14年前の古い映像があります。近代化遺産の撮影を続けていたころ、明治時代の木造建築を中心に、様々な建造物の撮影をしていました。その一つに旧辻川郵便があります。大正時代の洋風建築です。明治時代の擬洋風建築の流れを汲むものです。国の登録文化財になっている建物ですが、外観だけでもかなり傷みが目立つようになっていました。撮影してから数年後、その建物がなくなっていたのです。まさか、取り壊しになったのでは、と思っていたところ、別の場所へ移動して復元再建されていたのです。以前の場所とは違い、建物全体を見回せる場所に移築されて、建物全体がよくわかるようになっています。今から、わずか14年前のこの映像は、移転前の貴重な記録になったのです。
ひょうごの近代化遺産7・旧辻川郵便局.mpg
https://youtu.be/VXYQIb3_npo