近所に農家さんがあると、お野菜は地球の恵み!と実感する。雨降りと夏日が繰り返される中で、みるみる大きく膨らんでいく野菜たち、畑には少し小さめな予備軍が、まだ植物の顔をしてにょきにょきしている。
巨大なズッキーニと、綺麗な黄色はコリンキーかな?茄子も胡瓜もパツパツとはちきれそう。
私はさっそく、胡瓜に塩と梅酢を振りかけてタッパーをガラガラと振って置いておく。ちょっと味見をすると、種の周りは甘く柔らかく、あまりの美味しさに手が止まらない。あぁ、このまま河童になってしまっても構わない...
そう思いかけて、いやいや、昔から河童みたいなものだったんじゃないか、と振り返る。いつも楽しかったけれど、親子それぞれに普通にしているつもりでも、ちょっと外れていたんだろうな。
このブログで、昔の日記なのに何故か“最近読まれた記事”にたびたび浮上してくる「弁当とムカデ君」という回がある。アトピー娘に、給食と交互に週に何回かお弁当を持たせていた時期があるのだが、ある日のお弁当に百足が入り込んでいたという日記である。当時暮らしていた鎌倉山崎の古い平家は床下が土で、台所も床下からの空気が感じられる風情だったので、ムカちゃんうっかり温かい湿り気に滑り込み、蓋を閉められてしまったのだろうか。ちなみに部屋で彼らとばったり出くわしても、慌てず騒がず箒で掃き出すだけ。さいわいなことにこれまで噛まれたことはない。
これには不思議談がある。
娘のお弁当箱は曲げわっぱの二段弁当だったのだが、初めに発見した時ムカちゃんは一段目にいたらしい。すぐ蓋を閉めた娘が、先生に申し出て給食をもらい、先生がおそるおそる確認してくださった時、一段目は異常なく美味しそうで、二段目を開けてみたらご飯の上にムカちゃんがいたそうだ。曲げわっぱの二段弁当って、結構隙間なく一段目と二段目が重なっているものだけど、どう移動したのだろうか?二段目に行くぐらいなら、蓋の方がもう少し隙間があるのだが。
いや、それよりも、学校の先生は大変ですね...こんなことまで。。。
谷戸に近くヤギなども飼っていた学校で、生き物への対応はナチュラルでありがたかった。そもそも、都会では起こらないことでしょう。
豊かな生態系ならではの...
あ!こんなことを河童の仕業っていうのかな?