映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4548-脇障子

2025年01月21日 | 30秒の心象風景

   社殿建築に見られる脇障子には、絵や彫刻が施されています。これまでに出会ったものでのは、彫刻の方が多いです。板に絵が描かれただけのものもあったかもしれませんが、ほとんどが彫刻です。半肉彫りか、透かし彫りで、立体的な表現のものが多かったと記憶しています。画題は、花が印象に残るものや、仙人らしき人物が描かれていることが多いです。そして、どことなく中国風の印象です。故事成語などのテーマがあるのかもしれません。しかし、全くの装飾にしか見えないものもあり、描かれる内容には決まりはなさそうです。市川町の岩戸神社の脇障子(左側)には、二人の仙人のような人物が見えます。

 

 

30秒の心象風景29892・脇障子の世界へ~岩戸神社~
https://youtu.be/0DaSZE0xAoQ


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4547-様々な年号

2025年01月20日 | 30秒の心象風景

  春日大社の参道には、数え切れないほど多くの石灯籠があります。その大きさや形は一定ではなく、同じ形のものがほとんどないようい思えます。一見似ているようでも、細部を見れば少しずつ異なっているのです。竿の部分に春日社と大きく刻まれているものが目立ちますが、そのような表記がないものもあります。笠や火袋に目が行きますが、基壇や中台、宝珠や受け花などの細部を見ると個性があることが解ります。一般名称に春日灯籠というものがあるように、火舎が六角のものが多いですが、それが全てではありません。また、竿は円筒形で節のあるものと思っていると、角柱で節のないものもあるのです。多くは江戸時代の年号が刻まれています。ざっと見ただけでも、元禄、享保、安永、明和が見つかりました。時代によって燈籠の形が違うことが解ります。やや時代が古いものには、竿が角柱で、火舎が四角いものがあるようです。竿にある文字を見ると天文、慶長など江戸時代以前、戦国時代の年号が刻まれています。

 

30秒の心象風景29886・様々な年号~春日大社灯籠~
https://youtu.be/qM5a0D8ObyU

 

 

30秒の心象風景29888・江戸時代より古い年号~春日大社灯籠~

https://youtu.be/lGO9yxe6NuU

 

 


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4546-灯籠の並ぶ参道

2025年01月19日 | 30秒の心象風景

  JR奈良駅前から超満員のバスで、春日大社本殿へ向かいましたが、超満員の状態が続いたのは東大寺までで、そこでほとんどの乗客が降りたのです。春日大社まで行く観光客は随分少ないのです。終点のバス停で降りると参道に向かうわけですが、古い灯籠の並ぶ参道で迎えてくれたのは、お馴染みの鹿達です。観光客も少ないのでゆったりしている感じです。本殿までの参道では、人混みというものはありません。東大寺の異常人気に比べると極めてのどかな春日大社の参道です。

 

 

30秒の心象風景29879・灯籠の並ぶ参道~春日大社本殿~
https://youtu.be/CTwpk3iBZlE


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4545-JR関西本線の非電化区間

2025年01月18日 | 30秒の心象風景

   JR関西本線で伊賀上野を目指したのですが、関西本線は、加茂までしか電化しておらず、加茂で気動車に乗り換えます。ここから先は亀山まで単線の非電化区間になっています。伊賀上野はその真ん中あたりです。木津川にに沿って進む線路は、カーブが多く、トンネルもあります。これらは電化を妨げる要因になったのでしょう。名古屋、大阪を繋ぐ路線であるにもかかわらず、加茂と亀山の間は非電化単線ローカル営業のままになっています。キハ120形の気動車は観光車両のラッピングが施された旧型の印象で、ローカル鉄道の旅気分になります。かつて幹線鉄道だったという趣はありません。

 

 

30秒の心象風景29865・トンネルとR300~JR関西本線~
https://youtu.be/_Ggxm-T-qsk


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4544-JR関西本線

2025年01月17日 | 30秒の心象風景

   関西本線(名古屋~JR難波間、営業キロ174.9㎞)は、大阪鉄道が1889年(明治22年)に柏原~湊町(現在のJR難波)間(16.1㎞)を開業したのを皮切りに、他の区間においても民間事業者により開業され、1899年(明治32年)に名古屋~大阪間が全通しました。その後1907年(明治40年)の国有化、1987年(昭和62年)の国鉄民営化(JR東海:名古屋~亀山間59.9㎞、JR西日本:亀山~JR難波間115.0㎞)を経て現在に至っています。名古屋圏と大阪圏を結ぶ重要な役割を担っていたのですが、東海道本線の整備が進められたことなどにより、現在は直通列車は運行されておらず、名古屋~亀山間59.9㎞(電化区間)、亀山~加茂間61.0㎞(非電化区間)、加茂~JR難波間54.0㎞(電化区間)の3区間の運行系統に別れています。今回は伊賀上野までの乗車となり、非電化区間を体験することになりました。加茂駅で、キハ120形に乗り換えると、そこからは単線で非電化、トンネルや鉄橋、そして、急カーブの多い、ローカル色の強い路線になりました。往路は事情がよくわからず、2両編成で混み合った車両というだけの印象でしたが、復路では車窓を見る余裕があったので、ローカル色を見届けることができました。

 

30秒の心象風景29869・木津川を渡る~JR関西本線~
https://youtu.be/0YU705kjmL4


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4543-ラッピング電車

2025年01月16日 | 30秒の心象風景

  伊賀鉄道には、「ふくにん列車」、「忍者列車」などのラッピング電車があります。漫画家の松本零士氏がデザインした忍者塗装の列車は、「忍者列車」と呼ばれて、青色とピンク色、そして緑色の3編成が運行されているようです。忍者市駅で伊賀上野行き電車を待っていたところ、入って来たのは青色の「忍者列車」でした。また、駅のホームから見える車庫前には「ふくにん列車」が待機中でしたので、ラッピング車両を2種類見ることができました。

30秒の心象風景29855・忍者ラッピング~伊賀鉄道~
https://youtu.be/WLWUrgK_9eI

30秒の心象風景29854・ラッピング電車~伊賀鉄道~

https://youtu.be/RBuSNh3e2C4

 


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4542-俳聖殿

2025年01月15日 | 30秒の心象風景

   昭和17年(1942)、松尾芭蕉の生誕三百年を記念して、上野公園に建立された八角形で二層屋根のお堂、俳聖殿です。曲線が美しい屋根やひさしは、ヒノキの樹皮を用いて施工される伝統手法の「檜皮葺」です。八角形平面の1層に円形平面の2層を載せた八角重層塔のような建築で、高さ17・57㍍の木造の和風建築です。設計は築地本願寺などを設計した伊東忠太博士で、上の丸い屋根は旅笠、木額「俳聖殿」が顔、下の八角形の庇は簑と衣装、それを支える柱は翁の杖として、芭蕉翁の旅姿をイメージさせる独特の形となっています。堂内には彫刻家長谷川栄作氏制作による芭蕉翁瞑想像の原型を、川崎氏が焼成した伊賀焼の芭蕉翁坐像を安置しています。この芭蕉翁坐像は、毎年10月12日の芭蕉翁の命日に行われる「芭蕉祭」の時に公開されます。 旅の詩人芭蕉の姿と建築を一つのものとして表現した、日本でも類例のない建物として、平成22年(2010)に国重要文化財(建造物)の指定を受けています。

 

30秒の心象風景29845・公園の奥に~俳聖殿~
https://youtu.be/7u2SzbVubHY


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4541-伊賀鉄道上野市駅

2025年01月14日 | 30秒の心象風景

 伊賀鉄道には初めて乗ったのですが、伊賀上野城を訪れる最寄り駅として下車したのが上野市駅です。着いてみると忍者が迎えてくれました。赤い衣装の等身大の人形です。青い装束のものいたようです。手裏剣型の駅名表示板には忍者市駅と表記されていて、そこにも忍者がいます。着いたときには、まず目的地である城に向かうことが最優先で、駅舎内を見る余裕もなく素通りして、駅舎を外から見たときに、大きく忍者市駅と書かれているのに気づきました。そして、駅舎の前には鉄郎とメーテルの像もあったのです。翌日、帰りには駅舎周辺を見る余裕があったので、ようやくローカル鉄道の様々な取り組みに気づいたのです。伊賀上野では伊賀忍者が知名度の高い存在であること、また、松本零士氏との関わりが様々なものを生み出していることが解りました。それとともに、伊賀鉄道のイメージキャラクターの「広小路かや」、マスコットのゆるキャラ「ふくにん」と多様な存在に気づきました。そして、伊賀鉄道は様々なグッズも販売していたのです。駅舎内には、商品のアクリルスタンドなどが展示されていました。

 

30秒の心象風景29838・駅舎内の設備と展示~伊賀鉄道~
https://youtu.be/WMdC-Rl15gE


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4540-ふくにん

2025年01月13日 | 30秒の心象風景

 伊賀鉄道の上野市駅で改札を出ると迎えてくれたのが、「ふくにん」の立て札とともにあるゆるキャラ風のマスコットでしょうか。大きさは1メートルくらいです。  webで検索すると、Xで「伊賀鉄道のマスコットキャラクターの「ふくにん」です。みんなよろしくね!伊賀鉄道のイベントなどには着ぐるみが出たりするよっ!/ツイフィールはこちら→https://t.co/wJXNXaQ6hB※このBOTは非公式BOTです。伊賀鉄道さんへのお問い合わせなどはご遠慮ください※」という情報が得られました。続いて「僕のツイプロフィールを見てくれてありがとう!僕は、2010年に伊賀鉄道さんで生まれたんだよ♪名前は公募でたくさんの方から応募があったんだよ!僕を生んでくれた伊賀鉄道さんや僕の名前を付けてくれたみんなには感謝感激です!僕はいつも上野市駅の待合室近くでみんなのことを待ってるよっ。伊賀鉄道は、伊賀上野~(上野市)~伊賀神戸を結ぶ鉄道で、車窓は四季によって変わる田園風景や山などが見れるよ!とってもきれいなんだよ☆普段は車で移動しているみんなもぜひ伊賀鉄道に乗ってみてね♪僕のこのアカウントで伊賀鉄道の活性化や伊賀地域の発展につながったらいいなと思っているよ!僕のツイートを見て少しでもみんなの役に立ったら嬉しいな♪」とありました。これでようやく、ローカル鉄道を応援するために、2010年に生まれたマスコットキャラクターだということが解りました。「ふくにん」という名前は、幸福の鳥とも言われるフクロウ と 忍者 にあやかっています。上野市( 忍者市)駅に登場したマスコットキャラクターです。

 

30秒の心象風景29834・ふくにん~伊賀鉄道~
https://youtu.be/eL3Wiqh2Ono


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4539-天守からの眺め

2025年01月12日 | 30秒の心象風景

 天守に上れる城は幾つか経験しましたが、上野城の内部は古い城郭と同じように、傾斜が急な階段で、上るときに気を遣いますが、降りるときはもっと大変です。特に最上階に向かう階段は直線で長く、手すりがないとこわいです。その最上階からの眺めは、四方どの方向も楽しめますが、やはり街が見える南の方が面白いでしょう。伊賀鉄道の駅も見えています。反対側では、個性的な建築である俳聖殿の頭が見えています。屋根の部分は帽子のような形で、「俳聖殿」と書かれた扁額が懸かっているのが見えます。上野公園の重要な観光資源になっている建物として、上野城と俳聖殿、そして忍者屋敷がありますが、訪れた時刻がやや遅かったので、入れたのは上野城の天守だけになりました。

 

 

30秒の心象風景29829・天守からの眺め~上野城~
https://youtu.be/Fx5u0Vo2jLs


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