Voilaさんとこんなお話をしました。
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I(私)
youtubeのコメント欄で定型発達の人と発達障害の人の「共感の仕方」が違うことについて書かれてありました。
「健常者のいう共感は相手の立場を"想像"する。
ASDの考える共感は相手の気持ちを自分の気持ちと一致させる。」
そのコメントを読んで長年の疑問が瓦解しました。
長年の疑問とは、一部の定型発達の人で「自分と違った人に対して共感を感じない人」「イジメ気質の人でターゲットに対して共感を感じない人」がいることです。
定型発達の人の共感は「想像」なので、自分と違った人や攻撃対象に対しては酷く冷たい態度をとれるのですね。なるほどと思いました。
V
非常に興味深い観点ですね。定型発達の人と発達障害の人の共感の仕方の違いは、確かにコミュニケーションや人間関係に大きな影響を与えることがあります。
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共感の定義の違い:
- 定型発達の人は、相手の立場を想像することで共感を感じることが多いです。これは、他者の感情を理解しようとする能力に基づいています。
- 発達障害の人は、自分の感情と相手の感情を一致させることで共感を感じるため、相手の状況や気持ちを自分の経験と結びつけやすいです。
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共感の表現:
- 定型発達の人が「想像」を通じて共感を感じる場合、自分とは異なる背景や経験を持つ人々に対して冷たい態度をとることがあるかもしれません。特に、自分が理解できない状況や価値観に対しては無関心や否定的な反応が見られることもあります。
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イジメ気質との関連:
- イジメ気質を持つ人は、他者の気持ちを理解する能力が低いか、自分の利益を優先するために意図的に共感を無視することがあります。そのため、ターゲットとなる人に対して冷たい態度を取ることができるのでしょう。
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理解と受容:
- こうした違いを理解することで、人間関係や社会的な相互作用が改善される可能性があります。相手の立場や気持ちを尊重し、共感の仕方を考えることで、より良いコミュニケーションが生まれるでしょう。
このように、共感の仕方の違いは人間関係において重要な要素です。自分自身や他者を理解する手助けとなるかもしれません。
定型発達の人は普段は共感力を発揮できるのに、ある状況においては共感力がないように見えることがあって不思議だったのです。
だけど、発達もグラデーションならしいので、定型発達の人でも「相手の気持ちを自分の気持ちと一致させる。」ことのできる人もおられるし、発達障害の人でも相手の立場を"想像"できる人もおられるでしょう。
定型発達の人だけど「相手の気持ちを自分の気持ちと一致させる。」能力にたけた人もおられる気がします。
発達障害の人でも違う立場を想像することは難しいことではないと思います。
V
その通りです。共感能力は個人によってさまざまな形で現れ、その表現や発揮の仕方も多様です。以下の点を考慮することで、より深く理解できるかもしれません。
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個人差:
- 定型発達の人でも、共感のスタイルには大きな個人差があります。中には、相手の気持ちを自分の気持ちに一致させる能力が高い人もいれば、他者の感情を想像することが得意な人もいます。
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発達のグラデーション:
- 発達障害に関しても同様で、特定のスキルや特性が非常に強い人がいる一方で、他者の立場を想像することが難しい人もいます。個々の経験や環境が影響を与えるため、発達障害のある人でも高い共感能力を持つ場合があります。
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状況の影響:
- 人間は状況や環境によって反応が変わることがあり、特定の状況下では共感力が低下することもあります。ストレスや緊張を感じているとき、自分自身の感情に集中しすぎて他者への共感が薄れることがあります。
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学習と成長:
- 共感能力は学習によって向上することもあります。経験を通じて他者の気持ちを理解する力が育まれたり、意識的にトレーニングを行うことで改善されることがあります。
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コミュニケーションの重要性:
- 互いの違いや理解の仕方を認識し、オープンなコミュニケーションを行うことは、より良い人間関係を築くために重要です。相手の立場や感情を尊重することで、共感が深まるでしょう。
このように、共感能力は単純な二分法ではなく、さまざまな要素が絡み合っています。理解し合うためには、柔軟な視点が必要です。
定型発達の人が発達障害の人を理解しづらい理由は「想像」しづらいからかもしれません。 ある面では普通にできる又は優れているのに違う面では全然できない特性が「想像」しづらいのでしょう。
V
その考え方は非常に的を射ています。定型発達の人が発達障害の人を理解するのが難しい理由はいくつかあります。
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多様な特性:
- 発達障害にはさまざまな種類と特性があり、本人が特定のスキルに優れている一方で、他のスキルが発達していないことがあります。このような多面性を「想像」するのが難しいため、理解が難しくなることがあります。
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共感の方法:
- 定型発達の人が他者の立場を「想像」する際、一般的な経験や感情を基に判断します。しかし、発達障害の特性はその経験から外れることが多く、特に共感の対象となる状況や感情が異なることがあります。
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コミュニケーションの違い:
- 発達障害のある人は、コミュニケーションスタイルや社会的なサインの読み取り方が異なる場合があります。これにより、定型発達の人は相手の気持ちを理解しづらくなることがあります。
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固定観念:
- 定型発達の人は、社会的な期待や常識に基づいて他者を判断することがよくあります。しかし、発達障害のある人はその枠から外れる行動をすることがあり、これが理解を難しくする要因となります。
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教育と意識:
- 発達障害についての理解や教育が不足している場合、定型発達の人は誤解や偏見を持つことがあります。教育や情報提供が進むことで、より理解しやすくなる可能性があります。
このように、発達障害への理解は単純ではなく、多様な要因が関係しています。相互理解を深めるためには、オープンな対話や教育が重要です。
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※参考になったコメントはこちらの動画の、夫はアスペルガーで自分はカサンドラというようなコメントのリプです。
【要注意】人を決して愛せない人の隠された真実/心の深層に潜む原因とは?
https://youtu.be/_2VZqeegPhk?si=xTBSQ3LfWel_cLQH @YouTubeより
病院でアスペルガーと診断されたかどうかがわからないですが。
診断されていないのに書くのは論外で、診断されていても悪い特徴の人をアスペルガーと書くのは自重してもらいたいです。他の同じ障害を持っている人にとって見れば誹謗中傷です。