昨日は名古屋場所の千穐楽だった。
テレビの前で観戦した。
ちょっと前に、お得意様が
「あのね、力士の戦いぶりももちろん見どころなんだけど、行司の所作がね、本当に素晴らしいの! 私、すっごく行司にはまっているのよ~」
と仰っていたことを思い出し、今回は『行司』に注目してみることにした。
すっと伸びた背筋。
崇高なたたずまい。
声の出し方や真剣な眼差し。
見事な装束。
そして、何と言っても、所作の美しさである。
歌舞伎や謡いの世界に通ずるようにも思え、目を奪われてしまった。
お得意様と同様に、私も行司にはまってしまったようだ。
九月場所が待ち遠しい