彼是、ココに記。

あれやこれやの私事をぽつぽつと記します。

年末ジャンボ宝くじ

2025-01-06 11:57:52 | 日記

去年の12月のこと。
年末ジャンボ宝くじを10枚買ってみようということになった。
購入の場所やタイミングは夫に託した。

12月13日(金)大安。
夫は、勤務先近くの宝くじ売り場でバラ10枚を買ってきた。
「売り場の方が当たりますようにって手渡してくれたよ。当たっちゃうかもね
現在の年末ジャンボ宝くじは一等当選金額なんと7億円!
私たちは、当たったらどうする話で大いに盛り上がった。

私「まずは何する?」
夫「車を買うかな」
私「スバルのアウトバックとか?」
夫「ううん。アウディ」
私「いいねー。でもさ、この田舎で外車買ったら絶対に目立っちゃうよ。宝くじ当たったのばれちゃう」
夫「そっか。それはよくないね。やめとこう」


夫「あと、どうする?」
私「やっぱね、ジュリーでしょ!来年のツアー全公演に行こう!」
夫「それ絶対ありだよね!でもチケット取れるかな?最近の抽選、外れてばっかだけど…」
私「あぁ、それが大きな問題だったー」


夫「仕事なんだけどさ、使ってもらえるうちは続けようと思うけど、いい?」
私「もちろん!(私はどうしようかなぁ)」


完全なる【捕らぬ狸の皮算用】、7億ありきの話は1時間ほど続いた。


さて、年末ジャンボ宝くじの抽選日。
大晦日の準備が終わり一息ついた頃、夫は清々しく整えた神棚に柏手を打ってから宝くじを下ろしてきた。
そして、スマホで当選番号を検索し、一枚ずつ丁寧に当選番号を確認した後にこう言った。

「当選金額は300円です。残念ながら夢は夢に終わりました



外れてしまったとは言え、抽選日前から当日まで十分楽しめた年末ジャンボ宝くじ、今年も買っちゃおうかな


今年のこと、来年のこと

2024-12-28 16:00:47 | 日記

令和6年(2024年)の今年は、私達夫婦にとってなんとなく上昇気流にのってきたかな?という年になった。

夫の頑張りは顕著で、毎月のお給料のほかにボーナスと勤勉手当までいただけた。
ありがたい話である。
週4日のパート勤務で有給休暇有り、夫より一回りも二回りも年下の先輩方は相変わらず丁寧に接してくれるとのことで、夫自身も感謝しきりだ。


夫の冬のボーナスが出ると分かった今月のある日、私は気が大きくなった。
「よーし決めた!」
夫が仕事に行っている間に、近くのスーパーに行ってハーゲンダッツアイス6種を2個ずつ、12個も買った。

その日の夜、冷凍庫を開けた夫は「ハーゲンダッツだらけだ!」と目を丸くした。
「老後のためばっかりじゃなくて、じゃんじゃん美味しいものを食べて今幸せを感じないと!と思って
と私が言うと
「その考え、俺も賛成
と言いながら、夫はさっそくストロベリー味のハーゲンダッツを2個取り出したのだった。
美味しかったのは言うまでもない。


物価高の昨今だが、実は私の極小自営業は値上げが出来ないでいる。
「今までと同じなら…」が枕詞のお客様も多いのだ。
大企業と違い、小さなところはどこも苦しい。
でも、来年は巳年。
「再生と変革を象徴する年」とのこと。
今までの当たり前を捨てて新たな一歩を踏み出すチャンスなのかもしれない。

再就職が決まらず大いに悩んだ時期を通り過ぎ、慣れない職場で試行錯誤しながら今の状況にたどり着いた夫をお手本に、私も頑張ろう


52歳、白内障ショック

2024-11-15 11:51:44 | 日記

先日、コンタクトレンズを使用するための定期検査で、かかりつけの眼科に行った。

受付で「物の見え方で気になることはございますか?」と聞かれたので、小さい文字が見えにくくなったことを伝え、老眼が進んだのかもしれないですが…と付け加えた。

ほどなくして、診察室に通された。

先生はいつものように、暗い部屋の中で機器を使いながら私の目の状態を丁寧に診てくれた。
「最近、小さい文字が見えずらいようですね」
「そうなんです」
「老眼が進んだと思ってらっしゃるんですね」
「はい」
私が答えると、先生はレントゲン写真みたいなのを見せながら
「ちょっとこちらの写真を見てください。ここ、少ーし白くなってるのわかりますか?」
とその部分を指さした。
「なんとなく…」
「これ、初期の白内障です。小さい文字が見えずらくなったのは白内障の影響もありますよ。」
私は、え?と目を見開いて先生を見た。
間髪を入れず先生は続けた。
「私、45歳なんですけど、実は私も白内障なんですよ。白内障は年齢とかに関係なく、誰でもいずれはなります。」


そうなんだ…
現金なもので、自分が白内障だと知った瞬間のショックは、若々しい先生も白内障だと聞いた途端に和らいだ。
先生のお心配りに感謝である。

私の白内障はすぐに手術というレベルではないとのことでちょっと安心した。
と同時に、目の定期検査は今まで以上にきちんと受けようと心に決めた

眼科の先生、これからも末長くお世話になります


腹巻事件

2024-10-07 11:45:51 | 日記

数年前、夫がお腹の調子を崩した時のことである。

夫の不調を知ってすぐ、やっぱりこういう時は腹巻!と思った私は、ワイシャツの下に着用可能な薄くて肌触りのいい腹巻をネットで探した。

商品の説明やレビューをじっくりと読み比べながら1時間ほど悩んだ末に、ある商品に決めた。注文後の手続きはサクサク進み、腹巻は次の日には届いたように記憶している。

「ねぇねぇ、これ、スペシャルな腹巻。お腹の調子悪いって言ってたでしょ?」
夫に開封前の箱を差し出した。
「腹巻買ってくれたの?ありがとう
夫はにこにこしながら箱を開けた。

「・・・・・・とっても小さい腹巻だね…」
夫はなんとも言えない表情で商品を取り出した。

確かに、小さい。
縦5センチ、横4センチぐらいだ。
でも、お店の商品説明欄に書いてあったのだ。
よーく伸びる、薄手の腹巻と。

夫から商品を受け取り、袋から出しながら
「なんかね、すんごい伸びるらしいよ。ワイシャツの下でも目立たないんだって。」
私は説明した。
そして、その「腹巻」を引き伸ばしてみせた。
思うように伸びない。
どう頑張っても夫のウエストサイズにはほど遠い大きさにしかならないのだ。

「あのさ、袋にリストバンドって書いてあるよ
夫が笑いをこらえながら言った。
「腹巻にするのはかなり難しいと思う。ていうか、無理だと思う


リストバンドを上下左右に引き伸ばしている私の姿と、事実を知った時の愕然とした私の顔がかなり面白かったらしく、夫は涙を流しながら大笑いしたのだった。


結局、腹巻ではなくリストバンドを送ってしまったというお店側のミスだったと判明した。

腹巻の再注文はせずリストバンドを返品することにして、私としては残念な結果に終わってしまった。


この日、夫はこの一部始終を何度も思い出しては笑っていたのだが、なんと次の日には整腸剤等も使わないのにお腹の調子が改善したのだ。
私は、いっぱい笑ったおかげで夫の体内のNK細胞が活性化して回復したのではないかと思っている。
どんな形であれ「一生懸命」は力になるのである


由利徹さん

2024-09-29 16:54:26 | 日記

私は由利徹さん(故人)が大好きである。
よく見る動画は、金田たつえさん歌唱の「花街の母」に合わせてチクチクと縫物をする、あれだ。

「最初から最後まで一切言葉を発することなく、表情と動きのみで魅せる」パントマイム芸。
何度も何度も繰り返し見ている。
何度見ても、うなってしまうほど素晴らしい


始めは私だけで楽しんでいたのだが、ある時思い立って夫に声をかけてみた。
夫は、スマホの小さな画面をのぞき込みながら
「懐かしいなぁ。クオリティの高さに驚くなぁ。ほんと、昭和っていいねー
楽しそうに言った。

という訳で、夫婦で由利徹さんの動画をみる機会が増えた。

「あのさ、あの芸を真似出来たら絶対楽しいよね
夫が言ったので、私は口三味線に合わせてエア縫物をしてみせた。
「残念ながら全然ダメ
夫の評価は厳しかった。

縫物が苦手でほとんど針をもったことのない私が、由利徹さんのように滑らかな動きを再現できるわけがないのだった…


私の今の願い。
由利徹さんのいろんな芸を、クリアな映像で、大きな画面で、見たーい!