今夏はセミがよく鳴いている。
「暑い暑い暑い暑い暑いーー」と言っているようなミンミンゼミの声が、毎日家の中にまで届く。
蝉にもいろんな種類があるのだろうが、私は、ミンミンゼミ・アブラゼミ・ツクツクボウシ・ヒグラシぐらいしか知らない。
蝉の声は言葉で表現しやすい。
夫に出題。
ミンミンゼミは? 『ミーンミンミンミィーー』
アブラゼミは? 『ジーーーー』
ツクツクボウシは? 『ツクツクボーシ ツクツクボーシ』
ヒグラシは? 『あれ?どう鳴くんだっけ?』
夫に聞き返されたものの、私も答えられず…
ネット検索で答えはすぐに見つかった。
正解は 『カナカナカナ』
そう言えばそうだったと二人で納得した。
この後、ヒグラシの鳴き声は「カナカナカナ・・・」と聞こえるようになった。
最近、北杜夫さんのご著書「マンボウ酔族館」を読んでいて、ニイニイゼミという蝉を初めて知った。
図鑑で調べてみると、日本全土に生息し、低めの声で「ニイニイ」とか「チィーチィー」とか「じいーじいー」と連続して鳴くらしい。
セミの声に集中してその声を探しているのだが、まだ、これだ!という声には出会っていない
我が家は田舎の中の田舎にあり、夜は黒々とした山並みに囲まれて辺りは相当暗い。
月や星が大好きな夫は、ここに越してきた時、
「こんなにきれいな夜空を自宅に居ながら見られるなんて」
と、かなり喜んだ。
ジュリーの歌には、「月」にちなんだものが結構ある。
バラード系はもちろんアップテンポなものまで、言うまでもなく、どれもが秀逸だ
いつだったか、
「あのさ、多分、ジュリーも月が好きなんじゃないかな」
ひとりよがりの【俺とジュリーの共通点】を見つけた夫が、嬉しそうに言った。
夜、夫が部屋の灯りをつけずにカーテンを開け、月を見ていることがある。
「ジュリーもきっとこの月を見てるだろうな」などと、想像をふくらませているらしい。
明後日は、満月
ガーデニングは、私にとって苦手領域である。
だが、自宅での極小自営業ということを考えると、小さい庭ながらちょっとは彩りが欲しい。
苦手意識を押し込めて「植えるのはキンギョソウとニチニチソウのみ」と決め、ここ数年を過ごしている。
今年は何を植えよう?と悩みたくないのである。
キンギョソウの花は、本当に金魚のような可愛い姿で次々と咲きほこる。
そして、驚くほど甘くていい香りがする。おかげで花がらを摘むのが楽しみになった。
ニチニチソウは、ドリルのようなつぼみが朝顔のそれに似ていて、咲くまでの間も優雅に見える。
開いた花は大きくて見栄えもばっちりだ。と言っても、我が家のは葉のほうが旺盛…
花言葉を調べてみた。
一部を抜粋すると、
①キンギョソウ・・・「おしゃべり」「騒々しい」
由来:口をぱくぱくさせてお話ししているようにみえる
②ニチニチソウ・・・「生涯の友情」「若い友情」
由来:毎日次々と花が咲くことから、友達同士でわいわい楽しくおしゃべりしているようにみえる
ニチニチソウにもキンギョソウにも「おしゃべり」が共通している。
ということは、私が選んだこの2種、実は最高の相性かも
夫に花言葉を教えたら、キンギョソウの花言葉が私とかぶったとのことで、ちょっと受けた。
「私がもしおしとやかになったら、家の中が静かになっちゃうよ。」
と言ったら、少し考えて、
「たまにはそんな時があってもいいんじゃない」
一本取られた
先週の初めに、夫が産直で買ってきたメロン。
私は翌日の夕食のデザートにと思っていたのだが、夫の希望で少し置いておくことにした。
3日後。
メロン特有のあの甘い匂いは全然しなかったのだが、外皮の色は大分黄色みを帯びてきた。
二人でまな板を前に立ち、夫が包丁を入れた。
ごろんと2分されて現れた中身の色は、薄いオレンジ色と薄い緑色というあいまいなものだった。
夫「はずれかな?」
私「でもさ、味が濃くて美味しいかもよ」
夫「だといいけど」
贅沢にも、1/4カットずついただくことにした。
結果は、味といい食感といい期待通りとはいかず、それぞれの皿には高さ1.5cmほどの外皮が残った。
「立派なメロンが安く手に入ったと思ったけど、結局は高上がりだった」
夫はかなり残念がっていた。
問題は半分残っているメロンをどうするかである。
「甘くないメロンをおいしくする方法」を検索してみた。
情報はたくさんあったのだが、手っ取り早くできそうな、
①レンジでチン ②塩をかける ③はちみつをかける
の3案を試してみた。
我が家としては【甘くないメロンには、はちみつをかける】をおすすめしたい
昨日のブログのタイトルは「小玉すいかとおおもの」。
7月下旬に夫が産直でゲットしてきた、美味しいもの2品についての話だった。
また買ってくるとの言葉を信じて待っているのだが、その日はまだやって来ていないという内容。
昨夕、夫の帰宅に合わせて外に出た。
「はい、これ」
車から降りるとすぐ、夫は笑顔でマイバッグを差し出した。
ずっしりと重い。もしや、待ちに待った…?と期待しながら中をのぞくと、かなり大きなメロンが一つ入っていた。
「小玉すいかもおおものも無かったから、今回はメロンに挑戦してみた」
普段はあまり冒険しない夫。
前回の2品が大当たりだったのに気をよくしたらしく、ずいぶんと意欲的だ。
ちなみにこのメロンのパッケージには「メロン」としか記載されておらず、残念ながら品種は不明。外皮が網目状になっているので、昔懐かしのプリンスメロンじゃないことだけは確かだ。
実がオレンジ色なのか、緑色なのか、これも楽しみ。
今夜のデザートは夫が選んだ「メロン」。