ひとりで家に籠もってはいられない対面支援の必要な人々は支援施設に通所しており、重篤な何かがあれば病院へ行くとしても、現在健康であれば、毎日を施設内で過ごしている。過ごすとは、黙ってそれぞれがじっとしているわけではなく、必要なサポートを受けながら、互いに喋り、協力しあって作業し、お昼ご飯を食べて休憩したりすることである。
今日は施設のオープン・タップセッション。輪になったところでアルコール消毒が回ってくる、という手順が追加されたが、それ以外はいつも通りだ。"いつも通り"を守ることが、心身の安定につながる方も多い。
興味のあることへの集中力は高く、食いつくように吸収され、興味のない提案には一気にバラける一同。反応が素直でとてもわかりやすいなぁ!みな、簡単なものには飽きていて、シンプルさを好みつつ、質を求めてる。アクセントへの反応の良さなどにそれは反映されて、ダイレクトに音として伝わってくる!
(写真はイベント時の様子)
この日は次にもう一施設。
いくつかの施設から仕事を終えた任意のメンバーがタップに集まってくるこちらでは、販売の仕事もどんどんキャンセルになっており、今後休所もみこしているとのこと。3月前半のタップは中止となった。
それぞれの状況のなか、現場ではどこも情報を集め知恵を出し合い、真摯に対応策を考えている。個別の判断が尊重される世の中を願う。