新しい家族

華の旅立ちから3週間以上たつというのに

悲しみは増すばかり…

死亡届を出さなきゃって思っていてもなかなか出せず

しびれを切らした華父さんが提出してきた 

それを聞いて、また涙してしまう私…

自分でも情けなくなってしまう

そんな中、長男からある宣言が…

ずっと一人暮らしをしたいとは言ってたけど、華を見届けるまでは出て行かないって言ってたね

華は長男のチック症状を治してくれた恩人(犬)で ↓

華がいてくれるからだよ。 - 華と、これからも・・・

華が来てから長男はとても明るくなって

次男とは、1歳になる前から一緒で

いつも皆の横には華がいてくれて…

ちっちゃいのに大きな、大きな存在だった

そんな長男が、来年の春には一人暮らしをしたいって…

でも、私がこんなんだと心配だから、新しい家族を迎え入れてみればって提案してきた

華のいる毎日はとても楽しかったし家族皆が明るくなった

だから…いつかまたワンコと…って思ってはいるけど

今はまだ頭の中は華でいっぱいだから…

もし新しい子を迎え入れたとしても、正直その子を華と同じように可愛いと思えるのか不安もあるし

だけど、次男にもショックなことを言われ…

泣いてため息ばかりの私がいる家に帰りたくないって…

そう言われてみれば、ここのところ私が起きてる時間には、あんまり帰って来てないね

しまいには、華父さんまで新しい子を迎えて私が笑顔になった方が、華だって喜ぶよって…

そうかな…という思いと、でも、でも…っていう思いと

はぁ～…複雑… 

 

ねぇ、華

兄ちゃん、一人暮らしするんだって

また寂しくなっちゃうよ…

新しい家族のこと、華はどう思う？

焼きもちやいたりしない？

 

 

 

 

 

 

ポケットティッシュのお婆さん

華が旅立ってから、2週間とちょっと…

冗談も言えるようになったし、笑えるようにもなった

でも、ふとした時に胸の奥というか…

お腹の上のあたりというか…

ん？どこって言えばいいんだろ？

うまく表現出来ないけどキューって締め付けられて

苦しくて、もの凄く寂しくなって…

一時よりは眠れるようになったけど

まだ眠れない日もあるし、早朝に目覚めてしまう…

 

華は亡くなる少し前くらいから自分で眠ることが出来なくなって

キッチンで晩酌する時も、こんな風に抱っこしてたね

これは亡くなる5日前

こうやっていると寝てくれるから、華父さんが「華は甘ったれだなー」って撮ったもの

若い頃は、こんな風に一人で椅子にちょこんと座ってた

徘徊で行き詰まっちゃうから買い換えたテーブルと椅子

今は一人で座ってると寂しくなるけど…

ここからは、華が良く見えるから大丈夫

↑ 私の席から、こんな風に見えてて

眠れない夜はここで華に話しかけながら一人お酒を飲んで

早く目が覚めた朝もここで華を眺めながらコーヒー飲んで

華父さんや兄ちゃんたちも、ご飯食べながら誰かしら華に話しかけてるね 

 

9月の中ごろからかな…自分で寝る体勢をとることが出来なくなって誰かが抱っこして寝かさないと眠れなくて

それでなくても夜の徘徊や朝方の徘徊で寝不足続きの華だった…

やっと眠れたかなって思っても30分位で起きちゃって、また歩き続けちゃう…

だから仕事に行っても気が気じゃなくて…「早く抱っこして寝かせてあげないと」って、いつも急いでた

お昼休みに家に帰るときも早く早くって必死だった

仕事終わり駐車場に行くにもパンプスでめっちゃ走ってた

買い物も、とにかく早足で必要な物だけカゴに入れ、レジを並んでる時は携帯で見守りカメラチェックして

今でも、その癖が抜けなくて何となく急いじゃって…

「そっか…もう走らなくていいんだ」って、悲しくなる

この前もスーパーのレジ待ちで、ふと携帯に手が行って

「そっか…もうカメラ見ても華はいないんだ」って思ったら涙が止まらなくなって

夕方の混んでる時間で、どうしよう、恥ずかしいって思ってるのに涙があとからあとから溢れ出て…

「え？何この人？大丈夫？」って一緒に並んでた人は思ってただろうな…

そんな中、隣のレジに並んでたお婆さんが、そっとポケットティッシュを差し出して「大丈夫？辛いわね」って…

一応その時にお礼は言ったけど、もう一度ちゃんと言おうと思ってレジが終わったあと探したけど見当たらなくて…

次に会った時に返そうと、新しいティッシュを持ち歩いてるけど、そのあとまだ会えてなくて

もしかして、あれは華だった？

なんてことを華父さんに話したら「お前、大丈夫か？」って 絶対そう言うと思ってたけどねー

もし、あの時、自分が周りの人の立場だったら

あのお婆さんと同じ行動がとれてたかな？

 

ねぇ、華

お母さん、まだまだ泣いちゃうから

アイラインとマスカラ出来ないんだけど

何か、間の抜けたお化粧になっちゃって… 

あとね、お布団に華がいないと眠れないんだよ～

お酒の量も増えちゃうし…困ったよ、ホント…

最近ね、花屋さんに行くようになってお姉さんに顔を覚えられちゃったんだよ

「今日はピンクのお花、こんなのがありますよ」って

華のイメージがお母さん的にはピンクだから、いつもピンクのお花ばっか探してて

でもね、兄ちゃんが華は黄色が似合うってさ～

お花屋さんなんて今まで行かなかったけど、すっごく良い香りが漂ってて何だか楽しいよ

華のおかげだね～ありがと

でもさ…ポケットティッシュのお婆さん

あれは…華だったんでしょ？

お母さんを助けに来てくれたんだよね？

そんな風に思っちゃうお母さんて…

やっぱりどうかしてるのかな？

 

 

 

 

 

華と、これからも…

最愛の華が旅立ってから今日で10日…

長かったような…あっという間だったような…

少しずつ、前を向いて行こうって思ってますが

泣き虫母さんは、まだダメダメです…

皆さんに温かいコメントを頂いて、どんなに救われたか…

本当に、ありがとうございました

ブログをやっていなかったら、自分を責め続けて押しつぶされていたかもしれません

華がいなくなってブログを止めようと思っていましたが、こんなつまらないブログでも続けてねって言って下さる方がいて、とても嬉しかったです

みなさんとのコメントでのやりとりや、次の記事はこんなことを書こうって考えるのが毎回、楽しみで…

華はいなくなってしまいましたが、華との思い出や日常、華への思いを、たまにですがアップしていこうと思います

良かったら、また遊びに来て下さいね

 

今日は1つ前の記事で、削除した部分を書こうと思います

華が旅立つまでのいきさつを書いていたら長文になってしまったし、嘘みたいな話なので削除した部分があるんです

18歳のお誕生日を何とか迎えた10月1日の夜、もの凄く苦しそうにしていて私は華をずっと抱っこしてました

だんだんと呼吸が浅くなっていって体の力も抜けていき…

呼吸が止まったのがハッキリ分かって私は泣き叫びました

息子も口元やお腹に手を当て「華、逝っちゃったね」って

華父さんも泣きながら確認したんです…

体も頭もだらんとなってしまって…

私は、ぎゅっと華を抱きしめ泣き崩れていました

みんなで「よく頑張ったね」「偉かったね」「やっと楽になったね」って華を撫でました…

それから、数分後だったと思いますが…

華父さんが「今、目が動いた！」って

みんなで「え？華、華ー！」って呼び続けたんです

そしたら、息をすーっと吐いて、また呼吸が始まって…

本当なんですよ

あの時、確かに華は戻って来てくれたんです

この時に旅立っていたら私の腕の中で、皆に見守られながら行けたのにねって家族で話てるのですが…

結局は、この約2日後に苦しんで怖い思いの中、1人で旅立ってしまいました…

 

華…

お母さんが泣き叫んだから心配して戻って来てくれたの？

ありがとう…

旅立つ1週間前、3人で公園をお散歩したね

歩かなくなって抱っこしたよね

すっごく軽くなっちゃったけどフワフワで温かかったよ

 

そうそう、先生に挨拶してきたんだよ

華は美人さんで、とっても頑張り屋さんだったって…

先生の経験からすると、ホントは7月のあの時、亡くなっててもおかしくなかったって…

毎回、華の復活劇には驚かされたって言ってたよ

本当に凄い子だね、華は…

 

お母さんね、お父さんが仕事をこれでもか！ってくらい振ってくるから毎日忙しいけど、頑張るよ！

華が具合が悪くなってからは夕方早くに帰らせてもらってたけど、これからはちゃんと働かないとね

帰りの車は、どうしても泣いちゃうけど…

華のいない家に帰っても、まだまだ泣いちゃうけど…

お父さんが華の物を片付けちゃうからケンカしちゃうけど…

でもね…頑張るから…

華は大丈夫？

ゆっくり眠れてる？

しんくんや、お友達と楽しく遊んでる？

いっぱい、いっぱい、走ってるかな？

 

華…夢の中でもいいから、たまには会いに来てね…

華と、これからも…ずっとずっと一緒だからね…

 

 

 

 

 

 

ありがとう、華…

華が旅立ってから今日で3日目

また今日も眠れないので最後の記事を書いています

※長文だし、亡くなったあとの写真もあるので、嫌な方はスルーして下さい

 

私のせいで最期の最期まで苦しめてしまいました

何とか18歳の誕生日を迎えられた朝

前日にも増して苦しそうで…

睡眠導入剤を飲ませ眠ったけど4時間で目覚めて暴れて…

先生が薬が効かなくなってるのかもって…

眠る間隔がどんどん短くなって、起き上がれないのに起き上がろうとしてバタッと倒れちゃう

それでも何度も立ち上がろうとして辛そうな声で「ワン」って…抱き上げると私の顔をじっと見つめてくれて…

「もう頑張らなくていいよ。ゆっくり眠っていいんだよ」

って言ったのに頑張ってくれたね…

夜になって呼吸が浅くなり、もうお別れが近いと思ったので朝まで息子たちも一緒に華を見守りました

2日(月)の朝を迎え、呼吸が少しずつしっかりしてきて

皆は安心して出かけ私はお休みをとってずっと華のそばに

まるで皆が出かけるのを待ってたかのように、二人になったら苦しがってバタバタする華…

苦しみ方がどんどん酷くなって眠ることが出来なくなった

今度こそ楽にしてあげたいと先生に連絡して、華父さんにも伝えたら「そうだね」って言ってお昼休みに帰って来た

お父さんに抱っこしてもらって少し穏やかな顔になったね

これが生前最後の写真になっちゃったけど…

夜、華父さんと華を連れて病院へ向かう途中、私が泣いていたら「やっぱりやめよう」って華父さんが…

私も同じことを考えていて、やっぱり無理だって思ってた

「安楽死」…やっぱり出来ない…

先生も少しでも迷いがあるなら止めた方が良いって…

鎮静剤を多めに処方してもらうのに体重を図ったら2.4㎏しかなくて…2週間前は2.8㎏あったのにね…また痩せちゃったね…

家に帰って少しでも栄養をと思い、シリンジでロイヤルカナンのリキッドをあげてみた

あんなにシリンジもリキッドも嫌がって口から出しちゃってたのに、上手に飲んでくれて

嬉しかった…まだ華は生きようとしてる

私たちの判断は間違ってなかった…そう思った

そのあとも、苦しむ様子もなくて少し穏やかにしてたので3日ぶりに寝室で華と3人で寝ることにした

寝る前に立ち上がろうとして…一瞬だけど立てたんだよね

そんな華を見て、もしかしたら、また復活してくれるのかな？なんて話をしながら眠りについた

そして日付が変わって3日(火)の2時過ぎ、バタバタと暴れてる音がして目を覚ました

慌てて華を抱き上げたら、今までに見たことのない荒い呼吸をしてて、もの凄く苦しそうで歯茎の色も白くなってて

車で10分位の救急病院に電話して急いで華を連れて行った

そこで受付の人に華を手渡したのが、生きてる華の最後の姿になっちゃった…

華の今の状態と持病のこと、服用してる薬のこと、血液検査の結果を手渡して、どれくらい待たされただろう…

祈る気持ちで待っていたら先生に呼ばれて、今は酸素室で少し落ち着いたと説明を受けてホッとした

胸のレントゲンとエコーと血液検査をしたとのこと

肺がボロボロな状態で白血球も数値が出せないって…

そこまで説明を受けていたら看護師さんが走って来て呼吸が止まったって…

その場で待つよう言われ震えが止まらないまま祈ってた

呼ばれて駆け付けた時には人工呼吸のチューブが口に入れられ、先生方が心肺蘇生をしていて…華がとても苦しそうな顔をしていて、どう見ても、もう死んでる。もう止めて下さい。チューブを取って下さい。そう言ったと思う…

知らない病院で知らない先生が3人もいて…怖かったよね、痛かったよね…

点滴とか何かの処置で少しでも呼吸が楽になればって思ってた…

こんなことになるなんて思ってなかった…

こんなに苦しい思いをさせるくらいなら…

何であの時、安楽死を選択できなかったんだろう

何で家で旅立たせてあげなかったんだろう

何で救急病院に来てしまったんだろう

ごめんね、華…

不謹慎かもしれませんが亡くなったあとの華です

目がどうしても閉じてくれなくて開いたままですが、家に帰って来て安心したように穏やかな顔をしてました

華が亡くなって私も寝られるはずなのに目を閉じると口にチューブを入れられた苦しそうな顔が浮かんで眠れない…

こんな顔や

こんな笑顔を思い出したいのに…

後悔ばかりで…　　華、会いたいよ…

華、ごめんね…

 

たった1年でしたが、華のブログを続けてこられて楽しかったです。

皆さんに励ましてもらったり、たくさん応援して頂いて、本当にありがとうございました。

もう少し気持ちが落ち着いたら、また皆さんのところにお邪魔させてもらいますね～

 

そして…この前の記事で書いた華と同じ年のしんくんが…

華と同じ日に旅立ったと聞いて驚きとショックで…

でも、今頃しんくんと一緒かなって思うと少し気持ちが楽になります。

しんくん、華をよろしくね！

華、こんなに長く一緒にいてくれて、ありがとう…

ずっと、ずっと大好きだよ、華

またいつか、会おうね、華

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと、眠れるね…

今朝4時過ぎに、華が旅立ちました

ずっと眠れなかったので、これでやっと眠れます

18歳と2日、本当に最期まで頑張ってくれました

1週間前は、まだこんなに元気だったのに…

 

応援メッセージをたくさん、ありがとうございました

覚悟はしていましたが、苦しいです…

落ち着いたら、最後のご挨拶をさせて下さい