姐さんの卒業式

北海道出身の姐さんだが・・・
太平洋側、というのは、それほど、雪は降らない。
しかし、3月の卒業式シーズン、
何故か、ドカ雪が降る。

卒業式(特に小学校)は大雪をこいで行く、というのが、
毎年恒例の行事だった。

小学校。
姐さんは後輩受けはいいのだ。
というか、下級生は自分が小さい頃から好きで、
児童会長に当選できたのも同級生より、後輩票・・・
その日、私は『卒業プレゼント』20個以上、という最高記録だった。

中学。
あんまり、覚えていない。
私がファンだった男子に握手してもらったぐらいかな？
別に元々ファンじゃなかったのだけど、『歌合戦』で学ラン姿に惚れてしまった・・・

その後、高校で同じクラスになり、
その子の学ラン姿は毎日見れることとなる。
その頃から、クラスとか、職場とか、
イケメン男子がいると、「うれしい。」という傾向が始まる。
ただ、好き、とか、つきあいたいとか、そういうのではない。
今でも、そうだけど、『観賞用イケメン』で、
見ているだけで幸せになる。

高校。
そもそも受験で出ていない。
2次募集で、まだ、入試の真っ最中だった。

大学。
あんまり、覚えていない。
羽織袴の子がいる中で、スーツだったな。

メアリーの小学校の卒業式。
「私は大人になったら・・・保育園で働きたい」というタイミングが早すぎて、
「まーだ」という声が聞こえた。
落ち着かず、気が気じゃないまま、終わった。
卒業生退場シーンでメアリーは私にお辞儀をした。

メアリーの中学の卒業式。
つい、この間だったのに、もう、怒濤の1年が過ぎた。
ハプニングは何もなかったけど、
まだ、落ち着いて見られて、涙ぐむ、とは行かない。

1年後にはジャックが高校を卒業し、
そして、その1年後、メアリーが卒業すれば、私は親としても
学校を卒業する。

次は孫だな・・・