アラビア語
のエジプト方言辞典が出て、カイロのザマーレクで、一冊75ポンドで山積みで売られているそうです。編者はカイロ大学の教授だそうで、対象は、アラビア語話者の日本語学習者とのこと。(
2010/09/09訂正:
7月の時点で、下記ブログに述べられたアラビア語方言辞典と、この辞典を混同しておりました。まったくの別物だそうです。謹んで訂正・お詫びさせていただきます。 これは、国際交流基金が日本語学習者向けに出版した
『基礎日本語学習辞典』(日本語→正則アラビア語)の話です。)
ああ、実物を見てみたい! 目下、その辞書の詳細について続報待ちです。
以下に述べる辞典と、上記の時点は別物です。
早とちりですみません。(2010/09/09)
【追記】
trans-eurasian-ism というブログに詳細な情報が載っていました。
書名は『アルゲスル辞典』(あまり響きが美しくないが、ゲスルは「橋」の意。)
アラビア語日本語辞典と日本語アラビア語辞典は合冊されているのではなく、前者が85エジプト・ポンド、後者が125エジプト・ポンド。
(上記の75ポンドという情報は、タイプミスでしょうか。)
「基本的には「単語のリスト」なのだが、使い方の難しい日本語には親切に例文も添えられている。」とありますので、その点では、Hinds & Badawi
A Dictionary of Egyptian Arabic には負けますが、1986年以降の語彙も含まれているはずで、それは強みでしょうね。
「カイロ大学内の書店で売っているのかどうかは不明(おそらく売っていない)。いわゆる自費出版のようなカタチで、一般には流通していないと思われる。」とのことで、実際、写真を見ても、出版社名が表紙等に明記されていません。
でも、ザマーレクで山積みなら買えるかもしれません。
見出し語が、アラビア語日本語辞典の方が1万5130語、日本語アラビア語辞典の方が1万7250語だとの話です。(Hinds & Badawi の見出し語が何語だったか調べようとしたのですが
、辞書に記述なし。(
2010/07/23訂正:
序文によると22,500語)
【追記 2010/07/23】Hinds & Badawi の見出し語は、22,500語でした。訂正を入れました。なお、同書の序文によれば、Hans Wehr 第3版の見出し語は、35,000語。
また、
trans-eurasian-ism によれば、編者は、
カイロ大学教授ではなく、筑波大学で修士号を取得した女性で、旦那様が、カイロ大学日本語学科の講師、本辞書の校正に当たったとのこと。
【追記 2010/09/09】 ごちゃごちゃとすみません。この記事では、2つの辞書の話がごった混ぜになってしまいました。Musa さま、コメントありがとうございます。
現物を手に入れましたら、新しく記事をアップしようと思います。
【追記 2010/09/18】 お蔭様で両方とも手に入りました。まず、
エジプト方言辞典についての記事をアップしました。