29.10.1(日)
<司馬遼太郎展>が愛媛県立美術館で開催されている。
「二十一世紀に生きる君たちへ」
司馬遼太郎が私たちへ残したメッセージが、壁面に大きく書かれている。
・・・もし「未来」という町角で、私が君たちを呼びとめることができたら、どんなにいいだろう。
「田中君、ちょっとうかがいますが、あなたが今歩いている二十一世紀とは、どんな世の中でしょう。」
そのように質問して、君たちに教えてもらいたいのだが、ただ残念にも、その「未来」という町角には、私はもういない。・・・
そのメッセージを受け止めた「未来」の私たちは、彼が望んだ日本の「未来」のあるべき姿として、本当に誇り高く歩むことができているのだろうか。
さわも壁面のメッセージを小さく声に出して読みながら、小学校3年生なりに感じ受け止めているようだ。
一方かほは、「未来より目の前の<ひつじのショーン展>だぜっ!」とうるさい。
しかし、ここは写真撮影のみで勘弁してもらう。
美術館を出て、少し歩いて<坂の上の雲ミュージアム>へ向かう。
須田剋太「街道をゆく」挿絵原画展を鑑賞する。
萬翠荘へ
坊ちゃん列車に手を振ると、乗客が応えてくれる。
愛媛県では、昨日両陛下をお迎えして、64年ぶり、そして単独開催では初となる第72回国民体育大会の開会式が行われた。
選手のみなさんのご健闘をお祈りします。