華灯り

沖縄の旅 day 2

旅記録の前に。

11日は多嘉良の誕生日だった。
今年は多嘉良実家に夕食やケーキを
用意して貰って、何だか悪かったな。

プレゼントは、これから多嘉良の
気に入りそうな靴を買いに行こうと
思うけれど。
私の月収くらいの額の靴を。
長く履いてくれるだろうから、
清水の舞台から飛び降りる感覚で
買って来るわ。

よし、それじゃ沖縄2日目の記録。

朝食はホテル内のレストランで、
ビュッフェを。

栄養価が高く、
カロリー低めのものが多い。

4時くらいに寝て、8時半に起きた。
朝食後、1時間くらい再び眠った。

ハイビスカスだ。
造花でしか見たことがないので
活き活きと咲いているのを見ることが
出来て、嬉しい。

天妃宮(てんぴぐう)
・天尊場(てんそんびょう)へ。
ホテルから近く、
御祈祷代理メニューを出品していたので
最終日にも寄った場所。

本当は、道の端を通らないと
いけないのに、真ん中を通る多嘉良。
(真ん中は神様の道)

道教の神様がいらして、
中国や台湾の人々の間で
信仰されている。

印象として、
沖縄は中国や台湾の旅行者が多かった。

天妃宮は航海の安全の他に
商売繁盛や知性など、あらゆる守護を
されている媽祖(マソ)という
女神様がいらっしゃる。

天尊廟には、現世の悪を滅ぼして
民の救済をなさる神様が。
九天応元雷声普化天尊様。
雷帝様とも呼ばれる。
ウクライナの平和を祈る。





関帝廟には、関羽(武神)様が。
財神でもある。

龍王様は、水や風を操る。

波上宮へ。
こちらもホテルに近い。
御祈祷の代理メニューを
出品していたので、
天妃宮と同じく2回行った。

波上宮は恋愛成就の力もある。
古宇利島と並ぶ、
縁結びのパワースポット。


波上宮は、良縁祈願や
恋愛・結婚成就。
安産祈願、合格祈願
商売繁盛、仕事の安泰
海に於ける守護や幸福招き
長寿健勝など様々なご利益が。


丘の上にあり、
石段がけっこう高い。
この写真は、
石段をほぼ上り切ったところ。

御札を頂いて来た。

お隣に海水浴場がある。

足だけ海に入った。
多嘉良は入らず。

私は服の下に水着を着ていた。
娘も水着を持って行ったのだけど
思春期なので結局、
着たくなくなった模様。

私はポカスカと脱いで水着。
タイタニックポーズでリラックス。
え?年齢を考えろって?
イタくてOK!


マサカリ担いだ金太郎
のような水着だが。

サンダルに履き替える時間がなかった。
でも、沖縄の砂浜は綺麗で。
すぐに乾いて、砂が離れて行く。

新潟の砂浜の砂は、
長く纏わりついて
靴や車内を汚しがち。


気温30℃くらい。
新潟で言えば梅雨明けの感。
ちなみに新潟に戻ったら
気温13℃で、
夜間は6℃くらいなので
差が凄い。

かなり寒々しい新潟なのだけど、
曇りや雨に慣れていて落ち着く。

沖縄にいる間、やけに体が元気
だったのは夏だと勘違いして
活動的になっていたから。
旅先だと気が尖るというか、
パワーが出る。

眩しくて、
自然の色味が強くて。
とても美しい。

砂浜で寝転がって、
ただただ波音を聴いている人がいて
それだけで幸せだろうな…
と思った。
沖縄の地にいたら、
何でも大丈夫になりそうで
居着きたくなる人の気持ちも
わかる。

相性が合ったら、
絶対的な場所になるだろう。

が、私は3日目には
早く新潟に帰りたくなり
やっぱり雪国と呼ばれる地方が
好きなのだと実感した。

海外でも、興味が生まれるのは
雪の降る場所が圧倒的に多い。

次に
アメリカンビレッジへ!

どこか、
ディズニーのような空気感。

外国人が多い。
台湾、韓国、中国、アメリカの人々。
沖縄の人も、もちろん。

服が全体的に安価。
ロングスカートを500円で、
キャミソール付きカーディガンを
2500円で、
娘が気に入ったデザインを購入した。


タコライスのお店で
オリオンビール。
クセがなく飲みやすい。
暑かったので、
尚更美味しいと感じた。
多嘉良は運転があるので
ノンアルオリオンビール。

タコスの中身を
ライスに載せた、
沖縄発祥のタコライス。


路地、隙間の小道がたくさんある。

プリクラを撮ったり、
娘の友達や彼氏にお土産を買ったり。

No More
Skateboardの看板、初めて見た。

ハブ注意の看板も見た。
こういう、普段の身のまわりにない物で
旅行に来ている感覚になる。

ちなみに新潟の海辺には、
「不審船に注意」の看板が
ある場合が。
誘拐されないようにと。

古宇利島へ。
日没に間に合うように、
綺麗な景色を見られるように
計算して移動するターチン。


何とも言えず、綺麗な風景。


秋のサトウキビ畑。




運転を頑張るターチン。

珊瑚の海辺。




ハート。


ピース貝を見つけた私達。




持ち帰りは、調べてみると
NGということで置いて来た。
生態系に影響があるという。
(法律違反)

沖縄の観光地を紹介している
雑誌に、ピース貝の持ち帰りが
OKのような記載だったけど
誤解を招くから危ないことだね。


南国の夕暮れ時。

ホテル付近に戻り、
夕食へ。


ここで、少し問題発生。

小さなお店内。
混み合っていて、
オーダーまでに15分以上。
ホールの店員さんは1人。

厨房も1人。
オーダー後も20分以上。
厨房の扉が空いていて、
てんやわんや状態なのがわかる。
だから、それは仕方ないのだけど…

私から見て
左隣の席に赤ちゃん連れがいて
大音響で赤ちゃんが泣いている。

21時過ぎ〜22時という遅い時間。
赤ちゃん、眠くて泣いてる。

お母さん、赤ちゃんを無視…
凄い泣き声なのに。
これは、もう虐待レベル。
ネグレクト。

外に抱っこして出て、あやすか
早めに帰るのが常識だと思う。

右隣のお客さんグループも
耐えている。

奥の席のお客さんグループも
耐えている。

そして、我が家のメンバー2人は
聴覚過敏。
多嘉良は大人だから、
まだ我慢するけど
娘(ASD=自閉症スペクトラム)は
頭痛や吐き気で涙をこぼし始めた。

お腹が空いているのに、
「いらない、もうここから出たい」
と言う。

私も、2人に気を遣い
なかなか食べられない。

娘のご飯。手つかず。

多嘉良も食が進まない。
赤ちゃんや幼児の泣き声や
掃除機の音など、音符に
変換できないような音が苦手。
(絶対音感持ち)

「音の暴力だ」と
何やら詩的な呟きと共に
機嫌急降下。

私はハイボールを2杯飲み、
何とか2人を宥めて
ご飯を食べさせようと奮闘。

右隣の人(外国人)が
シクシク泣いている娘を見て
「What happened to her?」
的なことを言ったので
「She feels so bad,
Don't worry!」とニコニコ答えたものの
Don't mindのほうが良かったか?
と気にしていたら

多嘉良に「feel badは
お気の毒、申し訳ないという意味になる。
feel sickやfeeling downが適切」
と指導される。
おいおい、最初から君が答えてくれよ。

その後、右隣の人は
「僕達はもうすぐ出るけど
君達も早く出たらどうかい?
まだ食事が残っているんだね、
ここでは落ち着いて酒は飲めないよ」
ってふうに言っていた。

多嘉良が、ちょっと皮肉というか
お店や赤ちゃんのお母さんへの嫌味を
英語で言った。
性格が悪いと思われるので、
訳は省略。
ブラックジョークなノリなのか
右隣さんは笑っている。


簡単な英語ですら、よく考えると
難しい。
自然に応じたのは良かったと、
多嘉良が少し褒めてくれたが。

英語が日本人にとって難しいのは、
やっぱり会話をしないから。

あと、音の連なりやテンポで
学習しよう、と改めて思った。
実際の英語は速く聞こえるし、
発音が省略されていて
集中しないと混乱してしまう。
それから、私には
英語でのジョークが
いまいちわからん。

それにしても、
あの赤ちゃんのお母さんの感覚が
どうしてもわからない。

赤ちゃん優先じゃないのか?
と思うけど
育児ノイローゼの状態に入ると
周りのことも見えないから
やや病んだ意識なのだとも思う。

帰ってお風呂に入れたら
深夜近くになる。
赤ちゃんは生活リズムが崩れると
体調も乱れてしまう。
大人でも同じだけど。
環境の影響力が大きいから。

赤ちゃん連れでも、
外食したいだろうな。
けれど、楽しめないのも事実。

赤ちゃんのお世話が優先できないなら、
命を産むことや育てることは向いてない。
厳しく書くけど、それが責任だ。

私が働いている施設内には
責任を放棄した親の
犠牲になった子供達が
精神や身体を傷つけられて、
泣いているから。

周囲が配慮して当たり前、じゃなくて
周囲に先に配慮して、感謝するのが
当たり前。
病気や障害がある状況も同じで、
周りに親切を求め過ぎてはいけない。

大変なのは、わかってる。
でも自分だけが大変なのじゃなく
目に見えなくても、
みんなそれぞれ何かで大変だから。

しかし、まあ、地域性として
沖縄は寛容だと思う。
新潟だと、他人でも
店内の誰かに注意される確率が高い。

私も昔、知らないおばちゃんに
「イオンに赤ちゃんなんか
連れて来ちゃダメ。風邪引くわよ」
と言われたことがある。

その時は
「赤ちゃんがいたら買い物に
来ちゃいけないの?」と
内心思ったし悲しくもなった。

人の感覚はそれぞれだから、
多嘉良がもし、あのお母さんに
注意したら彼女は
泣いてしまったと思う。

知人や友人なら、その人を思って
注意したかもしれないけど。
通りすがりだし…。





最近の「日記」カテゴリーもっと見る