おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

ふきまんぷく

2020-04-27 | おすすめ!
子どもの頃好きだった絵本に「ふきまんぶく」がある。今調べてみれば、田島征三さんであった。
絵はゴツゴツと土くさくて、主人公の女の子も別段可愛らしくはないが、ふきのとうになって、包まれて安心する様子に共感していたのかもしれない。世界が大きくなるように感じた、ふきのすべり台。


最近、農家さんのお野菜が朝の1時間で売り切れてしまうそうだ。農家さんいわく、「もう異常」なんだそう。私もその時間に競っては買えなさそう。いつもなら店番ものんびりしていて、買う人も採りたての美味しいお野菜を見て楽しんで、必要な分だけ求められる場所なのだけど。

お野菜が手に入らなかったので、またフキを摘む。だいぶ太く長くなってきて今が採りごろですよ!



*採り方のコツ
茎の根本をちょっと揺すったら、上に引っ張るとパコっととれる。折ろうとすると、繊維がぐずぐずになってなかなか採れない。

*茹で方
灰(重曹でもよいみたい)を入れた多めの湯に、葉っぱは数枚づつ入れて湯掻き、ほどよく柔らかくなったら水にとりつけておく。茎は鍋に入るサイズに切ったら全員で数分茹で、そのまま火を止めて放置。適当なところで水にとり、1本づつ皮を剥き、水につけておく。

*食べ方
<茎>椎茸出汁の煮物か、私の好物は油揚げで5本づつくらい巻いた篠田巻き!香りをなくさないよう、煮すぎず、お出汁に入れて温まった頃あいに火を止めて、味がしみるのを待ちます。
炒め物なら、ゴマやくるみとともに、味噌炒めか醤油炒めでザクザクと!オリーブオイルでガーリック炒めに塩をふったのも美味しい!

<葉っぱ>思いつきで試したらとても美味しかったフキロール!
3時間ほどアク抜きした葉っぱの水気を拭いて、ロールキャベツ状に具を巻きます。私は今日は、鶏胸ひきにく、味噌、水切り豆腐、刻みフキも混ぜて具にしました。包んだら、まわりに薄く片栗粉をはたいて、多めの油でカリッと焼きます。パクッとかぶりつくと、フキのほろ苦さが、ジュワッと香ります!

いやはや、フキでまんぷく、満足です。

野の花も発酵ジュースに。
恵みの季節ですね。








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