華灯り

図書館へ

金曜日、図書館へ行って来た。

娘も一緒に。
眼の仕組みや病気、障害に興味が出て
眼に関連した医学書を借りて来た。

その内の一冊を気に入って、
結局Amazonで購入。
医学書は高価。5500円也。

多嘉良はフランス語の広辞苑みたいな、
分厚い辞書を見ていた。
貸し出し禁止のやつ。

読むというより、じっと見てる。
多嘉良はサイボーグ的なところがあり、
本などを写真記憶する。
目で見て、頭の中に画像を落とし込んで
憶える。

でも、
年々憶えられる量が少しずつ減っている
そうで。
小5がピークだったらしい。
一気に大量に記憶出来たそう。

私は世界の民族衣装の本と、
珍しい少数民族の写真集、
なぜか性依存の本と
女性の引きこもりの本、
鉱物と宝石の写真集を借りた。

重い本が多いため、多嘉良に持って貰って。
自宅で本をアルコール消毒してから、
改めて読んだ。
今はコロナ対策で、図書館でも消毒を
するのだろうけど。

それにしても、なぜ性依存の本を…。
性犯罪やDVについても実例が
書いてあり、どんどん気持ち悪くなり、
激しい頭痛になっていった。

今は、ミーさんも優しく静かに暮らして
いて、何もかも落ち着いたのに。

ところで
娘は勉強に夢中になっていたり、
生理前などに眠くならないようで、
さっき(深夜2時)ようやく眠った。

多嘉良と話し合い、
娘はもう18才くらいの人だと思うことに
しよう、だから夜中まで起きていても
干渉は止めようということに。

子供の内は早寝早起き、時間通りに
規則正しく生活させるべきだ、
と多嘉良はなかなか譲らなかった。

起立性調節障害に対してだけ考えると、
早寝早起きのほうが良い。

自閉症スペクトラムというのは、
過眠傾向の人もいれば
体力や集中力が人並み外れてあり、
3時間睡眠でも大丈夫な人もいる。

同じ人でも、時期によっては
眠り過ぎたり、ずっと起きていたり。

自閉症スペクトラムの子供用の
眠剤がある。
メラトベルという、副作用や依存性が
少ないとされている薬。

家では、
安定剤や眠剤の類は飲ませない方針。
娘も嫌だと言う。

なんだか、娘は
どんどん多嘉良に似ていく。
親子なので当たり前だけど。

逆に多嘉良は、娘が私に似て来たと
言ってる。
感覚で話すようになって来たって。

多嘉良、期待をかけ過ぎなんだよね。
一応、セーブしているみたいだけど。

娘がやっている勉強は、
幅が広くてチグハグ。

SATという、アメリカの共通テストみたいな問題(英語de数学)、
東京のギフテッド教育の学園の課題、
(今は主に数学と化学〜高校範囲)
英検4級と漢検3級の勉強、
地元の小学校に提出する課題。

小学校の問題は、普通の内容。
時々、習字や図工や家庭科の課題。

新潟市はiPadでオンライン授業が
可能なものもあり。
実施されていても、娘は視聴しない。

「簡単過ぎてストレスで
アトピーがひどくなる」と
本気で嫌そう。(昔の多嘉良っぽい)

最近、医学書を読むと言って
ベッドにまで持って行き、
寝落ちするまで読んでいる。

多嘉良がハイレベルな問題を
解かせようとすると、
「気分じゃない」と
ハッキリ言うようになった。 

ケンカはしないけど、
険悪な時期があり
私は緩衝材になるしか役割がないので、
右往左往していた。

が、時々仲良く数独(ナンプレ)を
二人して解いているので、
それは楽しいらしい。
それを解ける人らにしか、
わからない交流がある。

今、娘は小学校の先生を遠ざけている。
嫌いなわけじゃないんだけど…。
「お母さんの介護を手伝っていて、
心が折れたんじゃないか」みたいな
ことを言われたから。

ヤングケアラーという言葉、
最近よく聞く。
確かに娘はヤングケアラーだし、
我慢して来た部分はたくさんあると思う。

その時、
たまたま私も先生に会っていて。

担任の先生が「ママを傷つけた」と、
娘は解釈。

私、どうすべきか考えたのだけど。
娘に謝ると、
娘が私を庇って来たことや何かが、
なんだろう……〝謝られるようなこと〟
になってしまう気もする。

病気は、謝ることとは違う。
病気になってごめんね、なんて
親に言われたら子供は悲しくなる。

それは、子供が親に言ったとしても
親は悲しくなるだろう。
子供が病気になろうと、なんだろうと
ただ守ることが親の役目。

娘にしてみたら、
「大事な親をケアした」に過ぎず、
それを不登校の理由に挙げられるのは
こじつけに感じたのだろう。

娘のこれまでの生活に対して、
担任の先生は失礼だったと思う。
親のケアを否定した、
と感じたのだろうし
病気の親が悪い、と聞こえたのだろう。

それは、思春期だからというのもあるかも
しれない。
娘が同学年の子よりは、色んな方向から
思考をするタイプだから、かもしれないし
または、先生の心を読んでしまったか。


でも、娘は「こー(娘)を」ではなくて
「ママ(私)を傷つけた」と言って、
そこでも親を庇った。

大人びていても、
やっぱり子供っぽい部分はある。
たまに、「抱っこして」と言って来る。

子供って、何にも代えがたく
愛するべき存在だ。

ぶっちゃけ、夫はいつでも変えられるが
(ひどい)
子供は、その子しかいない。

もとい、もとい。
多嘉良も多嘉良しかいないよ!

最近の「日記」カテゴリーもっと見る