ハリアーRXの業務日誌!?

【PHEV車が新設定!】トヨタ・新型ハリアー Z(プラグインハイブリッド車) 展示 in トヨタモビリティ富山 高岡

今回、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、家庭用電源からの充電を可能とした「プラグインハイブリッドシステム搭載車(PHEV車)」が新たに登場しました。

トヨタ・新型ハリアー Z(PHEV車・E-Four)

>>ボディカラー:プラチナホワイトパールマイカ〈089:メーカーオプション〉

今回追加設定されましたプラグインハイブリッド車(PHEV車)は、電気式4WDシステム「E-Four」のみの設定でして、上級グレード「Z」がラインアップされています(基本装備は標準車のZ“Leather Package”に準じた内容となります)。こちらのボディカラー「プラチナホワイトパールマイカ」はPHEVの発表とともに採用された新色となりますー。

  

PHEV車は専用エクステリアが採用!フロントグリルのアッパー部は専用加飾となっていまして、グリルパネル部が標準仕様のグレーメタリック塗装から「ブラックメタリック塗装」に変更され、メッキモールも標準車とは異なりダーク系カラーの「スモークメッキモール」が採用となります。→ハイブリッド車同様にシナジーブルー仕様のトヨタエンブレムが装着。

  

今回、ロアグリルはPHEV専用の「メッシュタイプ(艶あり黒塗装)」となっていまして、開口部は通常のルーバー形状ではなく、専用のメッシュデザインでスポーティな表情に!ナンバープレートベース部も専用形状となり、フロントバンパー左右に設けられたエアインテークもブラック素地から「艶有り黒塗装」に変更されています。

  

ちなみに、実は、フロントバンパー下部がPHEV専用形状となっていまして、標準車(ハイブリッド車及びガソリン車)のモノとは異なり、フロントフォグランプより下側の部分が、若干前方に張り出す形状(バンパーロア部のみ全長が増!スペック上の車両全長の変更はありません)となっています。サイドからの周り込む形状部分も外側に若干張り出す形状となるので、見比べるとワイド感が増しています!このため、アンダーフロアパネルもPHEV専用品です。

  

今回、PHEV車は標準車(ハイブリッド車・ガソリン車)との差別化が図られ、RAV4のPHEV車同様に、フロントバンパーロア、ドアアンダーパネル、リヤバンパーロアが「艶あり黒塗装」に変更され、存在感が増しています。樹脂部はブラック素地を用いたパーツが最小限となり、光沢感のある黒塗装がメインとなる点に注目ですー。

  

艶あり黒塗装の加飾に目が留まりますが、フロントバンパーメッキモールリヤバンパーメッキモールも注目でして、フロントグリル同様に、PHEV専用の「スモークメッキ」加飾が採用されます。また、フロントフェンダー左右には「PLUG-IN HYBRIDエンブレム(サイド)」も装着され、ハリアーのラインアップでは唯一サイドエンブレムが採用となっています。

  

このほか、ドアミラーは、バンパーロア加飾等に合わせ「ブラック(202)塗装」(プレシャスブラックパールを選択した場合はボディ同色となります)に変更され、アウトドアサイドドアハンドルは、Sグレード同様に「カラード」仕様(標準車のZ系グレードではメッキ仕様が採用)となります。そして、バックドア右側にも「PLUG-IN HYBRIDエンブレム(リヤ)」が備わります。

  

足元には、PHEV専用カラーとなる「19インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)」が採用されます。形状は標準車のZ系グレードと同一ですが、高輝度シルバー塗装から「切削光輝+ブラック塗装」に表面仕上げの変更でさらに洗練された印象に!さらに、リヤのフェンダーライナーがPHEV専用に「吸音タイプ」に変更となっていますのでこちらにも注目です!

エンジンルーム@ハリアー Z(PHEV車)→ 

続きまして、気になるパワートレインですが、「Z(PHEV車)」は、モデル名称の通り「プラグインハイブリッドモデル」です。床下への大容量リチウムイオンバッテリーの搭載をはじめ、大幅に高出力化されたフロントモーターとの組み合わせにより、システム最高出力も大幅に高められ、306PSを発揮します!→電気式4WDシステム「E-Four」のみの設定。

  

エンジンは、ハイブリッド車同様の「2.5L直列4気筒エンジン(2.5Lダイナミックフォースエンジン:A25A-FXS)」を搭載してまして、PHEV車はさらに高出力化されたフロントモーターを採用するため、特性に合わせ、最高出力は出力が1PS低い130kW(177PS)、発生回転域が高められ5700rpmから6000rpmに変更、最大トルクも同様に-2Nmの219N・m(22.3kgf・m)となり、発生回転域は3600rpm(ハイブリッド車では3600-5200rpm)となります。

  

フロントモーターは、ハイブリッド車よりも高出力化された「5NM」が搭載されています(RAV4 PHVや新型アルファード/ヴェルファイアにも採用)。最高出力は134kW(182PS)、最大トルクは270N・m(27.5kgf・m)を発揮します。エンジン右側に搭載されるパワーコントロールユニット(PCU)もPHEV用でしてオレンジ色のコネクター(高電圧ケーブル)が2個ついているのが特徴です。ちなみにエンジン左側のシルバー色の配管もPHEV専用で、エアコンのヒートポンプ用のものです!

  

トランスミッションの減速比もフロント側のみ変更され3.412となるほか、こちらのPHEV車は、高容量高出力のリチウムイオン電池を搭載するため、バッテリー搭載位置が変更され、車両フロア下に搭載されています。ハイブリッド車とは異なり、リヤシート座面下にはバッテリーは搭載せず、外部電源からの充電/給電を可能とする「DC/DCコンバーター」と「充電器」が備わります。→リヤシート形状はハイブリッド車同仕様。

 

【燃費@PHEV車】■WLTCモード:20.5km/L■市街地モード:18.4km/L■郊外モード:21.8km/L■高速道路モード:20.7km/L

  

フロア下にリチウムイオンバッテリーが搭載されていますが最低地上高はハイブリッド車同様の190mmとなります。今回、PHEV車は車両重量がハイブリッド車(E-Four)と比べ+200kgと大幅に増(車両重量1950kg、車両総重量2225kg)となるため、リヤブレーキは、ディスクから「ベンチレーテッドディスク」に変更されています。そして!運転席側のリヤフェンダーには、PHEV専用の「充電/給電口(普通充電に対応)」が追加されます!

  

充電は「普通充電」のみに対応していまして、200Vでは満充電までに約5時間30分かかります(充電タイマー機能もあります!)。こちらには、「充電ケーブル(AC200V用・7m)」と100Vに対応するアダプター「電源プラグコードコード(100V用)」が標準装備され、外部給電を可能とする「ヴィークルパワーコネクター」も付属します。車両外の給電口に繋ぐと100V電源(最大1500W)として使用できます。

 ←インテリア@ハリアー Z(PHEV車)

【スペック@PHEV車】■充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ、国土交通省審査値) :93km■EV走行換算距離(等価EVレンジ、国土交通省審査値):93km ■交流電力量消費率(国土交通省審査値):WLTCモード 160Wh/km、市街地モード 137Wh/km、郊外モード 150Wh/km、高速道路モード 179Wh/km■電力消費率:WLTCモード 6.25km/kWh、市街地モード 7.30km/kWh、郊外モード 6.67km/kWh、高速道路モード 5.59km/kWh

  

続きましてインテリアでは、メーターパネルに注目でして、PHEV車の特性に合わせメーター表示が変更となります。パワーメーター側にはEV走行比率(%表示)やEV/HVモード表示などが追加されています。モード切替スイッチもPHEV専用仕様となりまして「EV/HVモード切替スイッチ」と「AUTO EV/HVモード」が備わります。ちなみに、PHEV車は始動時に、EV走行をメインとする走行モードで起動します!HVモードも選択できますー。

  

PHEV車が登場した際に一部改良も実施されていまして、メーターパネルは「12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ」に変更されています。他モデル同様にドライブモードの切り替えを行うとアニメーションで車両(ハリアー Zグレードのイラスト)が登場します。また、オーディオシステムにも手が加えれらていまして、従来のT-Connect SDナビゲーションシステムから「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」に変更されています!

  

ディスプレイユニットも変更となりまして、従来モデルよりもさらに高精細な「12.3インチHDディスプレイ」が採用され、表示や操作性も最新のディスプレイオーディオに準じた仕様となりました。新型では、物理的な音量調整スイッチや電源スイッチが新たに採用され、直感的な操作が可能となり、使い勝手が向上しています。新たにセンター通信型の「コネクティッドナビ」に対応(車載ナビ機能も付属)したほか、「車内Wi-Fi」にも対応しました。

  

PHEV車では、エネルギーフロー画面にも違いがありまして、プラグインハイブリッドの「充電/給電機能」が備わるため、アニメーションに「充電/給電コネクター」のイラストが追加されています。充電用USB端子も変更されていまして、従来のType-Aから「Type-C」なったほか、「おくだけ充電」の充電出力が高められ、従来よりも充電時間が短縮されます!

  

今回、最新のディスプレイオーディオが導入されたことで、ETCユニットも変更(デザインも若干変更!)となり、Zグレードでは「VICS機能付」から「VICS機能付+光ビーコンユニット付」に変更となりました。そして、POWERスイッチも従来のブルー色からガソリン車同様のブラック色に変更されています!ちなみに、PHEV車のスマートキーは、専用の「金属加飾付」となり「A/Cスイッチ」も追加されます。

  

また、PHEV車は充電中に、ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチをONにすると、外部電源からの電力で、エアコンやオーディオ、シートヒーターなどが使用可能な「マイルームモード」が備わりますのでこちらにも注目です!エンジンを始動させずにバッテリー電源を使用可能な「EV給電モード」や「HV給電モード」も備わりますー。PHEV車は「リモートエアコン」機能が備わるので、乗降前にエアコン始動が可能です(スマートキーのA/Cスイッチを操作)。

  

ヒーターコントロールパネル(静電タッチタイプ)も一部改良にて変更されまして、設定温度や作動状況が表示可能な「ディスプレイ」が追加され、ナノイーも進化しまして「ナノイーX」に変更されています(エンジン始動でナノイーXロゴが表示されます)。そして、インテリアのパイピングオーナメントもPHEV車専用加飾が採用されていますのでこちらも要チェックですよ~!

  

Zグレード共通のメタルラッチ加飾付となりますが、パイピングがPHEV専用の「ダークレッド」が採用されます。同時に、シート表皮も専用でして、パーフォレーテッド加工部分にダークレッドのアクセント色、シートステッチもダークレッドが採用されますので、大人な上質さで、特別な雰囲気が漂います。→インテリアカラーはPHEV専用の「ブラック/レッド」

  

PHEV車のフルオートエアコンには「湿度調整機能」、「ヒートポンプシステム」が備わるほか、リヤシートには、PHEV車専用に「後席シートヒーター」が標準装備されていまして後席の快適性が高められています。こちらの後席シートヒーターは、リヤドアのパワーウインドゥスイッチにON/OFFスイッチ(温度調整機能は無し)が備わります。

  

Toyota Safety Senseも進化しまして、「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車及び歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」、「カーブ速度抑制機能」が追加され、「プロアクティブドライビングアシスト」や「ドライバー異常時対応システム」も備わります。

  

このほか、Z(PHEV車)には、ハリアーでは唯一「パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)」が標準装備となっています。一部改良で車両フロア下まで透過したような映像が表示可能な「床下透過表示機能」が新たに採用されたのもポイントです!ちなみに、フロントカメラはPHEV車専用の小型タイプ(取付部なども専用)となっています。→パノラミックビューモニター設定画面にも床下透過機能の項目が追加されます。

  

そして!PHEV車には「AC100V・1500W(ヴィークルパワーコネクター付)」が標準装備となりますので、ラゲッジルーム右側に「ACコンセント」が備わります。コネクト部の形状もPHEV専用タイプ(接地極付3Pコンセントとなっていますので、幅広いプラグに対応します。→電源供給はステアリングコラム左側のAC100Vスイッチを押すことでONになります。

  

コメント一覧

CCSCモデルファン
やはり世界を引っ張るハイブリッド日本車の技術力の前に、EVシフトは不調をきたしていますね。特にエンジンのトライボロジー技術はほかの力学系マシンへの応用展開が期待されるところですね。いくらデジタルテクノロジーを駆使しても、つばぜり合いは力学系マシン分野がカーボンニュートラルCO2排出削減技術にかかってくるのだとおもわれます。
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