴに入れ、レジを並んでる時は携帯で見守りカメラチェックして

今でも、その癖が抜けなくて何となく急いじゃって…

「そっか…もう走らなくていいんだ」って、悲しくなる

この前もスーパーのレジ待ちで、ふと携帯に手が行って

「そっか…もうカメラ見ても華はいないんだ」って思ったら涙が止まらなくなって

夕方の混んでる時間で、どうしよう、恥ずかしいって思ってるのに涙があとからあとから溢れ出て…

「え?何この人?大丈夫?」って一緒に並んでた人は思ってただろうな…

そんな中、隣のレジに並んでたお婆さんが、そっとポケットティッシュを差し出して「大丈夫?辛いわね」って…

一応その時にお礼は言ったけど、もう一度ちゃんと言おうと思ってレジが終わったあと探したけど見当たらなくて…

次に会った時に返そうと、新しいティッシュを持ち歩いてるけど、そのあとまだ会えてなくて

もしかして、あれは華だった?

なんてことを華父さんに話したら「お前、大丈夫か?」って 絶対そう言うと思ってたけどねー

もし、あの時、自分が周りの人の立場だったら

あのお婆さんと同じ行動がとれてたかな?

 

ねぇ、華

お母さん、まだまだ泣いちゃうから

アイラインとマスカラ出来ないんだけど

何か、間の抜けたお化粧になっちゃって… 

あとね、お布団に華がいないと眠れないんだよ~

お酒の量も増えちゃうし…困ったよ、ホント…

最近ね、花屋さんに行くようになってお姉さんに顔を覚えられちゃったんだよ

「今日はピンクのお花、こんなのがありますよ」って

華のイメージがお母さん的にはピンクだから、いつもピンクのお花ばっか探してて

でもね、兄ちゃんが華は黄色が似合うってさ~

お花屋さんなんて今まで行かなかったけど、すっごく良い香りが漂ってて何だか楽しいよ

華のおかげだね~ありがと

でもさ…ポケットティッシュのお婆さん

あれは…華だったんでしょ?

お母さんを助けに来てくれたんだよね?

そんな風に思っちゃうお母さんて…

やっぱりどうかしてるのかな?

 

 

 

 

 

コメント (34)
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