スバル フォレスター(SK系)が大幅改良となりまして「D型」に進化!今回、BOLDER思想を取り入れた新フロントフェイスデザインが採用され、安全機能が充実した新世代アイサイトやジェスチャーコントロール等の最新機能も導入となりました。
スバル・新型フォレスター SPORT
>>ボディカラー:ブリリアントブロンズ・メタリック(新色)
こちらの展示車両は、1.8L 直噴ターボ”DIT”(最高出力177ps、最大トルク300Nm)を搭載する「SPORT」グレードでして、ボディカラーは、大幅改良モデル(D型)にて採用された新色「ブリリアントブロンズ・メタリック」となっています。ちなみに、フロントデザインには、SPORT専用デザインが導入されているのも注目です!
ボディカラーですが、従来モデル(C型)には、ブロンズ系カラーとして「セピアブロンズ・メタリック」が用意されていましたが、こちらに代わり、新色として「ブリリアントブロンズ・メタリック」が設定となりました。こちらは、セピアブロンズ・メタリックより明るいトーンで、少し赤みがかったカラーとなります。
←新型フォレスター SPORT@リヤ
ちなみに、リヤデザインは従来モデル(C型)から大きな変更点はありません。
※展示車両(試乗車)には、SUBARU純正アクセサリーの「DIATONEサウンド ビルトインナビ」、「リヤビューカメラ」、「リヤビューカメラブロワー」、「フロアカーペット(ブラック)」が装着されています。
エクステリアでは、フロントフェイスデザインが一新されています。今回、SUBARUのデザインコンセプト「DYNAMIC×SOLID」をより進化させる「BOLDER」思想を取り入れたデザインが採用されていまして、さらに大型化されたヘキサゴングリルと新デザインのLEDヘッドランプが備わります。ヘキサゴングリルは枠部分がよりエッジの効いた形状となり、全体的に立体的な造形となったことで、存在感もアップ!
また、グリル加飾も従来モデルでは、グリル枠やエンブレム周りのウイング部分にクロームメッキ加飾(SPORTを除く)が多用されていましたが、黒基調に変更されています!インナー部には立体的なウイング形状が用いられスポーティな印象にも!ちなみに、新型では、全グレードでグリル枠が「ブラック塗装」となり、ウイング部はグレード毎に加飾が設定されていまして、SPORTグレードでは「ブラック塗装」となります。
フロントバンパーコーナー部分にも立体的な造形が用いられていまして、LEDヘッドランプの小型化によるスマートさとSUVらしいタフさを両立するデザイン構成となる他、バンパー下部のブラック樹脂素材部分の面積が大幅に縮小され、カラード部が増えています。また、フロントフォグランプカバーもグレード毎で仕様が異なっていまして、SPORTグレードでは、専用デザイン(角型3灯式)で、グレーメタリック塗装となります!
フロントバンパーデザインが変更となったことにより全長が+15mmとなり、アプローチアングルは、従来の21.3°から「21.4°」に拡大されていますので若干悪路での走破性が高められています。→SPORTグレードに備わるフロントバンパーガードは、ブラック樹脂をベースに、アクセントシルバー塗装加飾が備わるデザインとなります。
新デザインのLEDヘッドランプも注目でして、今回、ウインカーランプがLED化されまして、特徴的な小型ユニットデザインを実現しています。従来モデル同様に、ポップアップ式のヘッドランプウォッシャーやユニット側面にFORESTERロゴが備わる点は受け継がれています。新型ではプロジェクター式ランプ周りがブラックアウト化されていますので、より引き締まった印象に進化!
LEDヘッドランプに採用される「アダプティブドライビングビーム」も進化していまして、従来のロータリーシェード式から「アレイ式」に変更されています。→ロータリーシェード式では、LED光源に対してシェードを掛けることにより、光を遮ることで対向車等へ光が当たらないようにする仕組みですが、アレイ式では、無数のLED光源をヘッドランプに配置するこで、光源毎に点灯・消灯が切り替えが可能となり細かく制御ができ、対向車等へ当たる部分だけを消灯させる仕組みです。ちなみに、ハイビームの照射範囲も拡大!
こちらのLEDヘッドランプを点灯させますと、C字型ライン部分がポジショニングランプとして点灯します。より太くサイド部分まで回り込むようなデザインとなっていまして、プロジェクター式ヘッドランプ部のレンズには、無数のレンズカットが配されています。このほか、ユニット下部には、4灯式のLEDウインカーランプが内蔵され、外側レンズには、車両側面からの認識を高める為に、立体的なレンズが備わりますのでこちらも要チェックです!
新型には、新型レヴォーグにも導入されている「新世代アイサイト」が導入となりまして、新型ステレオカメラが採用となりました。今回、ウインドウガラスに直接取り付けとなり、カメラシステムも、従来のアステモ(旧日立オートモティブ)製からVeoneer(ヴァイオニア)社製に変更されています。画角は従来モデル比で約2倍となり、ソフトウェアのアップデートにより、認識性能と作動範囲も向上しています。
意外と気付かないかもしれませんが、サイドでは、SPORT専用装備として、新たに「ピアノブラック調ピラーカバー(Bピラー&Cピラー)」が採用となっています。足元には、新デザインの18インチアルミホイール(SPORTは「ダークメタリック塗装」)が備わます。立体感が増し、躍動的な造形の5スポークデザインとなりました。
サスペンションも改良されていまして、フロントコイルスプリングの荷重軸特性のチューニングが実施されています。こちらは、サスペンションストローク時のフリクションが低減され、ダンパーの減衰力特性も最適化され、乗り心地が向上しています。同時に、操舵初期の応答性も高まり、ハンドリング性能も向上しています。
そして、スマートリアビューミラーも性能が向上していまして、高画質カメラが新たに採用され映像がより鮮明に!さらに、カメラ画角も拡大されていまして、ルームミラー内のディスプレイの大型化&高精細化と相まって、ルームミラー内に表示できる後方映像の範囲も拡大されています。この他、リヤウインドウ右下側に貼付されていた燃費基準ステッカーが廃止となりました。
新型フォレスター SPORT@インテリア→
インテリアは、従来モデル(C型)と基本デザインを共通としていまして、「ドライバーモニタリングシステム」に、SUBARU初の「ジェスチャーコントロール機能」が追加されています。こちらにより、センターコンソール上部に備わるドライバーモニタリングシステムのカメラに向けて手をかざすことで、エアコンの設定温度をダイヤルスイッチに触ることなく変更することができるようになりました!
このジェスチャーコントロール機能は、マルチインフォメーションディスプレイ上部に備わるカメラに向けて、手をかざして操作するのですが、手を「グー」にすると設定温度がダウン(1回につき-2℃)、「パー」にすると設定温度がアップ(1回につき+2℃)します。ちなみに、エアコン操作パネルには変更はありませんが、運転席右側のスイッチパネルのOFFスイッチを操作することで、機能をOFFにすることもできます。
今回、新世代アイサイトが導入されたことで、プリクラッシュブレーキの制御速度が向上しています。(旧)対象物との速度差が約50km/h 以下(歩行者の場合は約35km/h以下)→(新)対象物との速度差が約60km/h 以下(右左折時は自車速約20km/h、 横断自転車は自車速約50km/h以下)に変更されています。また、交差点右折時の直進対向車や歩行者、自転車運転者等も新たに認識可能となり、衝突回避をサポートしてくれます。
この他、「緊急時プリクラッシュステアリング」、「エマージェンシーレーンキープアシスト」、「青信号お知らせ機能」が追加され、安全運転支援機能が向上しています。また、ツーリングアシストも車線認識や制御性能が向上していまして、動作時のふらつきが抑制され、先行車や側方から割り込む車両等への認識精度も向上しています。
「X-MODE」も今回改良となりまして「自動復帰機能」が追加されています。従来モデル(C型)では、X-MODE動作時でも時速40kmを超えると自動的に解除されていましたが、新型(D型)では、時速40kmを超えると制御が一旦解除されますが、時速35km以下になるとX-MODEの制御が復帰するようになりました。→従来のように自動解除後に再びダイヤル操作する必要が無くなります!
ラゲッジルームも注目でして、新たに「カーゴアッパーフック」が追加!こちらは、ラゲッジルーム手前側の天井に、許容荷重3㎏のフックが2個設置され、利便性が向上しています。ちなみに、SPORTグレードでもロープ等を結べるホールを備えた「ロープホール付きルーフレール」がメーカー装着オプションにて用意されたのも注目ですよ~!
※こちらのロープホール付きルーフレール装着車は、「SPORT」グレードのアイスシルバー・メタリック(北陸スバル 富山インター店の試乗車)となります。