おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

変えていくこと、かわること

2020-05-16 | あしもとからの思索
大きな変化は、まあ、なかなかストレスも大きいものだけれど、小さな変化は実は常に起こっている。
小さなことには、気がつかないで、もしくは気づかないふりをして、今先にやらなければと思っていることをやりがちだったり、これまできっとそうしてきたのだろうな。

我が家の場合、私も娘も、先に身体が反応する。身体の反乱に出会って、やむなく、頭で考えた計画は修正せざるをえなくなる。それは後から振り返るとほとんど、修正してよかったね、ということなので、身体の要求には、なるべく従うようにしている。

コロナは思いがけなかったが、私がうっすらと計画していたことと重なる部分もあったので、ひきこもってその計画を進めていた。けれど、やはり、2ヶ月もほとんど外出しないでいると、身体がふわふわに心許なくなっている。コミュニケーションのすべてがPCごしのため、目の間と肩甲骨の間は重く膨らんでしまっている。眉間にヒトデが張り付いて、背中にはカメでも背負っているようだ。感情が動きにくくなり始めている。

タップの稽古はしていても、1坪の自宅稽古場では足りないのだ。
劇場空間にいつでも対応できる身体づくりを心がけ、広い空間でさまざまを把握する稽古を私は大事にしてきたけれど、神奈川では外に出ることもまだ控えた方が良さそうで、そのうえ劇場で演者がマスクをすることがガイドラインとなってくるとは、、、、、
こうして劣化していく身体を記録しておくのもよいか。
今は劣化としか思えないけれど、また、いちから基準を変えてつくりなおしていくことになるのだろう。むしろすがすがしい。

今日は、こんなにオンラインな状況でも、個人の電波を持たない仲間たちより、アナログなお便りが伝えられてきた!
手紙!絵!おどり!
ここで紹介できず残念だが、施設のタップメンバーからのメッセージに、ここ最近のなによりも元気が出た!!!

たとえ個がつながれなくても、メッセージは伝言していける。
太古から続く方法は?

表現の原初に戻って考えよう。


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