嗜好を志向する思考系ブログ。

ウクライナ侵攻に思う2

ロシアのウクライナ侵攻に関する報道について、ずっと違和感を感じています。

ロシア軍は思ったよりも弱い。
若い兵士は戦争に反対しており、ロシア軍の士気は低い。
戦車部隊の損害は大きく、将軍が何人も死んでいる。
電撃作戦前提だったため、補給線が出来ておらず、ロシア軍は飢餓状態。
ロシア海軍の旗艦を撃沈した。
そんな、ウクライナ側の圧倒的な戦果が頻繁に報道されています。

たしかに、電撃作戦への対応結果を見れば、そうなんでしょう。
しかし、戦況を見ると、ロシア軍はジワジワと且つ確実に戦争目的を果たそうとしているように、私には見えます。
「木を見て、森を見ず。」とは、こういうことなのかなと。
ロシア軍が電撃作戦しかとらないかの様な報道。
私が違和感を感じているのは、その辺りなんでしょう。
ソ連時代ではありますが、ロシアはアフガニスタンに10年間侵攻していた国です。
今回もそうなるような気がします。
だとすれば、上記の様な報道に踊らされていることは、状況の誤認に繋がる。
つまり、現在の状況は、西側諸国における大本営発表になる可能性があるということです。


さて、日本が”恥”の文化、韓国は”恨”の文化と言われますが、その文脈で行くと、ロシアの本質は”虚無”であるといった話しを以前どこかで聞いた事があります。
ソレを聞いた時、妙に納得してしまいました。
アメリカは”合理”の国で有り、そうした思考をベースに報道がなされ、私達はそれをソースとした報道を見ています。
しかし、相手は虚無の国。
ベースとなる思考が違うため、報道の視点がズレているんじゃないかなと。
いわゆる、日本に対する海外の報道を見て、そうじゃないんだよなぁとツッコミたくなるアレです。
世界情勢について、報道が本質を表すということ自体、基本的に難しいのかもしれません。


日本とロシアは第二次世界大戦後、終戦となっていません。
平和条約が結ばれてないんです。
その締結交渉は、北方領土問題もあり長引いている訳ですが、今回の影響で3月に中断されています。
つまり、日本とロシアの関係は、平和よりも戦争の方が近いということを前提として捉えるべきということです。
もう一度書きます。
相手は、合理ではなく虚無の国なんです。



(。・ω・。)

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