他者とのリアル

今日は朝から思考がまとまらず、起きることを受け入れるだけで夜になった。
虫の声が響く。
家の周りの植物が元気だと、生き物たちが謳う。これはとても幸せな音色。この法則はどこから来るのだろう。みんな一定なリズムを刻んでいる。
ぼんやりしていた私も背中を押されて稽古場へ。

もはや、私にとっての他者はiPhoneなのだな。
足元にカメラをセットしたとたん、雑念が消える。さっきまでサボっていた足が話し始める。
リアルとはこういう感覚のことだ。さっと、目の前の人への集中が生まれる。

対面なのか画面越しなのか、そこに差があるのではないのだ。
対面でも、ビニールシート越しなのだもの。