花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

最澄と天台の国宝

2006年03月29日 | 仏像
東京国立博物館 平成館
天台開宗1200年記念 特別展『最澄と天台の国宝

本日が初日。
本日休暇をなんとなくとっていた。朝ものんびり起きて、午後でかけた。
午前中には、MHVで購入したCDの宅急便が届いた。今それを聴きながら。
(George GershwinmとAndrew Lloyd Webberそれぞれの曲を集めたCD)
さて上野公園。平日だが春休み。かなりの人出にちょっと驚いた。
(でも、桜が人出を誘ったことを後で知る。なんといっても上野は、桜の名所のひとつ)
国立博物館も、混んでいるほどではないが、天台宗関係の人?も多い様子。
ロッカーに荷物や上着を入れ手軽になり、中へ。そして音声ガイドを借りる。
久々なんとなく古い感じの機器。そして要点のみを話してくれるが・・。
ここで、ポスター展示での説明と年号が違ったり、英訳されている名前とガイドの言い方が違ったり・・たぶん予定としては出展されるもかもしれないが・・今回ないものを番号で説明したり。ちぐはぐさを感じた箇所がある。
 たとえば、最澄の生まれ年、展示は766年、ガイドでは767年、小野道風英訳は Michikazse 、ガイドではとうふう。そしてガイドでは93番が両脇にっていうが・・展示番号93はいない。
まあ、こんなミス?を突っ込みながら・・それでも今回の展示、かなり面白い。
2時間半ではちょっと時間がたりなかった。3時間予定すべきだったかもと。
今回、聖徳太子御忌日記念 特別公開ということで、中宮寺の「天寿国繍帳」と聖徳太子像が展示されているため、そちらも見ようと予定し3時間のつもりで出かけたのだった。
それで結局両方見たさで当初の2時間半。
50年に一度の秘仏という善水寺の薬師如来像や、横川如法堂跡から出たという唐草文経箱らめずらしいものや、いろいろな目録やら経などが出展されているが、快慶作の「宝冠阿弥陀如来坐像」が、好きかなあ・・・って。会期中の5月7日まで行くチャンスが、あればもう1度いってみたいけれど。

うるわしのアジア ほとけの美100選

2006年01月11日 | 仏像
1月9日(月)NHK総合
夢の美術館 「うるわしのアジア ほとけの美100選」
前8・35~9・50 (第1部)、
前10・05~11・45 (第2部)、
後1・05~2・50 (第3部) が放送された。
12月にハイビジョンで放送され、1月1、2日にもBS2で再放送されたそうだ。

美術スペシャル「夢の美術館」の第八弾で、「仏の美100選」を紹介したようだ。
NHK総合で放送された時も国立劇場に行くため全ては見れなかった(残念!)
番組では、私自身が実際目にした仏像(仏画)が、いつくか紹介されたようだ、
NHKのサイトに選ばれた100の仏像が掲載されている。
「私の愛する仏」で宮本亜門「向源寺」の十一面観音..なかなか良いものをいうなあ。
この人も仏像好きだったのかぁ..と改めて知った。
もう1度ぐらい再放送深夜にないのかなあ.。
100のうち対面済みのお気に入りを探してみた。
作品番号9:妙法院三十三間堂 千一体千手観音像
作品番号19:平等院 阿弥陀如来坐像
作品番号21:楡林窟 弥勒変 (多分みているとおもう)
作品番号30:室生寺金堂 十一面観音立像
作品番号32:東大寺法華堂 不空羂索観音立像
作品番号35:浄瑠璃寺 九体阿弥陀如来像
作品番号46:観心寺 如意輪観音坐像
作品番号51:円成寺 運慶 大日如来坐像
作品番号52:浄土寺 快慶 阿弥陀三尊像
作品番号53:東大寺 運慶 金剛力士立像
作品番号54:興福寺 運慶 無著菩薩立像・世親菩薩立像
作品番号57:興福寺 阿修羅像
作品番号59:東大寺戒壇院四天王像
作品番号79:敦煌莫高窟 第57窟 仏説法図
作品番号80:第45窟 西壁仏龕
作品番号83:唐招提寺 鑑真和上坐像
作品番号75:向源寺 十一面観音立像
作品番号99:法隆寺 百済観音

以上18..かぁ
しかし、まだまだ、この100選に入っていないお気に入り仏像も沢山ある。
見たことあるけどノお気に入りまでには至らない仏像もある。
未だお目にかかってない仏像もある。

近頃NHKというと問題山積というイメージがあるが、こんな番組は、
はやりNHKだからと思う制作に期待をしたい。

東京国立博物館 「模写・模造と日本美術」

2005年09月13日 | 仏像
「模写・模造と日本美術」「遣唐使と唐の美術」
9月11日に閉幕した展示会なのですが、
今回最終日、体調不良でなければ、
じっくり見たかった「模写・模造と日本美術」

今回、「遣唐使と唐の美術」は、愛知万博に出品された
「井真成墓誌」が、メインのようで、
これは、愛知万博ではゆっくり鑑賞することができた。
ゆえに、後は他にどんなものが
あるのかなあ。程度で軽い気持ちだった。
案の定、不調のせいもあって、時間はかけなかった。

しかし、隣にあたる展示で・・
あっ!吉祥天だ。違うけどよく似てる~
と「浄瑠璃寺」の「吉祥天立像」が、出迎えてくれた。
中に入ると薬師寺「観音菩薩立像」が、黄金ではない姿、
めったに見られない東大寺「執金剛神立像」、
法隆寺「百済観音像」、
違うんだけど、居るは、居るはそっくりさん。
大好きな仏像たち。

そして・・あれ?これボストン美術館でみやんじゃなかったけ?
って解説をみた平治物語絵巻。

そして、敦煌壁画展にも以前展示されてた法隆寺金堂壁画!!
高松塚古墳壁画も玉虫厨子も・・・。

不調じゃなかったら・・・かなりの時間をかけていたと思う。
というか、これを見たいゆえ・・・不調をさらに悪化させていたかも。
偽物だけど、本物!といっていいような、模写、模造している人たちが
一流なのだから。
狩野派の画家や、岡倉天心、竹内久一、
横山大観、前田青頓、桜井香雲・・・
「模写・模造と日本美術」

久々に面白い展示だったのに・・・。
これは、ちょっと悔やまれた。
それでも、少しでも眼にできたことがうれしかった。

DUNHUANG 敦煌

2005年09月08日 | 仏像
珍しく「敦煌」の本を開く。
2000年6月に出版された敦煌の本。
敦煌に行ったときに買い込んだ本の1冊。
ほかに買い込んだものより、写真がきれいで
莫高窟だけでなく、楡林窟や西千仏洞も載っている。
(素人としては、敦煌「莫高窟」等の本は
かなり買い込んでいるほうではないかと・・・)
敦煌の壁画や彫塑は、唐時代のものが、やはり優雅で美しい。
この本、中身はもちろんすべて中国語だが、
写真がメインなので、見易い。敦煌紹介にはもってこい。

現在、日本語版は見かけたことがない。

「『中国 敦煌』敦煌研究所 編 」
江蘇美術出版社から発行 A4サイズ
ISBN 7-5344-1108-4/J.1105
という書号ついている。
表紙は、有名な莫高窟45窟の
菩薩像である。

もちろん、その唐時代の壁画や彫塑も掲載されているが、
五代、宋、西夏、元時代のものもみのがせない。

莫高窟・・第3窟 元
千手千眼観音の壁画は見事のようだ。手元の本にも掲載されているのだが
実際にはみたことがない。レプリカは、みれるのだが・・・
あこがれている窟だ。

第465窟 元
こちらはチベット密教の影響が強く、青の色が映える壁画である。
1度だけだが、この窟には、入ることができ感動!という気分を味わったっけ。

楡林窟・・第2窟 西夏
水月観音。線描きの見事な観音様である。
同様に3窟も見事な象にのった普賢菩薩が、描かれている。

しかし、この楡林窟においては、線描きの見事な壁画とはまったく違う
庶民的な壁画も数多く存在しているが・・・この本には掲載されていない。

日本での出版物では「敦煌の美術」大日本絵画巧芸美術株式会社
が発行したのものが見やすく入手も楽!
しかし、1980年発行ゆえ、壁画や彫塑は良いが
町の景色がいかんせん古い!
(もともと54年に「SUN MOOK」の別冊として発行されたようだ。)

朝日新聞や、学研、小学館などが、ちょっとした雑誌で敦煌を特集するが
こちらは、町並みこそ今だが・・それ以外は。同じようなものばかり。
最近NHKで新シルクロードを放送しているが、どこか以前より
衝撃もないのは・・私が、歌舞伎やらミュージカルに眼が向いてしまっているからか?