私の感じる痛みを、目の前の人がまるで理解していないことを知る瞬間の絶望感。軽く投げられたその言葉が私を打ちのめす衝撃も、他者にとっては鼻で笑うような過敏さとみられもする。
痛みとは、本人にとってのグサリと突き刺されるポイントであり、本人以外からは曖昧なことなのだろう。
そんなそれぞれ個別な痛みを立体化して、他者と鑑賞しあう美術展示が行われている。
アイムヒア プロジェクト
渡辺篤 個展
BankART SILK(シルクセンター1階)
金土日は18時から作家による解説あり。展示予定は3/15までですが、この状況ですのでお早めにどうぞ!
はたらきあうこと、きずつけあい、修復し続けること。
孤立からぬけだす過程に必要なのは、共感ではなくて共有なんだなぁ。
関係性について考えるきっかけになる美術体験だと感じます。