3月も半ばを過ぎた。
先日、やっと、夫の4月からの仕事先が決まった。
今パートでお世話になっている企業様に、雇用を継続していただけることになったのだ。
夫の日々の頑張りが形になったと思うと、喜びも一入である。
結果通知を受け取った日に、夫が言った。
「おかげさまで就職が決まったよ ありがとね
」
ありがとうもいいけど、おかげさまっていい言葉だなぁ とつくづく思った
数日前の朝、作り付けの本棚の上を掃除していて、負傷した。
この本棚の最下段は机仕様で、ここに乗ってつま先立ちをしていた。
ふとした拍子に身体のバランスを崩し、80cm程の高さから落下したのだ。
その瞬間のことは全然記憶に無いのだが、気付いたら床に居て、両手両足に擦り傷と打撲痕がついていた。
既に出勤していた夫には、大丈夫だけど…と、一応連絡を入れた。
骨折等は無さそうだったので、絆創膏や湿布を貼って様子を見ることにした。
夕方に帰宅した夫が、私の無事を確認した後に
「2時間ドラマみたいにならなくてよかったね」と言った。
2時間ドラマには、
「突き飛ばされた人が頭を強く打って命をおとしてしまい、本筋の事件に繋がる」
という流れがよくあるのだ。
「突き飛ばされた人が頭を強く打って命をおとしてしまい、本筋の事件に繋がる」
という流れがよくあるのだ。
夫にしては珍しく私が面白がるようなことを言うなぁと感心していたら、
「年齢的に反射神経なんかも衰えてきてるんだから、本当に気をつけないとだめだよ
」

と、釘をさされた。
夫からのもっともな注意事項は、年々増えている

我が家の冷蔵庫の横面には、マグネット付きの白いキッチンタイマー(約10cm四方)が貼りつけてある。
冷蔵庫の右横にはシンクがあって、その隣がガステーブルという配置だ。
キッチンタイマーとガステーブルの間は、2mちょっとある。
夫が麺をゆでたりする時は時間との戦いになるので、私がキッチンタイマーのオンオフ担当だ。
時間は夫が設定済みなので、ボタンを押すだけの超簡単なミッションである。
夫「押して!」
私「(ピッ)」
が、失敗することがある。
スタートの時に、ストップボタンの方を押してしまうのだ。
スタートの時に、ストップボタンの方を押してしまうのだ。
スタートボタンとストップボタンは隣り合っていて、しかも同じ大きさで同じ色。
私は自分の確認不足を棚に上げて、対策を考えた。
私は自分の確認不足を棚に上げて、対策を考えた。
ピンク色のセロハンタイプ付箋の、ノリが付いた部分のみを切り取って、スタートボタンに貼ってみた。
「スタート」の文字も透けて見えるし、ぴったりフィットしてはがれない。
そしてなんと言っても目立つ。
ミッションの成功率は100%になった。
「私って天才でしょ
」
夫に威張って見せた
そしてなんと言っても目立つ。
ミッションの成功率は100%になった。
「私って天才でしょ

夫に威張って見せた
