おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

河童的

2020-06-21 | おすすめ!
近所に農家さんがあると、お野菜は地球の恵み!と実感する。雨降りと夏日が繰り返される中で、みるみる大きく膨らんでいく野菜たち、畑には少し小さめな予備軍が、まだ植物の顔をしてにょきにょきしている。

巨大なズッキーニと、綺麗な黄色はコリンキーかな?茄子も胡瓜もパツパツとはちきれそう。
私はさっそく、胡瓜に塩と梅酢を振りかけてタッパーをガラガラと振って置いておく。ちょっと味見をすると、種の周りは甘く柔らかく、あまりの美味しさに手が止まらない。あぁ、このまま河童になってしまっても構わない...


そう思いかけて、いやいや、昔から河童みたいなものだったんじゃないか、と振り返る。いつも楽しかったけれど、親子それぞれに普通にしているつもりでも、ちょっと外れていたんだろうな。

このブログで、昔の日記なのに何故か“最近読まれた記事”にたびたび浮上してくる弁当とムカデ君」という回がある。アトピー娘に、給食と交互に週に何回かお弁当を持たせていた時期があるのだが、ある日のお弁当に百足が入り込んでいたという日記である。当時暮らしていた鎌倉山崎の古い平家は床下が土で、台所も床下からの空気が感じられる風情だったので、ムカちゃんうっかり温かい湿り気に滑り込み、蓋を閉められてしまったのだろうか。ちなみに部屋で彼らとばったり出くわしても、慌てず騒がず箒で掃き出すだけ。さいわいなことにこれまで噛まれたことはない。

これには不思議談がある。
娘のお弁当箱は曲げわっぱの二段弁当だったのだが、初めに発見した時ムカちゃんは一段目にいたらしい。すぐ蓋を閉めた娘が、先生に申し出て給食をもらい、先生がおそるおそる確認してくださった時、一段目は異常なく美味しそうで、二段目を開けてみたらご飯の上にムカちゃんがいたそうだ。曲げわっぱの二段弁当って、結構隙間なく一段目と二段目が重なっているものだけど、どう移動したのだろうか?二段目に行くぐらいなら、蓋の方がもう少し隙間があるのだが。

いや、それよりも、学校の先生は大変ですね...こんなことまで。。。

谷戸に近くヤギなども飼っていた学校で、生き物への対応はナチュラルでありがたかった。そもそも、都会では起こらないことでしょう。
豊かな生態系ならではの...
あ!こんなことを河童の仕業っていうのかな?



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