おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

でも、デモ

2015-07-18 | あしもとからの思索
国会近辺に友人が多く集っていたこの数日。
これだけ一般の人々の声がきこえても無理矢理が通る、公共放送が中継をしない、強行採決審議。

私は娘達が子育てをするこの日本という国が、戦争に加担しない国であって欲しい。けれど、これまでも目に見えない形でずっと加担して来ているのです。経済という名で、爆弾を落としている。

2011年の経産省前ではお母さん中心の静かな意思表示に参加した。


けれど2012年の’あじさい革命’といわれた国会前デモに何度か参加して以降、私はデモには行かないことにしました。デモにいる私はただの役立たずです。それを受け入れながら怒号に混ざるのはいやだ。



デモにいる人たちみな、好きで行っているのではなく止むに止まれずに行っているのです。憤りと無力感を抱えながら。暑い中、杖を使ったお年寄りのご夫婦が、ユックリ歩く。会社帰りの若い人がまざる。みなデモ慣れしていないけれど、止むに止まれず集っている。デモに行った事がない人は、行ってみるべきだと思う。
でも、選挙以外で政治に対して何が出来るかなんて、やっぱりさっぱりわからないのです。私は甘くて’こういう甘い輩が多いから日本はだめ’なのかもしれません。でも、私は、ひとりひとりが身の回りから小さく理想の未来を実現させるしかない気がしています。小さな実現では世界は変わらないかもしれないけれど、願う未来をまずは小さく実現させる。

大きなものは、丁寧なひとつひとつのつみ重なりで、あるときふっと動くのではないかと思うのです。

無理矢理動かされる様なことにたいして、その時だけ声を上げるのではなく、日々の選択を変える必要がある...
ずっと活動されている方、はじめて意思表示の勇気をもつ方、いろいろな意思表示に賛同します。
私は私の方法を、さがしています。



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