去年の12月のこと。
年末ジャンボ宝くじを10枚買ってみようということになった。
購入の場所やタイミングは夫に託した。
12月13日(金)大安。
夫は、勤務先近くの宝くじ売り場でバラ10枚を買ってきた。
「売り場の方が当たりますようにって手渡してくれたよ。当たっちゃうかもね」
現在の年末ジャンボ宝くじは一等当選金額なんと7億円!
私たちは、当たったらどうする話で大いに盛り上がった。
私「まずは何する?」
夫「車を買うかな」
私「スバルのアウトバックとか?」
夫「ううん。アウディ」
私「いいねー。でもさ、この田舎で外車買ったら絶対に目立っちゃうよ。宝くじ当たったのばれちゃう」
夫「そっか。それはよくないね。やめとこう」
夫「あと、どうする?」
私「やっぱね、ジュリーでしょ!来年のツアー全公演に行こう!」
夫「それ絶対ありだよね!でもチケット取れるかな?最近の抽選、外れてばっかだけど…」
私「あぁ、それが大きな問題だったー」
夫「仕事なんだけどさ、使ってもらえるうちは続けようと思うけど、いい?」
私「もちろん!(私はどうしようかなぁ)」
完全なる【捕らぬ狸の皮算用】、7億ありきの話は1時間ほど続いた。
さて、年末ジャンボ宝くじの抽選日。
大晦日の準備が終わり一息ついた頃、夫は清々しく整えた神棚に柏手を打ってから宝くじを下ろしてきた。
そして、スマホで当選番号を検索し、一枚ずつ丁寧に当選番号を確認した後にこう言った。
「当選金額は300円です。残念ながら夢は夢に終わりました」
外れてしまったとは言え、抽選日前から当日まで十分楽しめた年末ジャンボ宝くじ、今年も買っちゃおうかな