アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

ウェブ上の聖典クルアーン

2010年01月29日 20時31分18秒 | イスラーム
 以前、http://www.isuramu.net/kuruan/index.html で、日本ムスリム協会発行の『聖クルアーン』の和訳部分を読めた(日本語の単語検索機能もあった)のに、このURLでアクセスしても、404 - File or directory not found. になってしまい、先日、急遽和訳を参照したかったとき、とても困ってしまった。
 本家(?)の日本ムスリム協会のサイトに行ってみたが、「ハディース検索」はあっても、コーランが、クルアーンが、アル=クルアーンがない。

 幸い、コーランの各国語訳を集めた音声付きの KURAN.gen.tr というトルコのサイトがあり、そこに日本語版もあった。助かった!
 トルコ語がわからないので、良くわからないのだが、OKU という欄のアイコンをクリックすると、本文が読める。İNDİR の欄にある、PDFらしきアイコンは、クリックしても白紙のPDFがでてくるのみだが、その右にある稲妻マーク(?)のアイコンをクリックすると、DİNLE の欄にある、スピーカーのアイコンをクリックしたときと同じところに飛ばされて、アラビア語のコーラン朗誦が聞ける。
 いちばん右の TAVSİYE ET の欄からは、何かメール・アドレスを入れたりするようなフォームが出てきた。トルコ語がわからないので、何だかやっぱり良くわからない。

 そのあと、試しに http://www.isuramu.net/ にアクセスしてみたところ、http://krn.org/ja/ に飛ばされ、見てみたら、上記の日本語版と同じ和訳が掲載されていた。それだけでなく、解説も付いているし、日本語による検索もできるので、http://www.isuramu.net/kuruan/index.html で公開していたものを、バージョン・アップさせて、新URL で再開したのではないだろうか。ただ、「前書」(まえがき)をクリックしても、今のところは何も出てこない。真っ白。今後に期待。

【追記 2010/02/17】コメント欄より、抜粋:
ウェブ上の、日本ムスリム協会の日亜対訳注解聖クルアーン
http://sites.google.com/site/quranjp/
 英訳も付いている。アラビア語部分は画像。
 目次から各スーラへのリンクが効かないが、sites.google.com/site/quranjp/sura38 のように、URLで章番号を指定すればOK。

http://www2.dokidoki.ne.jp/islam/quran/quran000.htm
 『日亜対訳クルアーンCDROM』に基づく。
 日本語検索可能。
 アラビア語部分も画像でなくテキスト。

【追記 2010/02/21】 さらに発見。
The Quranic Arabic Corpus
http://corpus.quran.com/
英訳付き。機能いろいろ。(記事

クルアーン 日本ムスリム協会訳
http://www.geocities.jp/theeguu/quran/index.htm
日本語テキストのみ。検索機能なし。(記事

ヨルダンのラニア王妃のURL

2010年01月04日 23時53分34秒 | アラブ関係URL
RANIA AL ABDULLAH
http://www.queenrania.jo/

Queen Rania on YouTube
http://www.youtube.com/user/QueenRania
(第1回 YouTube Visionary Award 受賞)

Twitter
http://twitter.com/QueenRania

facebook
http://www.facebook.com/QueenRania
(YouTube Visionary Award 受賞の際、
YouTube をやっているのは、facebook に友達がいないから
とおっしゃっていましたが…!?)

Madrasati(私の学校)
http://www.madrasati.jo
ラニア王妃と教育省のコラボで
学校の改修など子供の教育環境改善を目指す

Jordan River Foundation
http://www.jordanriver.jo
ラニア王妃が会長を務められるNGO
ヨルダン社会の活性化を目指す

queenrania's photostream
http://www.flickr.com/photos/queenrania/
ラニア王妃のお写真満載

【追記 2010/01/20】

My 5 for Education
http://www.my5foreducation.com/

Twitter
http://twitter.com/QueenRania

ワニ肉

2010年01月02日 21時22分52秒 | アラブ料理その他
 渋谷ではたらくWEBマーケティング担当者のブログというブログに、エジプト料理の記事発見! そこに、
 
「このお店では、ラクダ肉、ワニ肉、ラム肉やケバブーなど定番のエジプト料理を食べることもできます」

と書かれていたのに、ちょっとびっくり。ワニ肉って、エジプト料理の定番!? 確かに、アスワン・ダムやアスワン・ハイ・ダムができる前は、ナイル川を泳いで、カイロまでワニが来ていたという話は聞いたことがあるけれど、今、ワニを食べているエジプト人なんて、どのくらいいるのか? ナセル湖畔の住人?

 ただ、

ハディースのひとつに、「預言者ムハンマド ص は、イスラーム教徒たちがワニ肉を食べていても、何もおっしゃらなかった」というものがあり、よって、ワニ肉を食べることは、推奨されるわけではないが、教義違反ではない、

という話を読んだ記憶がある(但し、どこで読んだかの記憶がない)ので、調べてみたところ、islamhouse.com の『飲食』の4頁目に、ワニは食用禁止の肉類のひとつとして挙げられていた。ううむ、記憶違いだったか。

 そもそも、アラビア半島にはワニは生息していないらしく、とすると、預言者ムハンマド ص の前で人々がワニ肉を食べるという状況自体がありえない。やはり、イスラームでは、ワニ肉は禁忌なのか。

 ちなみに、わたくし、ラクダ肉はまだ一度も食べたこと無し。いつの日にか食さむ。

ユニ・チャームがエジプトで紙おむつ生産

2009年12月27日 16時26分34秒 | アラブ・中東の現地の話
 日刊スポーツの2009/12/24の記事(共同通信による)によると、ユニ・チャームはカイロ北東約80キロにある“ラマダーン月10日”に土地を確保、11年末までに工場を完成し、12年4月に紙おむつなどの生産開始を目指すとのこと。

 ユニ・チャームは、サウジアラビアの工場で製品を製造し、それを輸出する形で、売り上げを二桁台で伸ばしてきたが、アフリカ諸国は出生率が高く、今後の需要増大が見込めるとして、アフリカでの現地生産に切り替える方針。

 エジプトで紙おむつ、と言われると、思い出すのは、砂漠でメロンを栽培する話。たぶん、JICAだったのではないかと思うが、日本からの援助の一環で、沙漠を農地にするプロジェクトがあった。そこで紙おむつが活躍したのだ。

 …否、紙おむつの材料が活躍というのが正しい。具体的には、水分を吸収する性質を持つ、紙おむつの芯(?)の部分。これと同じ物質を、沙漠の砂に埋め、その上に種を蒔くなり苗木を植えるなりすれば、普通の水やりの量でも水が農地の表層部分に留まり、作物がちゃんと育つわけである。

 これでメロンが豊作となり、日本人駐在員の皆さまのお宅にも、大量のメロンが回ってきた模様。…90年代前半のお話。

ラニア王妃のツイッターとFIFA会長賞

2009年12月23日 21時50分32秒 | アラブ・中東の現地の話
 YouTube Visionary Award を受賞された、ヨルダンのラニア王妃は、ツイッターもご活用になっている。
 URL:http://twitter.com/QueenRania

 5:25 AM Dec 22nd のつぶやき:
 Touched and honored to receive FIFA Presidential Award.

 そう、ラニア王妃は、FIFA会長賞を受賞なさったのだ。

 5:49 AM Dec 22nd のつぶやき:
 I'm still at beginning of my game: let's make power of football a force for education FOR ALL. Sign up now! #1Goal

 報道によれば、受賞理由は、王妃が、FIFAの「ワン・ゴール・プロジェクト」を推進していること。このプロジェクトは、南アフリカのワールド・カップに合わせて、今後5年間で900万ドルをかけ、サッカー普及を目的としたセンター20箇所を建設、そこを拠点に、アフリカや南米など7500万人の子供に、基本的な教育を受けさせる運動。

 最近(といっても、日付を見直したら9月のことだった…)も、王妃は、子供に教育を受けさせることの重要性を、YouTube でも語っていらっしゃる。(正確に言うと、紙に大書なさっている。)

 ラニア王妃のご活躍に、今後も注目だ。

ラニア王妃のお名前

2009年12月20日 08時07分47秒 | アラビア語
 日本語版ウィキペディアの「ラーニア (ヨルダン王妃)」の項を見たら、お名前のアラビア語綴りに誤り発見。

ラーニア・アル=アブドゥッラー(アラビア語: رانيا العبد الل‎,
ラテン文字転写: Rāniyā al-ʿAbd Allāh、Rania al-Abdullah、
1970年8月31日-)は現ヨルダン国王・アブドゥッラー2世の王妃。

 もちろん、رانيا العبد الله‎ が正しい(=最後に ه を付ける)。

 ところが、このリードの部分は、閲覧者による編集ができないのである。どこに申請すれば、訂正してもらえるのだろうか?

※ちなみに…、
 アラビア語版ウィキペディアでは、当然のことながら、正しく、رانيا العبد الله と、見出しが出ている(但し、エジプト方言版には、同王妃に関する記事なし。)し、英語版でも、Rania Al Abdullah (Arabic: رانيا العبدالله‎) と、正しい綴り。

【追記 2009/12/27】本日確認したところ、お名前の綴りが訂正されていた。الحمد لله

遅れ馳せながら、あけましておめでとうございます

2009年12月19日 12時38分30秒 | イスラーム
 昨日は、ヒジュラ暦1431年の元旦だったそうです。リビア人の先生に、
「あけましておめでとう」
と言われて、知りました。遅れ馳せながら、あけましておめでとうございます。

 先生が、元旦の授業で使われるプリントを、私にも下さったので、新年がらみのおめでたい挨拶、表現集を、こちらにも転記しておきます。


(クリックで拡大)


 オリジナルのプリントで、母音記号が全部には振られていなかったので、上の画像でも、プリントにあった記号以外は振ってありません。あと、下の方の、أن で始まる各文は、أَرجو を付けて使うのだと思います。

 では、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

大巡礼なのに、ジェッダでまさかの洪水

2009年12月07日 17時26分05秒 | イスラーム
 既に時期遅れの話題、犠牲祭。本年のメッカ巡礼は、ジェッダの大洪水で大変だったそうですね。日本語のテレビ・ニュースでしか見ていないのですが、サウジアラビアまで着いたものの、ジェッダで足止めを食った巡礼者もかなりいらしたとか。人によっては、メッカ巡礼は一生に一度の一大イベント! それが洪水でメッカにたどり着けなかったとしたら…。私のような邪教徒でさえ、悲しみを感じます。

 もう亡くなって久しいのですが、カイロでいつも泊まっている安ホテルのビルの入り口に、門番兼煙草屋さんがいました。ムハンマドおじさんというおじ(い)さんでした。一度だけ、出張床屋さんをしているおじさん(たぶん自分の店舗を持っておらず、鋏持参でお客さんのところに切りに行っていたのでは、と思います)と二人で、メッカに巡礼したそうです。そのときの旅券を、記念に大事に持っていました。

 サウジアラビアは、物価が高かった、ハンバーガー1つが20ポンドもした…そうこぼしながらも、おじさんは、真っ白なガラベイヤの裾を翻しながら青空を仰ぎ、
「また、行きてえな!」
と微笑みました。しかし、残念ながら、ムハンマドおじさんのその望みは叶えられることはありませんでした。

 ジェッダの大洪水のニュースで思い出したのが、メッカの大洪水です。検索してみたら、ザムザムの泉、水没 in 1941メッカのカアバ神殿の洪水の写真 などの記事をアップしてありました。あの時期は、大巡礼の時期ではなかったのでしょうね、たぶん。

サッカーW杯 エジプト予選落ち

2009年11月22日 05時28分36秒 | アラブ・中東の現地の話
 18日、エジプトは、スーダンで行われたアルジェリアとのプレーオフで敗退、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会本戦出場を逃した。

 その後の場外乱闘が熾烈!

 そもそも、プレーオフ以前に、12日(14日に試合、その2日前)にカイロ入りしたアルジェリア代表チームの乗ったバスに投石があり、選手3人が負傷している。さらに試合後(エジプトが勝った)、アルジェリアでエジプト系企業の事務所が襲撃に遭う。

 18日の試合後、負けたエジプトのサポーターたちが、アルジェリアのサポーターたちに襲われ、その報に激高したエジプト人たちが、カイロのアルジェリア大使館周辺で19日夜から20日にかけて抗議デモ。エジプトが敗れて怒るサポーターたちは暴徒化。アルジェリアの駐エジプト大使の国外追放を要求。

 ムバーラク大統領の長男アラーッ氏は、テレビで、「敵意には対抗する必要がある」などと発言、エジプト人サポーターたちにとって、これは援護射撃。

 エジプト側は、19日に駐アルジェリア大使を召還。アルジェリア政府も20日、エジプトの大使を呼び出して抗議。

 さらに、アルジェリアは19日、エジプト航空機着陸を拒否。エジプト機はアルジェリア国内にいるエジプト人の避難のため、派遣されたものだったそうだ。(そんなに切羽詰まっていたのか…。)

 自国の代表チームが負けたら、悲しく悔しくなる気持ちまではわかる。私自身、サッカーファンではないけれど、日本が今回、一番乗りで本戦出場を決めたのは嬉しかったし、「ドーハの悲劇」は悔しかったもの。

 でも、暴徒化するのはやめましょうよ…。

回教とイズラム

2009年11月22日 04時26分35秒 | イスラーム
 母校で大学祭(外語祭)が行われている。そして、毎年恒例、外語祭の時期に語学研究所(といっても、そういう建物があるのではなく、研究講義棟内の大部屋)にて、「言語学的懇親会」なるものが催され、今年も参加させていただいた。

 「言語学的」と銘打ってあるように、この懇親会では、毎年、何らかの言語学的タスクが課される。一昨年は、「日本語で敬語が発達していなかったら」という設定で、その場の全員が、いわゆる「タメ口」を叩くというもの。昨年は、「もし、日本語が外国語と接触しなかったら」という設定で、外来語を一切使わずに会話することだった。

 今年のタスクは、各自、死語をひとつづつ挙げよというもの。それで私が挙げたのが、「回教」だ。私が大学受験を控えていた頃は、当たり前に使われていた呼称である。(大雑把に言うと、その昔、ウイグルのイスラーム教徒を回回(ふいふい)と呼んでおり、その人たちの宗教ということで、回回教、略して回教となった。)しかし、今では、
「『イスラム』ではなく、アラビア語の発音に近い『イスラーム』と呼ぶべきだ」
と言われるレベルに上がっている。

 さて、宴のメンバーの皆さま満場一致で「回教」は死語と認定されたが、そのとき、アメリカ人の先生が、
「アメリカでは、中東・イスラーム関係者は『イスラム』と発音するけれど、
 そうでない人たちは『イズラム』と言っている」
とおっしゃる! あとでリーダーズ英和辞典を調べてみたら、確かに、Islam の発音の筆頭が izla:m だった。

世界初のアラビア語ドメイン

2009年11月22日 01時54分18秒 | アラビア文字
エジプト政府が世界初のアラビア語ドメインを申請へ - ネット普及の弾みに

 既に古い数日前の記事です。

 先月末に、ローマ字以外の文字でのドメイン表記を許可する旨、発表されましたが、このたび、何と、エジプト政府が、現地時間で2009年11月16日に、アラビア語表記でのドメイン申請を決定。認められれば、アラビア文字初のドメインになるとのことです。

 AP通信によれば、新ドメインは「.masr」、مصر です。「.misr」ではなく「.masr」と申請してしまうところに、エジプト人の矜持が伺えます。(国歌でも「マスル、おお国の母よ♪」と歌っていますよね。)

 あ、でもアラビア文字で書いたら、どちらも同じか…。

 言うまでもなく、アラビア文字は右から左へ向かって書かれ、ローマ字の書き方とは逆方向。これを乗り越えて、アラビア文字ドメインが実現できれば、アラビア語圏、さらにはペルシア語圏、ウルドゥー語圏、ウイグル語圏などなど、アラビア文字を輸入した地域で、インターネットがさらに普及するだろうと、期待されます。

やっと揃います!

2009年11月16日 03時22分01秒 | アラビア語
 Encyclopedia of Arabic Language and Linguistics (Set Volumes 1-5)、全巻発売!
 4巻までしか揃っていませんでしたが、これで全5巻、やっと揃います。

W杯 エジプト出場なるか?

2009年11月16日 03時15分29秒 | アラブ・中東の現地の話
 来年(2010年)のワールドカップ南アフリカ大会アフリカ予選、グループ3で、アルジェリアとエジプトが首位で並んだため、プレーオフで出場権が争われることになったそうだ。エジプト、頑張れ!

【追記 2009/11/22】残念でした…。

NHKラジオでエジプト方言

2009年09月30日 02時04分07秒 | アラビア語
 2009年10月3日より開始予定の、NHKラジオのアラビア語講座新シリーズは、エジプト方言が中心です。テキストも、ローマ字表記です。
 ただ、「チャレンジ標準アラビア語」(個人的には"標準"アラビア語という表現は嫌なのですが、まあ、その話は置いておいて)というコーナーもあり、そのあとの「読んでみよう! 書いてみよう!」で、アラビア文字の練習もします。
 さらに、「アラブのお国言葉」では、モロッコ、シリア、イラクの方言での単語、表現が紹介されています。

『まずはこれだけ エジプト・アラビア語―口語アラビア語入門』

2009年09月27日 06時00分08秒 | アラビア語
 『まずはこれだけアラビア語』に続き、『まずはこれだけ エジプト・アラビア語―口語アラビア語入門』が登場。著者は同じく石原忠佳先生です。モロッコやアンダルシアのイメージが強かったのですが、エジプト方言もなさるのですね。
 amazon によれば、あえてアラビア文字を使わず、ローマ字とカタカナで、実用性を追求している模様。
 CD吹き込みは、またエバ・ハッサン嬢でしょうか。
 早速、注文しました。届くのが楽しみです。