2017.2.10(金)
毎年開催する、大学時代の同級生と行くスキースノーボードツアー。
3年ぶりにハチ北高原へ。
最近はメンバー4人全員が揃うことはほとんどなく、一昨年は中止している。
今年は3人参加で出席率が高い。
発達した低気圧の影響で、西日本の日本海側には今年最強の寒波が到来している。
島根・鳥取、そしてこれから目指す兵庫県北部は、大雪による警戒をニュースが何度も伝えている。
大丈夫かな?・・・、無理していかなくても・・・。
周囲の心配する声を他所に、
「そこに雪があるから」
我々は豪雪地帯へ向けて、迷うことなく走り出した。
片道約380キロの行程。PM10時30分に出発し、雪が降ることもなく順調に山陽自動車道、山陽姫路東ICまでやってきた。
その後、播但連絡道を北上。福崎あたりから雪がちらつき始めた。
朝来で休憩したのち走り出すと、本格的に道路に雪が積もっており、降雪も視界を遮るほどの大雪に変わった。
北近畿自動車道、八鹿氷ノ山ICで高速を降りる。
午前3時10分、<道の駅ようか但馬蔵>の前のファミリーマートで買い出しをする。
本日宿泊予定の<ハチ北温泉旅館さかえ>までもうすぐ。旅館に入れるのが7時からなので、到着しても3時間程時間がある。
旅館の駐車場で仮眠をとるまでの間の、おにぎりやビールなどを買い込む。
旅館からリフトまでは歩いてすぐなので、旅館についてしまえば車を運転することはない。
旅館を目指すが、降りしきる大雪で視界不良。ワイパーは付着した雪が凍てつきほぼ機能しない。
凍りついた雪を落とすために<道の駅ハチ北>に立ち寄る。
しかしそこには、吹き荒れる嵐に行き場を失った動物たちが洞窟で体を寄せ合うように、多くの車が所狭しと停車し、しんしんと降り積もる雪の中で除雪車が入るのをじっと待っていた。
停車するスペースも見当たらない。
仕方がないのでワイパーの氷だけを払い落とし、再び旅館を目指す。
しかし、この大雪の中でもデリカ4WDは威力を発揮し、何のためらいもなく雪道を力強く進んでくれる。
午前4時過ぎにハチ北旅館街入口の駐車場に到着。
ハチ北旅館街に登る坂道で先行した車が2台スタックしており、旅館街への道路は本日閉鎖するらしい。
今日はここの入口駐車場に停めるしかない。<ハチ北温泉旅館さかえ>は、坂道を歩いて500メートルほどの距離にある。
車を停め仮眠をとって夜明けを待つ。
7時前に目が覚める。
天候は一時的に回復している。
昨日から停めているのか、隣の車はほぼ埋もれている。
駐車場の人に再び道路状況を聞くがリカバリーできておらず、今日は旅館街への道は封鎖するので、歩いて行ってくださいとのこと。
車の中で着替えて、板を背負い歩いて<ハチ北温泉旅館さかえ>を目指す。
続く