今回、フルモデルチェンジとなりまして、第4世代目になった新型フィット!2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」の採用や最新の安全運転支援システム「Honda SENSING」、新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」も導入されています。
ホンダ・新型フィット e:HEV NESS(FF)
>>ボディカラー:プラチナホワイト・パール
新型フィットは、個性が際立つ5グレード構成となっていまして、こちらは撥水ファブリックシートやプラズマクラスター搭載フルオートエアコンなどを備えるアクティブな「NESS(ネス)」です。…NESSは専用ボディカラー(アクセント2トーン)が選べるのも特徴です。展示車両は、通常の1トーン仕様となっています。
←新型フィット NESS@フロント
ラインアップは…エントリーモデル「BASIC」、デザイン性・快適性が高められた「HOME」、装備充実仕様のアクティブスタイルの「NESS」、タフなクロスオーバースタイルの「CROSSTAR」、ラグジュアリーな「LUXE」が設定されています。また、CROSSTARを除き、基本デザインを共通としていますが、特徴装備により差別化されていますよ~!
新型のフロントデザインは、先代モデル(第3世代目モデル)からガラリと変化しまして、愛くるしい表情にっ。ちなみに、フロントフェイスは「柴犬」をヒントとしているそうですが、「目(ヘッドライト)」を大きくして、イルカのような表情を表現しているのもポイントとのこと。ホッとする柔らかなデザインに。
標準系モデル(BASIC、HOME、NESS、LUXE)は、フラットなパネルを用いたフロントグリルをはじめ、ロアグリルとフォグランプベゼルを繋ぐように配置されたU字型ガーニッシュより、ロー&ワイドな印象となっています。バンパーいっぱいに広がる形状となりますので、力強く-。
今回、デイタイムランニングランプ付のフルLEDヘッドライトが設定されているのもポイントです!新型では従来のインラインタイプではなく、プロジェクタータイプが採用されています。インナ部のクリアランスランプ等のレンズ形状が大きくなり、大胆なデザイン構成となったのも気になるポイントです。→LEDフォグランプは、NESSとLUXEのみに標準装備。
e:HEV搭載@新型フィット NESS→
続いて、パワートレインですが、こちらの展示車両は、「e:HEV NESS」グレードということで、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されています。1.5Lエンジン(LEB-H5)に、電動モーター(H5)、リチウムイオンバッテリー(48個)が組み合わされています。…エンジンカバーには「EARTH DREAMS TECHNOLOGY HYBRID」との記載。
【スペック】<エンジン>■最高出力:72kW(98PS)/5600-6400rpm■最大トルク:127N・m(13.0kgf・m)/4500-5000rpm <モーター>■最高出力:80kW(109PS)/3500-8000rpm■最大トルク:253N・m(25.8kgf・m)/0-3000rpm ※WLTCモード燃料消費率:27.4km(NESSのFF車)→e:HEV HOMEのFF車になると28.8km/Lとなります。
環境性能に関しては、全車で「平成30年排出ガス基準75%低減レベル認定車」となっていまして、こちらの「NESS」のe:HEV搭載のFF車では「2020年度燃費基準+50%達成車」となります。また、フューエルリッド裏面には、従来モデル同様に「無鉛ガソリン(バイオ混合ガソリン対応車)ステッカー」が貼付されています。
NESSの足元には「16インチアルミホイール」が標準装着されています(HOMEとNESSで共通デザインとなり、HOMEグレードではオプション設定です)。そして、サスペンションは、フロントにマクファーソン式、リヤに車軸式(FF車のみ)が採用されています。…この他、NESSとLUXEには、ダブルホーンが採用されているのも注目です。
←新型フィット NESS@サイドビュー
新型は安全運転支援システム「Honda SENSING」も進化していまして、単眼カメラに代わりまして、最新の「フロントワイドビューカメラ」が初搭載(フロントウインドウ上部に装備)!8つのソナーセンサーと相まって、今回、後方誤発進抑制機能やオートハイビーム、近距離衝突軽減ブレーキ(Honda初採用)も備えています。
【Honda SENSING@機能】■衝突軽減ブレーキ(CMBS)■誤発進抑制機能■後方誤発進抑制機能(New!)■近距離衝突軽減ブレーキ(New!)■歩行者事故低減ステアリング■路外逸脱抑制機能■渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)■車線維持支援システム(LKAS)■先行車発進お知らせ機能■標識認識機能■オートハイビーム(New!)
遮音性能が高められた遮音/UVカット機能付フロントウインドウガラスをはじめ、サイドガラスには高熱線吸収/UVカット機能付ガラスが採用され、リヤドア&リヤクォーターとテールゲートはプライバシーガラスが採用(全車で標準装備なのもポイント)!
ホンダ・新型フィット NESS@リヤビュー→
リヤデザインも一目でフィットだと分かるデザインですよね!今回の新型で、リヤコンビネーションランプが、リヤクォーターパネル側とテールゲートパネル側に2分割されたのも注目でして、完全に分かれた仕様となるのは歴代フィットの中では初めてです(先代モデルでは、ウインカーとブレーキ、バックランプが一体型。テール部の一部のみが分かれた仕様)。
リヤは、水平基調のプレスラインをベースに、横方向に広がるランプデザインやナンバープレートポケット等により、ワイド感がUP!そして、注目なのが「H」エンブレムです。e:HEV搭載車は、エンブレム内側縁に専用ブルーのアクセントカラーが配されています。Honda車では初採用なのです!
ライセンスプレートポケット上部には、リヤワイドカメラ(ナビ装着用スペシャルパッケージ:NESSは標準装備)が備わり、テールゲートガラス上部には、小型のルーフスポイラー(ハイグロスブラック仕様)が備わっています。また、ルーフアンテナはシャークフィンタイプ(NESSは標準装備:その他グレードは仕様により異なります)も設定されています。
空力性能を高めるスポイラーやスパッツ等も多数採用されていまして、先ほどのルーフスポイラーの他、フロントバンパー下部とリヤタイヤ前にエアスパッツが装着されています。また、リヤタイヤ後方のバンパーには小型のスパッツも装備されています。
←ホンダ・新型フィット NESS@リヤ
柔らかな表情のフロントデザインに準じ、リヤバンパーは、丸みのあるシンプルな形状が採用されています。リヤバンパー下部には、アクセントとなるプレスラインの他、リフレクターが左右コーナー部分に配置されています。この他、ハイマウントストップランプは、リヤガラス内側に装備されています。
ラゲッジルームは、リヤコンビネーションランプが2分割されたことで、サイドパネルを薄くすることが可能となりまして、開口幅が拡大されています!荷室開口幅が広がったことで、幅(長さ)のある荷物の積み込み等がしやすくなりました。
ラゲッジルームのフロアは、e:HEV搭載車では、フロアにバッテリーを搭載する為、リヤシート側がフロアが少し高くなっています。手前側には、アンダーボックスも備わり、リヤシートにはチップアップ&ダイブダウン機能と6:4分割可倒式も採用されています。
この他、テールゲートパネルの左側には「FIT」エンブレム、右側には「e:HEV」エンブレムが装着されています。新型では「FIT」のレタリングが変更されています。今回、「F」、「I」、「T」と独立(従来モデルは一体型)しまして、字体も柔らかな丸みのある形状となっています。
新型フィット NESS@インテリア→
インテリアは、水平・直線基調のインストルメントパネルデザインが採用されています。バイザーレス仕様のメーターパネルや厚みが従来の半分と薄くなったAピラー等により、優れた視界を確保しているのもポイントです!
今回、新型フィットには様々な情報を表示することが可能な液晶メーターが採用されています。スピードメーターはデジタル表示となり、車両情報(エネルギーフロー、経過時間、燃費履歴、オド/トリップメーター、推定航続可能距離表示機能等)が表示可能です。また、Honda SENSINGの機能作動状況等も表示されますよ~!
メーター横の見やすい高い位置に、POWERボタンが設定されているのもポイント!また、新たにライトスイッチは「AUTO」ポジションが標準位置(OFFは任意操作)となりました。…運転席横のスイッチパネルには、ソナーセンサースイッチやワイパーデアイサー、VSA OFFスイッチ等が備わっています。
インストルメントパネルは水平基調となったと同時に、実はフロントワイパーがウインドウから見えない位置に配置されたことで、従来モデルよりもさらに視界がスッキリとしています。→インストルメントパネルには、アクセントとなるパッドデザインも導入されていまして、NESSでは、ソフトパッド仕様かつ撥水ファブリック張りとなります。
展示車両には、ディーラーオプションの「フィット専用9インチ プレミアムインターナビ VXU-205FTi」と「ドライブレコーダー(フロント用)DRH-204VD(32GBキット)」、「後方録画カメラ」が装着されています。専用設計となっていますのでスタイリッシュに!そして!NESSグレードは、フルオートエアコンがNESS専用の「プラズマクラスター搭載」仕様となるのも注目です。
←Honda CONNECT用緊急ボタン
今回、新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」の採用により、緊急時の通報サービスやスマートフォンからの遠隔操作(エアコン操作やロック状況確認等)、ALSOKの駆けつけサービスに対応しています。利用には専用オプション及びサービスへの申し込みが必要です。ヘッドコンソールには、緊急通報ボタン(赤色)とトラブルサポートボタン(青色)の2つのボタンが備わります。
シフトレバーは、全車でストレートタイプのレバー式が採用されています。従来のハイブリッド車では専用形状の電子スイッチ仕様となっていましたが、新型ではレバー式に統一されています(ポジションの表記等はe:HEVとガソリン車では異なります)。手前側には、ECONボタン、電動パーキングブレーキスイッチが備わりますよ~!
こちらの展示車両のフロントシートのセンター部分には、収納ボックスにもなる「アームレスト」が装着されています。後席側には、USB電源×2か所(カバー付)も備わりますので、細かな配慮が!ちなみに、LEDタイプのフロントマップランプとルームランプはNESS以上のグレードで標準装備となります。
フロントシートには、Honda初の「ボディースタビライジングシート」が採用されています。こちらのシートには、ラウンド形状のシートバック側のサスペンションマットと、面で支えるワイヤー+樹脂モールド構造のサスペンションマットを採用する新フレーム構造が導入!厚みのあるウレタンパッド等も採用され、乗りやすく、疲れにくく、さらに、優れたサポート性を実現しています。
※シート表皮は、CROSSTARと共通の「撥水ファブリック」となり、インテリアカラーは「ブラック×グレー」となっています。また、NESSには専用インテリアカラー「ブラック×ライムグリーン」も設定されていますのでこちらも要チェックですよ~!