映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4601-野鳥の撮影

2025年03月13日 | 30秒の心象風景

 ロケーションハンティングで野外撮影に向かうと、目的としたもの以外の被写体に出会うことがあります。季節にもよるのでしょうが、最近は野鳥を撮影することが多いです。不意に近くにいたりするのです。須加院踏切で列車を待っていたのですが、踏切の脇にある須加院橋梁を撮影しているとその下を泳ぐカルガモがいたのです。年間を通して出会うことの多いカモの仲間ですが、近づくと直ぐに離れていくのが野生の生きものです。近くを泳ぐ姿が撮影できるのは希です。近い距離ならではの解像度の高い映像が収録できました。

30秒の心象風景30317・橋梁の下で~カルガモ~
https://youtu.be/XKvYd91AdP0


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4600-ちょこちょこ

2025年03月12日 | 30秒の心象風景

  身近でよく出会う野鳥にセキレイがいます。ヒトの生活圏にも気にせずどんどん入り込んできます。街中では、コンビニの駐車場でも地面を歩き回っています。それも小走りというか、ちょこちょことかなり速いです。そして、自在に飛び回って移動するので、ヒトや犬、猫などの動物が来てもひょいひょいとかわしてゆきます。小走りしながらひょいと空中移動したかと思えば、すーっと遠くの建物の屋根に避難するように移動します。その多くは、セグロセキレイのようです。ハクセキレイも見かけますが、街中ではセグロセキレイの方が多いでしょう。セグロセキレイやハクセキレイよりも出会う機会が少ないのはキセキレイです。人里よりも自然豊かな場所で出会った記憶の多いキセキレイです。住む環境というか、餌とするものに違いがあるのでしょうか。人里を離れたところでは、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイを同時に見かけた記憶もあります。

 

30秒の心象風景30313・瓦屋根をちょこちょこ~セグロセキレイ~
https://youtu.be/pEdjmq0i04c


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4599-石工の名

2025年03月11日 | 30秒の心象風景

  江戸時代の古い石造鳥居を維持し続けている神社があります。地域の有力な神社には石造の奉納物が多数見られますが、中でも数の多いのが燈籠です。様々な時代のものが残されていますが、江戸時代の年号が刻まれたものを見ることが多いです。文化、文政、天保などが記憶に残ります。しかし、それらよりも古い年号のものに出会うことは希です。石造鳥居も同じで、古いものにはなかなか出会いません。今回出会った鳥居には「享保十八」ときざまれていました。これは、かなり古いもので出会う機会は多くありません。その鳥居ですが、珍しいのは、柱に「石匠 印南郡 嶋村住人 西村杢兵衛」と大きく刻まれていたことです。石工の名前が刻まれることはありますが、これほど大きな文字で刻まれたものは初めて見ました。福崎町二之宮神社の石造鳥居です。「印南郡 嶋村住人」とあります。合併前の米田町に島村という地域名がありました。この鳥居の嶋村のことなのでしょうか。すると今では石宝殿で知られる高砂市の一部になっているはずです。この地域には石材の職人が多かったでしょう、近隣の神社で石工の名が記されたものの在所は、印南郡が多いようです。

 

30秒の心象風景30299・石工の名が見える~二之宮神社~
https://youtu.be/ViyHVvqEk6U


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4598-野鳥の観察

2025年03月10日 | 30秒の心象風景

 年中見かける馴染みの野鳥は多いですが、季節によって異なる種もあります。寒い季節になると見かけるのがジョウビタキです。オスの鮮やかな羽色は目立ちます。それに比べると地味な羽色の野鳥になるのが、シロハラでしょうか。大きさはジョウビタキよりもやや大きくずんぐりした印象です。この鳥も寒いときに出会った記憶があります。落ち葉をかき分けて餌を探っていたのを思い出します。ガザ、ゴソと枯れ葉が動く音がするので、そちらを向くと、この鳥が餌を探っていたのです。今回は、やや大きめの丸い果実をつついていました。飲み込むには大きすぎて、何度もつついて剥げた皮を食べているように見えます。やや堅い果実のようです。

30秒の心象風景30297・果実をつつく~シロハラ~
https://youtu.be/3arGDY5fISc


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4597-人のいない間に

2025年03月09日 | 30秒の心象風景

 朝早い妖怪公園です。福崎町の辻川山公園ですが、幾つもの妖怪の像が設置されているので、私的には妖怪公園と呼んでいます。観光客が訪れる時間帯ではない風景です。野鳥が、自由に跳ね回っています。望遠レンズで確認してみるとイソヒヨドリです。妖怪の像の上に止まって、周りを警戒していたのが、地面に降りてきました。妖怪像の周りを跳びはねるように移動しながら、餌でも探っているのでしょうか。驚かさないように、じっとそのまま観察を続けたのですが、なかなか、じっとしてくれません。池からガジロウが出現する泡の音がしますが、鳥も人も、無関心を装っています。

30秒の心象風景30285・妖怪公園で~イソヒヨドリ~
https://youtu.be/xs0gWZEBJhI

 

 




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4596-日本一の勤労河童

2025年03月08日 | 30秒の心象風景

   福崎町の観光ポイントの1つ辻川山に新たな幟が立っていました。観光地を示す幟は定期的に新たなデザインで登場しますが、今回は主役がガジロウです。そのキャッチコピーが「日本一の勤労河童」です。そういえば最初にマスメディアに取り上げられたのは、このガジロウが池から登場するというものでした。濁った池から、泡と共に頭を出す姿はやや気味が悪い妖怪風でした。髪の毛がもじゃもじゃのガジロウが、キモいということになったのでしょう。それ以降、色んなところで登場するようになり、福崎駅前の再開発では、駅前にも定期的に水中から登場して観光客を迎えます。観光拠点の施設には妖怪ベンチもあります。パンフレットやポスターなどにも登場し、まさしく「日本一の勤労河童」になっているのでしょう。

30秒の心象風景30273・日本一の勤労河童~ガジロウ~
https://youtu.be/QC29XJ6hyT4

 

 


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4595-防寒対策

2025年03月07日 | 30秒の心象風景

  web上で紹介されているノボロギクの情報です。「ノボロギクはキク科キオン属の1年草または越年草です。明治初めに渡来し、同じキオン属のボロギク(サワギク)に似ていて野原に生えることからノボロギクの名前が付きました。本家のボロギクは山地の湿った林床に生え、6~8月に舌状花もある頭花を散房状につけます。果実が稔ると冠毛が集まってぼろくずのように見えるので、ボロギクの別名があります。」実際、ノボロギクはどこでも見かける強い草です。わずかな隙間があれば、葉を広げています。どんなに小さいものでも花をつけているのです。今回出会ったのは、車道脇の舗装された歩道と鉄道の線路が通る構内を仕切るフェンスの根元です。寒風が吹き抜ける状態の場所ですが、日当たりは良いです。背を低くし、葉には毛をつけて、まるで、防寒対策をしているような生え方です。

 

30秒の心象風景30263・防寒対策のつもり~ノボロギク~
https://youtu.be/LRwrjQoJDdE




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4594-野鳥の観察

2025年03月06日 | 30秒の心象風景

 野鳥をビデオ撮影の被写体にするようになってから、野鳥を観察する観察眼が鍛えられたように思います。これまでなら見過ごしていたような鳥の存在にも敏感になって、わずかな動きにも気づくようになりました。それは、手ぶれ補正が強力で、望遠能力の高いビデオカメラのおかげかもしれません。肉眼では、遠くて種の判別が難しかった鳥も、十分に拡大することができるようになっているのです。そして、肉眼で判別できそうなほど近くにいる鳥ならば、羽色だけでなくわずかな眼の周りの紋様の特徴や、飾り羽の見え方の違いまで解るようになりました。身近にいてよく出会うのがセキレイですが、ハクセキレイとセグロセキレイもすぐに見分けがつくようになってきました。

 

 


 30秒の心象風景30256・泥をつつく~ハクセキレイ~
https://youtu.be/EcE1PJv_ty8


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4593-短歌に触れる機会

2025年03月05日 | 30秒の心象風景

 これまで短歌に触れる機会などなかったといえるでしょう。学校で習った知識以上に何かを求めるという欲求はなかったのです。しかし、年齢と共に、ものの見え方に違いが出てきたのを感じます。それは、様々な経験が反映しているのでしょうか。若いころなら、見過ごしていたであろう、そんなことに気づけるようになったのかもしれません。そして新たな欲求が生まれてきたのです。辻川山公園には「短歌の森」という散策路があるのですが、初めてその存在を知ったときには、「短歌を刻んだ石碑が並んでいる」ということ以上に関心がなかったのです。ところが、歌を詠み続けている間に、色んな風景が見えてきたのです。万葉集の風景かもしれません。柳田國男の背景にあるものの一部にでも気づけるようになったのでしょうか。いまでは、テレビでも、短歌や俳句の番組を見るようになっているのです。

 

30秒の心象風景30249・短歌の森へ~辻川山公園~
https://youtu.be/MPtdNCY0Z_M


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4592-山間の集落で

2025年03月04日 | 30秒の心象風景

 列車の撮影ポイントを探りながら播但線を北に進んでいると、電化路線の最終駅である寺前駅を過ぎていました。ここから先は非電化で、終点の和田山駅まで、走る車両は気動車になります。最初に出会ったのはキハ41という車両です。1両で運行できるように改造された車両のようです。さて、線路が通るのは市川に沿った山間の集落です。集落の中を通り抜ける形で線路が敷かれたようです。神社の境内への参道を横切ったという記録があって、明治時代に行われた神社の合祀と共に移転も行われたようです。そこに、古い歴史を伝える地蔵像がありました。案内には、鎌倉時代にまで遡るという木像です。

30秒の心象風景30227・抱き地蔵~一願成就~
https://youtu.be/xj16SSCEgy8


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