エクステリア/パワートレイン篇に続きまして、今回は、インテリア/ラゲッジルーム篇をお届けいたします。シンメトリーなインストルメントパネルデザインが導入となり、さらに上質に生まれ変わっています!
トヨタ・新型アクア Z(2WD・オプション装着車)@インテリア
>>インテリアカラー:COZY(ブラック×ダークブルー)
インテリアカラーは、ブラック色を基調とした2色が設定されています。先代モデルでは、ブラウン色やグレー色等のライトカラーも一部設定されていましたが、新型では、全グレードで「ブラック内装」が標準設定で、Zグレードの合成皮革パッケージ装着車のみ「COZY(ブラック×ダークブルー)」が標準設定となります。
ステアリングホイールは、最新モデルに準じた3スポークデザインが導入されています!GとZグレードには「本革巻き」仕様となりまして、ボトム部には「シルバー加飾」が備わります。ステアリングスイッチも注目でして、右側には最新のToyota Safety Senseに対応する機能スイッチが充実しています(一部にトルグ式スイッチが採用となるのもポイント!)。
メーターディスプレイ(デジタルメーター)も注目でして、先代モデルではインパネ中央上部に配置される横長のセンターメーターデザインとなっていましたが、新型では、運転席前方に配置され、マルチインフォメーションディスプレイも注目でして、大画面の4.2インチカラーTFT液晶が採用されています。より表示可能な情報が多くなりました。また、3分割表示となったことで、より視認性も高められています。
運転席右側には、ドライバーをサポートする機能装備に関するスイッチが集約されています。上部には、パノラミックビューモニター用のVIEWスイッチ(初採用)、オートマチックハイビーム等の運転を支援する為のスイッチが備わり、下部には、ステアリングヒーター、AC100V電源スイッチ、ヘッドランプのマニュアルレベリングスイッチが装備されます。また、新型ではPOWERスイッチがステアリング左側に移設されました!
助手席前方にも注目でして、先代モデルではトレイ型の収納スペースが設けられていましたが、アッパーボックスが今回採用され、デザイン性と機能性を高めた仕様となっています。助手席アッパーボックスは、GとZグレードには合成皮革巻きオーナメントが備わり、質感がよりUP!そして、Zグレードでは、オーナメント部に「スモーキーブロンズ加飾」が施され、一層上質にっ!
細かなポイントとしまして、サンバイザーも意外と注目でして、GとZグレードには助手席バニティミラーと運転席チケットホルダー、左右照明が追加となります(X、Bグレードでは運転席バニティミラーのみの装備)。また、新型アクアでは、車載通信機DCMが標準装備されていますので、コネクティッドサービスが提供され、オーバーヘッドコンソールは、万が一の際に利用できるSOSスイッチが標準装着となります!
※カラーヘッドアップディスプレイも新たにメーカーオプション設定(Zグレードのみ)!ウインドシールドガラスに直接投影するタイプで、車速表示の他、ナビのルート案内(T-Connectナビキットの装着が必要)や運転支援機能の作動状況等も表示可能です。ちなみに、周囲の明るさに応じて表示の明るさが自動調整される機能も付帯しています-。
そして!新型アクアには、最新モデルに準じ、ディスプレイオーディオが標準装備!こちらのZグレードには、大画面の高精細な10.2インチディスプレイが標準設定されていまして、視認性の向上のほか、スイッチを無くしたことによるスマートなデザイン性にも注目です。フラットでエアコン操作スイッチまで一体感のある形状となっており、先進的でありながら、ピアノブラック加飾でシックで落ち着いた雰囲気も特徴ですよ~!
エアコン操作パネルも今回、直感的に操作したい温度調整機能はダイヤル式、各部設定変更はボタン式と分かりやすい配置に。先代モデルと比べボタン式スイッチが大きくなったことで押し間違えも少なく、スイッチ自体の配置も以前よりも高い位置になったことで、操作し易くなっています。シフトパネルも従来のゲート式からハイブリッドモデルらしい電子式レバーが取り入れられています(走行時に関わるスイッチもこちらに集約)。
デザイン面では、GとZグレードでは、シルバー加飾やサテン加飾が多用されていまして、運転席と助手席のサイドレジスター(エアコン吹き出し口)にシルバー塗装が施され、インサイドドアハンドルはサテン調塗装が施されます。同じシルバー色に感じるかもしれませんが、実は色味が異なるので注目ですよ~!ちなみに、XとBグレードは材着仕様(ブラック樹脂素地)となります。
センターコンソールも今回、シフトレバーがインストルメントパネルに移設されたことで、収納スペースが増加しています!従来シフトレバーが存在していた場所にはスライド式カバー(AQUAロゴ入り!)が備わるトレイが備わり、手前側にカップホルダーが配置されました(カップホルダーも使いやすく!)。電源も各部で追加されていまして、Type-C(Zグレードのみ!)、12V電源シガーソケットが用意されています。→Type-AのUSBポートも備わりますが、こちらは通信用となりますのでご注意を-。
「フロントセンターアームレスト」もGとZグレードのみの設定となりますので要チェック!合成皮革巻きとなると同時に、ステッチも配されていますので質感が高いのもポイントです。ちなみに、パーキングブレーキも変更となりまして、ハンドブレーキ式から足踏み込み式に変更されていますのでこちらも注目ですよ~!
※フロントドアトリムには「ピアノブラック加飾+合成皮革巻きオーナメント&ステッチ」が採用されていまして、リヤドアにも合成皮革巻き仕様のオーナメントが配されています。インストルメントパネルに合わせ、ドアトリム側にもピアノブラック加飾が追加されることでまとまり感が-。→G、Zグレードに標準装備。
前方視界も今回拡大されていまして、フロントピラーが約4%薄くなり、三角窓の拡大&ドアミラーの配置の最適化、フロントワイパーの取付位置が下がったことで視界がより広くなっています。後方に関してもリヤドアのウインドウガラス面積が拡大されたことで、後方視界も向上しているので、デザインのみならず運転し易くする工夫もなされています。
続いてシートですが、フロントシートは、今回、2タイプ(ヘッドレストセパレート型、ヘッドレスト一体型)用意されています。こちらのZグレードではヘッドレストセパレート型となり、合成皮革パッケージ装着車では「運転席6ウェイパワーシート」が採用となるのもポイントです!→合成皮革パッケージ装着車のシート表皮には、合成皮革+ストライプ柄ファブリックが採用。
リヤシートにおいては、「リヤセンターアームレスト」がGとZグレードに標準設定となりまして、Xグレードではメーカーオプション設定となります。ホイールベースが先代モデル比で+50mmとなったことで、前後シート間は+20mmとなり、後席頭上も高く設定されていますので、室内空間も広くなりました。
←ラゲッジルーム@新型アクア(2WD)
そして、気になるラゲッジルームですが、リヤシート角度やバックドアパネルのトリム形状等の最適化により積載性が向上しています!ラゲッジ容量は、先代モデル比で-5Lの300L(VDA方式)となりますが、荷室幅の拡大(1153mm)、荷室高の拡大(824mm)、そして、開口部の拡大により、積み下ろし等の実際に使用した際の使い勝手が向上しています-。
特に、開口部に関しては、バックドア取付部がより車両前方側に移動したことで、開口は先代モデル比で+75mmの800mmとなり、頭が当たりにくく設計されています。展示車両には装着されていませんが、フラットデッキボード(2WD車はオプション、E-Four車は標準)を装着することでリヤシート格納時にフラットなラゲッジルームを実現することもできます。→ラゲッジフロア下には、タイヤパンク修理キットが搭載されます(ボックス形状は2WD車とE-Four車で異なります)。