ビデオ撮影の楽しみは編集の楽しみになっています。どちらが主かといえば、編集作業が主導権を握っているかもしれません。編集のための素材を集めるのが撮影と言える状態です。編集中に気づいたことがもとになって、撮影技法が改良されていると思えます。新たなカメラワークの実験は編集作業で気づいたことが刺激になっています。文化財巡りの旅にリカちゃんを登場させるようになって、既に4年が過ぎました。当初の撮影方法に比べるとリカちゃんに対するカメラワークはかなり変化してきたと思えます。より擬人化した表現を目指すようになってきたのです。万葉集の歌碑の撮影では、その歌を詠むという表現を試すようになりました。30本以上の短編作品づくりは実験でもあり、トレーニングにもなっています。そして、それらを繋いで、やや長いまとまった作品にするという表現も作品づくりのトレーニングになっていることに気づきました。いまでは、ビデオ撮影自体が、その編集作業を楽しむ遊びの一部となっているのです。
短歌の森 3~文化財を巡るリカちゃんの旅~
https://youtu.be/v5oXfPYXBGU