最愛の風花の別れから一年が経ちました。
鮮明に覚えている別れを思い出すと涙してしまう自分がいます。
風花は本当に強い子で限界を超えているであろうと思う状態でも頑張っていました。
7月に入り血尿が出るようになり、でも、止血剤を使って一時良くなったが
それも効かなくなり、もう手を尽くすこともストラバイト用の
フードに切替える事しかできなくなっていました。
今思えば結局それが、引き金になってしまったのですが・・・・
極限の状態の時に、何かを変えるということは体のバランスが崩れてしまう
してはいけないことだと・・・・学びました。
でも、きっと血尿が出始めた時には、きっと何をしてもお別れが近づいていたんだと思います。
1年8ケ月の闘病生活と介護をしてきたので、明らかに今までとは様子が違うことは
主人も私も感じていました。
日中、あまりにも辛そうなので、撫でながら耳元で今まで風花に言ったことのない言葉をかけました。
「ありがとうね。もうそんなに頑張らなくていいよ。今まで有難う」と・・・・・
私の気持ちを理解したのか、それまで口を開けていて、朝まで水を飲んでくれたのに、それからは固く口を閉じて開くことは
なかったです。
前日16日の夜の風花です。
このときは、先生の指示で家にあった唯一、一本の輸液を打つためにバタバタしていて
亡くなった後に見たのですが、「さよなら」を言ってくれていたんだと思いました。
夜は、ご飯も、水も飲まないので、薬も無理に口を開けて飲ませませんでした。
当然、インスリンも打てなかったです。
翌朝、早朝2時頃、他の子の世話をして3時頃にはまだ目を開けて息もしてました。
先生から「早めに連れてきてください」と言われていたので、風花に「もう少ししたら先生に会いに行くよ」と
声かけていたのですが、私が風花の傍を離れた少しの時間に旅経ちました。
兼ねてから風花は自分の腕の中で最後を迎える子ではないと思っていましたが、思っていたとおり一人で旅立ちました。
気高い子で気が強くて弱みを人に見せない子だったので、自分のプライドを最後まで貫いたのだと思います。
生きているうちに、大好きな先生と会えなかったけど、病院に体を清めに行くところです。
私は、亡くなったときのこの顔が生涯忘れることはできないと思います。
「みんなありがとう」と言っているかのように微笑んで見えるこの顔に私は救われました。
まるで天使のように。
風花との思い出は私の宝物です。15年と4カ月、風花ちゃん、本当にありがとう。
また、会いましょう。